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【きのうのにっき】7/15


今回は、7/3の日記に書いた

コールセンターで働いていた時のことを

もう一度考察してみる。


元々コールセンターでの経験があって

接客業も長くやっていたこともあり、

電話でのお客様対応となれば

最初からある程度仕事が出来て

当たり前だと思うのが正直なところ。


実際に働きだすと

やっぱり褒められることが多くて、

その結果、管理職の補佐的な仕事を

任されるようになり、時給も上がった。

私の自己肯定感も一緒に上がり

この状況にとても満足していた。


今までやってきたことを考えれば

そうなることは別に凄いことではない。

そんなことでただ満足だけしてしまって

今では少し恥ずかしかったなと冷静に思う。


私が在籍していた部署は

数か月間限定で開設される

問い合わせ窓口を担当していた。

派遣で働いていたから、

窓口運営そのものが終わった後のことを

もちろん考えておかなくてはならなかった。


部署の解散が近付いてきた頃、

派遣の中で役職に就いていたメンバーへ

会社から慰留の声が掛かりだして、

役職メンバー全員が隣の部署で

引き続き働くことが決まっていた。

隣の部署は別の窓口を担当していて、

今までの業務内容と比べて

少しハードルの上がるものだったけど、

類似した部分も多く

比較的長期で働ける部署でもあった。


声は私にも掛かったけど、

私だけ違う部署へ希望を出した。

一番の理由は、仕事が難しくなることが

怖かったから。

他のみんなは元々隣の部署出身だから、

戻ることに抵抗がないのだろう。

当時、素直にそう思った。


今、振り返ってみて思うことは、

一体何のために働いていたのだろう

ということ。

別に金銭的に余裕があったわけじゃない。

やれる範囲で仕事を頑張らなければ

ならない時期だったはず。

別に、短期案件でずっと回し続ける

つもりだった、というわけでもない。

短期間で仕事を常に探し続けるのは

精神的に落ち着かない。


自分にとってハードルの低い仕事をして、

出来て当たり前のことを褒められて、

それで気持ちよくなれなければ

働けなかったのだろうか。


もし、隣の部署へ異動することになっても

今いる部署で働いていたという経験は

何ひとつ活かされないのだろうか。

どんなことが大変で、

何に気を付けなければならないか。

それを少なくともこの数か月間分だけでも

自分の中で整理してみることは

難しいことではなかったはず。

少なくとも整理できた分は、

その後の自分の助けになったはず。

なのに、それをしようとしなかった。

そこまでの考えに及んでいなかった。


色々悩んだ末にその答えを出したなら

多少は納得ができる。

でもそうではなくて、深くも考えずに

簡単にまた「リセット」しようとして、

今までと何の進歩もない答えを

出そうとしたことが、

今振り返ってみて残念に思う。


結局、別の理由で慰留の話はお断りした。


そのまま何となくそこで働いていても

大事なことは見落としたままだった

かもしれない。


向き合わずに逃げてしまう自分の根本。

もう見逃してはいけないなと思う。



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