本の散歩 58/69@三浦市 三崎
『時間は存在しない』カルロ・ロヴェッリ。
時間ほど掴めないものはない。何十年も前のことを鮮明に覚えていたり、昨日のことをすっかり忘れていたり。記憶にあることは自分の中に存在しているけれど、記憶にないものは在ったといえるのか？本書はイタリアの理論物理学者が物理学、自然科学、数学、哲学等を用いてシームレスに時間を論じる意欲作。難しくてほとんど分からない。が、なんとか噛み砕こうと繰り返し本を読むことに醍醐味はある。果たして分かる瞬間は訪れるか？撮影したのはいつか夢で見た場所。デジャブだ。ハッと胸が高なった。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？