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青の瞬き
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もう誰も居なくなってほしく無いと願いながら、自分は早く死んでしまいたいと思う。どちらの祈りがより強いだろうか。
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週末の予定にわくわくする。
6月に3ヶ月分働いたので、7月8月は夏休み気分で過ごそうと思う。
屋根と滑り台があるプールに行きたい。
イケメンパラダイスでのシアンくんとウタくんの演目を見て、こういうBLを読んで育ってきたことを思い出す。久しぶりにpixivなどを開き、頬を赤らめながら観覧した。
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雨が降ったり止んだりで、その度に一喜一憂する。
女の子とおかげ庵に行き、お団子を焼く。イベントで会うのも賑やかで良いけれど、向き合ってゆっくり話すほうがやはり好きだ。
ステージに出たり自分で女子会をひらいたりしているため、とんでもないパーティ野郎だと思われがちだが、本来の私は根暗でゆううつな人間である。じっくりお団子を焼きながら会話をするのが性に合っていると実感する。(散歩やシーシャも好き。会話以外にやることがある方がより落ち着く。)
明日から旅行に行く。
以前はあれもこれも持っていき、大きなキャリーケースがぱんぱんになるほどの荷物を入れても不安で仕方なかった。
最近は最小限で済ませるようになった。薬と髪の毛のコテがあれば何とかなるとわかってきた。
わくわくするけれど体はクタクタだ。よく眠れるといい。
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楽しみすぎて寝付けず、楽しみすぎて早起きする。
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今日から2泊3日の車旅が始まる。
まっ茶さんが一緒に行ってくれると決まった時は心強かった。
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早速京都に寄り道をし、憧れのフランソア喫茶室へ。まさか今日行けるとは思わなかった。
水玉柄のレトロなワンピースを着たまっ茶さんは場によく馴染んでいた。一方私は地味な装いだった。ここに来れた幸せをいまいち表現しきれていない。こういう場所に来る時はおめかしした方が楽しいのだと知る。
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神戸のドミロンさんへ。
1カ月間、展示をさせてもらった。
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いつもTwitterでお見かけしている方や、この機会に仲良くなれたらいいなと思っていた美女たちと会うことができた。
一人一人とゆっくりお話し、というのは難しかったけれど、でもお顔が見れて良かった。
搬出をしながら、またここで展示をやりたいと強く思った。
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近くの宿に泊まる。
何もかもが私の好みで、ここなら何泊でも出来そうだ。既に自室のように寛いでいる。すぐにでもまた泊まりに来たい。
福原は変な街だから夜のお出かけは絶対楽しいと分かっているのに、体力の限界なので寝ることにする。
明日も楽しい事や奇妙な事がたくさんあるといい。
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まっ茶さんと車に乗って神戸まで来た。
運転はお任せして、私は助手席で目を閉じて横になっていた。たまに薄目をあけると、窓ガラスについた雨の粒がきらきらと撥ねているのが見えた。
山には淡い色の雲のような、霧のようなものがかかっている。ぼんやりと見ていると、なんだかこの山に向かっていくにつれ、よくない事が起こるのではと不安になった。
どこまでも行こう。でも、いつかは家には帰らなければいけない。ずっと帰らなくてもいいと言われたらどうしよう。途端に帰りたくなるかもしれない。
何も待っていない部屋について考える。からんとした部屋の中で誰かが待っていると想像してみる。今帰れば本当に待っているかもしれない。でもこんなに遠くに来てしまった。すぐに帰ることはできない。待っていてくれるだろうか。私の帰りを待ち侘びて、退屈しているだろう。でもそんなことはもう、無いのだ。
どこにでも行ける。でも、どこにも行けなくていい。一番大切なものを失ったからどこにでも行ける自由が得られるなんて、最悪だ。自由なんて要らない。何も必要ない。
でも一番大切なものはもう私には無くなってしまったのだ。
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ドミロンさんとまっ茶さんと朝ごはんを食べる。
こんなにパワフルな朝ごはんはなかなかない。我が家の近所にもこんなお店があるだろうか。ちゃんと暮らすことを放棄せず、地に足をつけて前を向いて生きていく覚悟を決めるのもいいかもしれない。その第一歩として美味しい朝ごはんが食べれるお店を探してみるとか。
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雨が降ったり止んだりする天気は、はっきりしないけれど私は好きだ。
傘の影から見える景色や人の影、内のような外のような傘の中。たまに見える女の子の横顔。小さなことで一喜一憂したい。
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全身全霊でまっ茶さんを撮っていますね、と誰かに言われた。その通りだと思う。なんだかよくわからない想いを彼女に託している気もする。
