エストロゲンと乳がん:明らかにされた真実
西洋医学はエストロゲンのようなホルモンが乳がんの原因であると主張し、この主張に応じて、タモキシフェンやアナストロゾールのような抗ホルモン薬やその他数え切れないほどの抗ホルモン薬の産業を生み出してきました。
しかし、ホルモンを見るだけ(それ以外は何も見ない)というのは、大きな間違いです。 実際、ホルモンの中には(過剰または欠乏が)がん細胞増殖の引き金になるものもあれば、実際にがん予防に役立つものもあります。 加えて、がんの原因を理解するための総合的なアプローチには、ホルモンバランスの乱れを実際に引き起こしているものが何なのかを詳しく調べることも必要となります。
●がんの引き金となる「悪玉」ホルモン、ゼノエストロゲン
ほとんどの場合、乳がんを誘発するホルモンはエストロゲンを刺激または模倣する環境化学物質である異種エストロゲンです。肝臓でエストロゲンが正しく分解されなかったり、メチル化や代謝がうまくいかなかったりすると、乳がんのリスクは確実に高まります。
以下は、乳がんのリスクを高める可能性のある化学エストロゲンのリストです:
*殺虫剤と除草剤
* 4-MBC(4-メチルベンジルカチノン)を含む日焼け止めローション
*パラベン
*BHA(ブチルヒドロキシアニソール)などの食品保存料
*アマルガムや制汗剤に含まれる金属(「金属エストロゲン)
*水道水(避妊薬のエストロゲンが含まれていることが多い)
*従来の方法で生産されている肉や乳製品に含まれる成長ホルモン
ゼノエストロゲンはエストロン(E1)やエストラジオール(E2)など、より「攻撃的な」エストロゲンの蓄積につながります。これらの攻撃性の高いエストロゲンが体内のエストロゲン受容体と結合すると、乳がんを含む多くの合併症を引き起こす可能性があります。
●エストリオール(E3)エストロゲンはがん予防に役立つ
しかし、すべてのエストロゲンが悪いわけではありません。エストリオール(E3)はエストロゲンの一種であり、高エネルギーのエストロゲンに比べて弱いのです。エストリオールの最も重要な役割はがん細胞の増殖を防ぐことで、40年以上にわたって発表された多くの研究によって証明されています。
「エストリオールは完全に無毒化されたエストロゲンです」と、天然ホルモン補充療法のパイオニアであるジョナサン・ライト博士は説明しています。 さらに次のように述べています:
「このことは、国防総省が資金援助した35年から40年にわたる未発表の前向き症例コホート研究で証明されました。この分析では、1959年から1967年の間に妊娠した15,000人の女性を比較しました。カリフォルニア州の同じ医療保険に加入していた女性たちは、血清サンプルを30年以上凍結保存していました。 1997年、研究者たちは血清を解凍し、妊娠中の女性の血液中のステロイドホルモン濃度を分析しています。
次に研究者らは妊娠中のエストリオールレベルとその後のがんの有病率との関係を明らかにするために、カリフォルニアがん登録と結果を比較しました。研究者らは、エストリオール産生量が最も多い四分位の女性では、最も少ない四分位の女性に比べて乳がんリスクが58%減少することを発見しました。その結果、エストリオールは、エストラジオールやエストロンと同様に、がんのリスクを増加させないだけでなく、実際にリスクを減少させることがわかりました。
エストリオールは、子宮内膜やおそらく乳房のエストロゲン受容体に良性に結合することでその保護的役割を果たすようです。 しかし、より強力なエストロゲンとは異なり、成長をほとんど刺激しません。 同時にエストリオールで覆われたレセプターは、より発がん性の高いゼノエストロゲンから遮断されます。
●エストロゲン指数(EQ)の意味をご存知ですか?
私たちは乳がんの原因となる多くの異種エストロゲンにさらされているため、ホルモンバランスを整える方法を理解することは、乳がん予防の大きな一歩となります。EQは、ヘンリー・レモン博士が開発した数式に基づいており、体内の3つの主要なエストロゲン(エストラジオール、エストロン、エストリオール)の関係を示しています。
これは、がんを予防するエストロゲン(E3-エストリオール)とがんを促進するエストロゲン(E1-エストロンおよびE2-エストラジオール)のレベルを比較するものです。EQが低い(1.0未満)場合、EQが1.0以上の人より乳がんのリスクが高くなります。最適なEQ比は1.5以上です。
エストロゲン指数は、簡単にできる「唾液ホルモン検査」で調べることができます。 簡単に言えば、EQ比が高いほど良いということです。今すぐ自分のエストロゲン指数を知り、ホルモンの健康と乳がん予防への道を歩み始めましょう。
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