本の散歩 49/69@横浜 山手教会 furu.164 2020年9月10日 16:49 『ひとすじに』詩・八木重吉、絵・松永禎郎。 飾らないもの、素朴なものがどうしてこんなに胸に響くのだろう。簡単なことをわざわざ複雑にしたり、ちっぽけなものを大仰に飾りつけるような世界に生きているからか。八木は小さきものに大いなる不思議を見つけ、その不思議をそっくり味わい言葉にする。それが詩であるかどうかはどうでもよかった。無題、が多い。詩作さえ利欲に思えたらしい。「神様 あなたに会ひたくなった」これもまた詩。イエスへの思慕に溢れる。詩集の『秋の瞳』『貧しき信徒』は青空文庫で読める。近代日本最初の教会で。 #散歩 #おすすめ本 #詩集 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート