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立って半畳寝て一畳

九月十六日

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どこに住んでも仮住まいの感が拭えない。腰を据えて生活をしたい。
生きることに興味がないことと同じだ。「家具を買っても意味ない」「長く住むわけじゃないからあるものでいい」と思う。
立って半畳寝て一畳であるため、必要以上の家具や家電が欲しくないという気持ちもある。これは良いことだと思う。余計なものを買わなくて済む。

先日は本棚を捨てた。
要らない、と思ったからではなく経年劣化でぼろぼろになったため新しいものを買おうと捨てた。捨てた後にとりあえずと床に並べてみたらこれがちょうどいい。買う必要がないのでは、と並べたままにしてある。猫が本に寄りかかって寝ていることもある。
床の掃除がしづらいことと奥の方にある本を取り出しにくいという難点があるため、本棚は買う予定。


我が家に居る夫兼ベストセラー作家に「どうやったら読みやすい文章が書けるのか」と聞いたところ「数字を漢数字で表記にする。賢そうに見えるから」と教えてくれた。もっと具体的に教えてくれたら良いのに・・・と思った。しかし文章が上手くなるコツを具体的に書く、とはとても難しそうだ。

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シャマラン監督「オールド」を見に行く。
映画館で映画を見るのは久しぶりだ。シャーリーズ・セロン主演「ロング・ショット」以来になる。
シャマランがあの役で出てきた時点で嫌な予感がしてくる。映画においての嫌な予感=わくわくである。人生のトピックスがつるべ打ちで起こり、喜怒哀楽さまざまな感情を味わう。
光と影の美しい映像が特に素晴らしかった。撮影監督は「イット・フォローズ」や「アス」を撮っている人。シャマランの次作もぜひ撮って欲しい。ファンになった。

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