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【海外移住者(留学生)向け】日本の電話番号をキープする- スマホ通信キャリア(SIM)のオススメ

フィリピン・セブ島に教育移住したごえもんです。

長期で海外に滞在するとなると、日本の電話番号、つまりスマホ通信キャリア(SIM)の契約をどうするか悩みますよね。

私は現時点「HIS モバイル」というキャリアを利用して番号を維持しているのですが、最近は別キャリアの新サービスも始まり、乗り換えを検討しています。最新の情報をまとめてみようと思います。

※筆者はフィリピン在住ですが、日本の番号維持に関して滞在国は関係ありません。ただ、現地で日本のSIMを利用する場合は、滞在国で利用できるサービスをご自身で確認してください。また、移住者だけでなく、駐在の方、留学生にも参考になると思います。


【結論】キャリア「povo」で維持すべし!

筆者は現時点「HISモバイル」を契約しています。しかし、2023年9月時点だと、「povo」が最強なんじゃないかという結論に至りました。

「povo」は、使わない場合の維持費が安いです。
なぜなら、支払い方法がいわゆる“月額”ではなく“プリペイド式”だから、使わなければ安く抑えられるのです。

そして2023年7月についに海外ローミング対応になりました。つまり、海外でSMS受信も可能になったということです。

【前提】そもそも日本の電話番号を維持する必要はあるか?

近年は無料のメールアドレスやメッセンジャーアプリなど様々な連絡・通話手段があります。しかし、以下の理由で、個人的には維持が必須でした。

1. SMS認証に使える

認証でSMSを利用するサービスは多いです。
日本のサービスは基本的に日本の電話番号を登録することになりますので、日本のサービスを継続する上でも必須でした。(海外の電話番号でも利用できるサービスはあるかもしれませんが、全て変更する手間も考えると大変です…)
登録時にしか使わない場合もありますが、パスワードを忘れて再登録する際などにも使います。普段定期的に利用しない場合でも急に必要になったりしますので注意が必要です。

2. LINEアカウントを維持できる

LINEアカウントと電話番号は紐づいています。日本の電話番号で登録していた場合、番号を放棄するとアカウントもいずれ使えなくなる恐れがあります

あなたがLINEに登録している電話番号と、現在契約中の電話番号が一致していない場合、突然LINEが使えなくなることがあります。

電話番号を解約して一定期間が経過すると、その電話番号は他の方が契約(利用)できる状態になります。

新しい契約者がその電話番号をLINEに登録すると、電話番号が登録されていたLINEアカウントは利用できなくなります。

LINE公式サイト

もちろん、海外番号で新たなLINEアカウントは登録可能ですが、面倒ですよね。

3. 一時帰国する際にすぐ使える

年に1回くらいは日本に帰国するつもりです。
そのため、帰国したときにすぐ使えるように、日本の電話番号は維持しておきたいと考えました。

仕事上でもオンライン通話などが主で、私自身は電話でやり取りはほとんどしませんが、それでも日本企業相手だとやはり日本の電話番号は持っておいた方が安心だと思います。

【比較】海外移住者にオススメの4キャリア候補

「povoが最強」と始めに結論づけてしまいましたが、候補に挙がりそうな4キャリアほど比較したので共有します。すべてe-SIM可です。

やはりpovoが一番安価ですし、自社回線なので他社より回線速度が落ちにくいなどのメリットがあるかもしれません。

ちなみに、お仕事等で日本と電話連絡を頻繁にとる必要がある場合は、少し高くても「楽天モバイル」がオススメです。

1. povo (povo2.0)

  • 基本料金:0円(実質月額55円?)

    • 180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあるので注意

    • トッピング最低料金 330円/回

  • 契約事務手数料:なし

  • 契約期間、解約料:なし

  • 国内通話:30秒22円

  • 1GB追加:390円(7日間)

  • SMS:海外からの送信料は100円/通・受信料無料

  • au回線利用 ※KDDI自体が運営しているキャリア(MVNOではない)

2. HISモバイル

  • 基本料金:290円 ※100MBまで→つまり、使わなければ290円

    • 注)100MB〜1GB 550円

  • 契約事務手数料:3,300円

  • 契約期間、解約料:なし

  • 国内通話:30秒9円

  • 1GB追加:220円

  • SMS:海外からの送信料は100円/通・受信料無料

  • 基本はドコモ回線利用(ソフトバンクもあり)のMVNO

3. 日本通信SIM

  • 基本料金:290円 ※1GBまで

  • 契約事務手数料:3,300円

  • 契約期間、解約料:なし

  • 国内通話:30秒11円

  • 1GB追加:220円

  • SMS:海外からの送信料は100円/通・受信料無料

  • ドコモ回線利用のMVNO

4. 楽天モバイル

  • 基本料金:1,078円 ※3GBまで

  • 契約事務手数料:3,300円

  • 契約期間、解約料:なし(キャンペーンを利用すると縛りの可能性アリ)

  • 国内通話:無料

  • 海外→日本への通話:無料(専用アプリを利用) ※詳細は公式サイト

  • 3〜20GB利用:2,178円/ 20GB以上利用:3,278円

  • SMS:海外からの送信料は100円/通・受信料無料

  • 楽天モバイル回線利用

基本は「povo」が安いのでオススメですが、楽天モバイルは海外から日本への通話が無料になるというメリットがあります!

なお、大手キャリアのahamo、UQモバイル、LINEMOは基本料金が最低月額1,000円程度かそれ以上ですし海外利用におけるメリットも特にないので、そもそも比較テーブルにもあがっていません。

【補足】

これだけ「povo」を推す筆者が、なぜ現時点「HISモバイル」を利用しているかという疑問があるかもしれません。

それは、「povo」の海外ローミングサービスが前回帰国時にはまだスタートしていなかったからです。海外ローミング可能でかつ安価な「HISモバイル」と「日本通信」を比較して、帰国時のプラン選択肢が小刻みの「HISモバイル」を選択しました。結局、帰国前にプランを変更するのを忘れて、割高なギガ追加で対応になってしまいましたが……

e-SIMといえど、海外にいながら乗り換えは何かトラブルがあったときに大変なので。。(そもそもNGの場合もあります)

また、切り替えのタイミングは、“早過ぎず、遅過ぎず”がポイント。現在のキャリアにMNP転出申請をして約2週間以内に新キャリアに登録する必要があります。キャリアによって違いますが、契約申込後に通知が郵送される場合もあり、1週間ほど必要な場合があります。申し込みを完了した後は新キャリアで通信料がかかりますので、旧キャリア契約の区切りと日本滞在の日程(一時帰国の場合)などを考慮して上手くスケジューリングする必要があります。


以上、海外移住者向けのスマホキャリアでした!
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<現地スマホSIMは以下の記事をご参考に>



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