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アフターコロナで増えた仕事(タイ)

タイでは最近ちょっとコロナ騒動はあったものの、現在では国内感染者数は0をキープしています。政府の強引な施策もあったおかけで確実に封じ込めは成功した感じです。そんなこんなで平常に戻りつつあるタイで増えた相談や仕事を少しご紹介です。

数字の見える化に関する相談とは

タイでは未だにペーパーワークは多いしデータ化されていないので、今月の売上いくらなんだ?とか、月末までに入金されるお金はいくらなんだ?とか、経営者は見えていません・・・。マジです。おそらく分かるのはネットバンキングで見れる残高くらいじゃないでしょうか?
コロナの影響を受けて売掛がガクッと落ちた場合、気になるのはキャッシュフローです。キャッシュショートするのかしないのかは基本的にはこの売掛金と買掛金の支払と入金サイクルです。これが中小企業を含む大手さんですら見えていない。これらが多くあるのが昨今の現状です。

アフターコロナで増えるシステム開発案件とは

はい、この数字の見える化をシステムで、早く、安く、簡単に、具現化できないか。というのが増えている案件です。理由は様々ですが、日本の親会社は子会社のキャッシュフローを常に気にしていますし、臨時で支払いをすることはないよね!?という確認をしょっちゅうしているそうです。この対応をしていると営業活動が行えない!だから迅速に親会社へ報告できるようにしたいのが目的なんだと思います。

経費管理は何から着手すれば良いのか分からない!

例として、経費管理ですけど全ての業務エリアで、担当者の方は一回でも良いので会社の組織図を書いて、業務フローと承認フローを描くところから始めてください。会社の組織や承認フローが実は規定されてはいるけど業務フローを把握していない管理職の方がびっくりするくらい多いです。
そして、承認と決済の意味をしっかりと把握して下さい。

承認」とは許可を出すことで、取り下げが可能
決済」とは出金の決済を出すことで取り下げが不可能

この辺曖昧だと、運用で結構トラブル起こします。現場が大混乱です。
特に購買・販売と会計の連携で・・・。

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起業した際に実際にどんな書類業務がどういうところで発生して、どこに流れていくのかを書いたフロー図です。(図は税務申告のフローです)
簡単で良いのでアクションとフロー、発生する帳票を描いてみると良いと思います。
これだけで業務を把握することは概ね可能になります。そして、このフロー図から何の役職者がいつ承認をして、誰が決済をするのか。を明確にしていくことで、承認フローも自然に書き起こすことができます。

システム開発企業は業務に詳しい会社を選ぶこと

結構業務を知らないで高いシステムを売りつける企業は沢山タイにもあります。ポイントとしては相談時に相手(システム開発会社)から過去の事例紹介や、過去どう解決したのか、というような話が出てくかどうかです。営業なので詳しくはエンジニアにっていうところは基本あやしいです。

価格はそこまで高くない

自分たちで仕様を決めてkintoneなどの格安SaaSを利用してアプリを作れば基本的には社内の内作で終わります。プログラミング無しでも作れますし。
日本だと総務人材が作ったりしてますよね、経費申請アプリとか。
なので、自分たちで業務フローをしっかり作ってやれば早くて簡単にそして安くシステム化はできます。結局は担当者のやる気次第です。


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