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ドミロンさんにはまた明日会うように別れを告げた。
明日会っても一年振りになったとしても、変わらないテンションで挨拶が出来るだろう。ゆるゆると長く続いている関係が、今は一番大切に思える。
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まっ茶さんが運転する車で愛媛に行く。
私は相変わらず助手席でひっくり返り、窓の外に猿が居るだの渦潮が見えるだのと大騒ぎをし、移動を満喫していた。名物なのかな、と思って買ったおやつが栃木県で作られているもので、損をした気持ちにもなる。
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愛媛ではたぬきの一家と合流をする。
足を湯につけたり、魚を食べたり、めずらしく酔っ払ってみたりする。
最後にたどり着いたシーシャ屋さんで「チルしに来ました」と言ったら、チルという語彙はもう誰もが使っていない、とたしなめられた。
居心地の良いバー兼シーシャ屋さんだった。まな行きたいな。
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こんなに楽しい一日を過ごした。
ホテルのベッドで日記を書いている。半分眠っている状態で書く日記を、次の日に読むのが好きだ。頭と手で記録するのではなく、腹の底から出してきた感情を処理出来ないまま記してある。
悩んだり迷ったりする過程は苦しいけれど、これも楽しんでしまいたい。
だいたい、よくわからないのだ。自分の感情や行動を整理できたことなんて一度もない。整理をする心持ちで日記を記すこともあるが、たいてい堂々巡りで答えなんて出ていない。
私の悩みに何の価値も無く解決出来るものでもないのなら、悩むという行為を楽しむしかない。
でももう本当は悩みなんて無いのかもしれない。
悩んでいるふりをすれば、なんとなく、許してもらえるのでは?過去の自分に許されたい。つらく、悔しく、怖い思いをした。したのだから、もう諦めてもいい。諦めることを許されたい。正しく生きるとか、真っ当な生活をするとか、将来を考えるとか、今の私には難しいことから逃れたい。
女の子と朝ごはんを食べたり、海に行く約束をしたり、たまたま入ったお店の雰囲気が好みだったり、些細な幸せを感じるだけでいい。いいはずなのだから満足したい。満足している。満足したからこそ、もう、頑張ったのだ。つらい思いばかりだった時期を乗り越えて、今は毎日がこんなに楽しくて幸せ。私は頑張りました。だから、これ以上頑張れません。そう言って全ての物事を投げ出したい。にっこり笑って死んでしまいたい。
でもこれからも生きていかなければいけない。こんなに辛く苦しいことはない。だって私には何もない。どうやって生きていけばいいのかも、もうわからないのだった。
こんなことを考えて記してしまうのは、このホテルの部屋のせいに決まっている。
私が一人暮らしをしていた部屋にとても似ている。(セミダブルのベッド、机、椅子、全身鏡、ユニットバス。)私はこの部屋で二度自殺未遂をした。
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あんなに暗い日記を書いていても寝る時は寝るし、目が覚めたら楽しいことしかない。
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海を見てシーグラスを手のひらいっぱいに拾う。拾っても拾っても落ちていた。
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愛媛県から愛知県へ帰る道中の景色も美しかった。
少しずつ地元に近づくにつれ、嬉しいような恐ろしいような気持ちになる。そんな時はまっ茶さんの横顔を眺めたり、どうしようもない下ネタを話したりした。
家に帰り荷物を置く。
途端に旅行の色は消えてしまった。私はまたこれから、生きる望みがない生活に戻るのだ。
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脱力して過ごす。
脱力の合間に美女たちとアフタヌーンティーをする。
左を見ても美女、右を見ても美女、正面には山盛りのスイーツスタンド。今晩死ぬのかなと思いながら生クリームを舐めた。
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やっと「トップガン マーヴェリック」を見る。
最近の映画はスカしているので見た気がしないものも多いが、これは大通りのど真ん中をパレードがやってくるような映画だった。一番大きな山車には満面の笑みのトムが乗っていた。(だって、終盤では大勢の人が歓声と拍手をあげながらトムや隊員たちに駆け寄り抱きつくのだ。)
トム・クルーズは職業トム・クルーズなのだと実感した。
海辺でアメフトをしているシーンが本編の8割を占めていても良かったと思う。
旅行中に寝る前に書いた日記が不安になるくらい暗くてつらそうで、自分でも心配になる。
普段自宅では寝る前には何度も見たお気に入りの映画を見て過ごしている。日記を書くのはもっとずっと早い時間だ。
これが私の本音なのかと悲しくなる。
どんなに楽しいことをしても、寂しさは消えることはないのだと知った。穴を埋めるのではなく、自覚出来て良かった。苦しいが、そのままにしておく。私は自分の弱くみっともない部分も愛しているのだ。
せっかく書いたのだし、推敲無しでそのまま載せることにする。
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最近は変わらず宇多田光ばかりを聴いている。
https://open.spotify.com/track/0wsia8E2SME4Vaa3O48Xdn?si=UoSf_9t_TIqgv4BqzMDhTw
特にこの、「BLUE」という曲が好きだ。
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