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着物の知識も日々アップデートが必要

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本日のお題:着物の知識も日々アップデートが必要

呉服のきくや本店:https://www.kikuya.shop/

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浴衣が大量に入荷してきたのでその撮影に追われていますが、浴衣の撮影って面白くない(´・ω・`)。いい染めだなー、とか、萌え萌えしながら撮影したいのに薄い生地にプリントものだから萌え萌えするところまでいかないんです。

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■着物の知識も日々アップデートが必要

今週のお題は「着物の知識も日々アップデートが必要」です。着物って伝統ガーとかしきたりガーとかいうので数十年前から全く変わっていないと思いがちなのですが、このメルマガを読んでくださっている、着物を取り巻く状況と新しい情報を日々耳に入れておられる方はご存知のように少しずつ変化しております。

もうそろそろ入卒業式のシーズンです。なんとなくママ友同士で「着物を着てみたいな」なんて話すこともあるかもしれません。そんな時にお姑さんにその話をしたら「じゃあ私がついていってあげる!私は着物に詳しいのよ」なんて展開もありえますが、こういうのは要注意です。

そのお姑さんは毎日洋服を着ていて、着物姿なんて見たこともありません。インターネットもしないので新しい情報を常に仕入れている、というわけでもありません。でも呉服店なるものに初めて足を踏み入れるのは一人では怖いから、誰かいると心強いから一緒に来てもらおう…というようなパターン、多いのです。

初めての店に、しかも着物という謎の商品(笑)を買いに行くのに全くのゼロよりも「私着物のこと知ってる!」といってくださる方がいるととても心強いですよね。でもその知識はそのお姑さんが若かった頃の30年前だったり40年前だったりするわけですよ。

着物の仕立ては数十年前から変わっていないし、中に長襦袢を着るのも、帯が必要なのも、帯締めや帯揚げが必要なのも何も変わっておりませんが、デザインやコーディネートは30年前、40年前とは大幅に違っているのです。しかし洋服と違って街を歩く人の着姿や映像、雑誌などから得られる情報は少なく、意識して情報を仕入れなければ手に入らないので、長い間着物から離れていると知識やセンスが全て30年前のまま、ということは珍しくありません。

当店はリサイクル着物が主体の店なので、少し以前に作られたものから最新のものまで様々なものが在庫にございます。上記のお嫁さんとお姑さんの組み合わせの場合、お嫁さんは若いセンスから感じるものがあるのか、新しい柄を手に取ることが多いですが、お姑さんが選ぶのは少し古い柄であることが多いです。着物も現代の色彩感覚に合わせてアップデートしているため、若いお嫁さんの感覚にマッチするんでしょうね。

お嫁さん側はモダンな柄の方がいいと思ってるし、現代的な顔立ちの若い方にはそちらの方がよく似合う、でもお姑さんは「若い人=ピンク」のような固定観念があったり、着物のイメージが昔のままで止まっていたりするためか、今の感覚とはちょっとずれたものを選んでしまいます。お嫁さんは「え?」という顔をしますがお姑さんは譲りません。「こっちにしなさい、そんなチンドン屋みたいな着物はあかん」、なんてことになると販売側の人間としてはさあ困った。

お嫁さんはモダン柄の方を気に入ってるみたいだけど、でも着物のことは全くわからないのでお姑さんのいうことを聞いた方がいいのかな、と悩んでいる気配。お姑さんは「私のいうことを聞きなさい」という圧力。ジョジョの奇妙な冒険の「ゴゴゴゴゴゴゴ…」という擬音が聞こえてきそうです(意味不明な方すいません)。

私はと言いますと、お嫁さんの現代的な顔立ちには新しい方が似合うんだけどな、でもお姑さんの立場を壊すわけにもいかないし、現代的な方が値段は高いし、下手に現代的な方を勧めると「高いのを売ろうとしやがって」と思われても嫌だしなー、さてどうしよう、どっちの肩を持つわけにもいかない、というコウモリ野郎的な立ち居振る舞いを要求されるわけです。

例えば少し以前は帯締め帯揚げ、重衿は全て同じ色で揃えるのが定番でしたが、今ではそんなバッチリ3点色を合わせるといったことはほぼありません。現代の感覚からするとバッチリ3点揃えてしまうと無駄に気合が入っているようで野暮ったく見えてしまうんです。帯締めの形も昔は丸ぐけが多かったのですが今では高麗のものが主流となっておりますが、「丸ぐけの帯締めは置いてないの?」なんていわれることも。

今回はお姑さんの例でしたが、たまに聞く「昔呉服屋で働いてた」という方も同じです。30年前に大きなチェーン店で、仕入れは担当せず、店頭の販売のみで着物に関わっており、その後は普通に洋服しか着ていないのであれば情報はアップデートされていないでしょう。下手すれば現役の呉服店の店員であってもインターネットも雑誌も全く見ず、着物に対して興味も持っておらず情報がアップデートされていない店もあ…おっと口が滑りそうになりました。

もちろんこのメルマガを購読してくださっているような、常に新しい情報を仕入れてアップデートしておられる方はどんどん着物初心者の方にアドバイスして着物仲間を増やしていただければとてもありがたいと思っております。また、このメルマガを読んでおられる方で、まだ着物デビューされていない方は「自称着物に詳しい人」を頼るのではなく、インターネットで着姿を披露しているような方の中から自分の感覚と合う方を見つけて、どんな店で買ったらいいのか教えてもらうのがいいのでは、と思います。

コロナのため、オフ会などは開催が控えられていますが、SNSで着物を披露しあうハッシュタグや着物好きな方の気軽なグループなどもあります。コロナが収まればオフ会もまた開催されるでしょうから、着物を持ってなかったら洋服で参加してもいいじゃないですか。とりあえず遠くからでも見てみてそっと近づいて(笑)着物持ってないけど着てみたいんです・・・なんて声をかければ、たぶん喜んでお気に入りのお店に連れてってもらえますよ。

だって、誰だって自分の好きなものに興味を持ってくださったら嬉しいじゃないですか。着物の世界って外から見るほど怖いところじゃないので、少しだけ勇気を持って声をかけてみてくださいね。

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発行:新品とリサイクル着物 呉服のきくや

住所:大阪市大正区泉尾3-15-4

電話:06-6551-8022

https://www.kikuya.shop/

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