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有毒除草剤散布量第2位のPOM社

 この半世紀、ザクロジュースが大流行しています。スーパーフードと呼ばれるザクロには、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ビタミンCなどのビタミンやミネラルがぎっしり詰まっているからです。

 ザクロジュースの人気メーカーであるPOM社は、最近、環境ワーキンググループ(EWG)により( highlighted by the Environmental Working Group (EWG) )、素晴らしい会社ではないことが浮き彫りにされました。自称 「ワンダフル・カンパニー」が、有毒な除草剤であるパラコートを使用していることが曝露されたのです。
 
ザ・ワンダフル・カンパニーは、同社のPOMザクロジュースを健康的な製品として宣伝しています。 しかし、あまり知られていない事実として、このジュースメーカーはカリフォルニアの他の1社を除くすべての会社よりも多くのパラコートを使用しているのです。カリフォルニア州で最も多く使用しているのは、作物栽培会社のJ.G.ボスウェル社です。パラコートは雑草を枯らすために使用される有毒化学物質で、パーキンソン病のリスク上昇に関係しています。

 EWGの報告書によれば、POM社は1年間にカリフォルニアの畑に6万ポンド(27216kg)近いパラコートを散布したと述べています。POM社はザクロ、アーモンド、ピスタチオの栽培にパラコートを使用しています。 計算してみると、カリフォルニア州で最もパラコート散布が盛んな2社で、州全体の畑におけるパラコート使用量の27%を占めていることがわかります。
パラコートはパーキンソン病、非ホジキンリンパ腫、白血病のリスクを高めます。 また、農業従事者やカリフォルニアの農場近くに住む住民の健康も脅かします。 一見無害に見えるそよ風が、散布されたパラコートを農業従事者や近隣の住民などに飛散させる可能性があるのです。

 パラコートについて深く掘り下げると、かなりの量の化学物質が土の中に溜まり、数年間土の中に残っていることがわかります。粉塵の中にパラコートが潜んでいることさえあります。 米国環境保護庁(EPA)は、パラコートは有毒であり、全米のゴルフコースで使用すべきではないとさえ述べています。

●POM社のジュースは健康的ではない
 ザ・ワンダフル・カンパニーの広報チームは、ザクロジュースを栄養価が高く、持続可能なものとして売り込むために多大な努力を払っています。 しかし、有毒な除草剤にさらされているこのジュースは、明らかに健康的ではありません。

 米国国立衛生研究所(NIH)が実施したパラコートに関する分析によると、パラコートを農作物に散布した人は、他の農薬を散布した人よりもパーキンソン病と診断される可能性が100%高かったのです。十数件の研究を包括的に分析した結果、パラコートに曝されると、パーキンソン病を発症する可能性が64%急増することが判明しています。 また、住居や仕事場から1,640フィート(約500メートル)以内に有毒な除草剤を散布すると、パーキンソン病の発症確率が2倍以上になることが明らかになったのも衝撃的と言えます。

 有毒な除草剤を使わずに作られたオーガニックのザクロジュースを飲むようにしましょう。 できることなら、新鮮な(オーガニックの)ザクロから自分でジュースを作るのがより好ましと言えます。
 

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