応援するには責任が要る

1.活動休止してしまったロックバンドの話


先日、あるくとーーふというバンドのライブに行った。活動休止を発表し、休止前ラストのライブであった。

純粋な感想として、すごく、すごく良いライブだった。充足感と幸福と哀愁に満ちた、未来を向いた明るいステージだった。

気になったのがひとつ、チケットは完売なので満員御礼だったのだが、およそ7割ほど観客がバンドメンバーの知り合いらしき人達だった。
メンバーは全員が大学生なので、その友達、同級生らしき人、恩師であろう学校の先生といった感じ。
みんなで最後の勇姿を見届ける、素晴らしい。

ラストライブに感極まってる人もいて、「そっか、周りの人にとっても大事な日なのだな」と思ったのだが、言ってしまえば恐らくこの観客たちはこれまでライブに来ていなかった(このバンドに金を使っていなかった)人達なのだ
実際、私が前回行った同バンドのライブでは観客の数が寂しかった。

これが本題なのだが、
応援するからにはしっかりと貢献するべきだ。
ライブに行く、グッズを買う、SNSで拡散する、などなど。金を落とすことが全てではないし、しっかり聴き続けるだけでもバンドの継続に繋がる。

「えー、解散しちゃうんだー、好きだったのになー、悲しい」と言う人。最後だからとライブに足を運ぶ人。
あなたがもっと前からその気持ちを形にしてくれてれば解散しなくて済んだのだ。

応援するには責任が要る、という話である。

そしてもう1つ、

2.友達のプロ野球選手の話


佐藤智輝というプロ野球選手
10年前から、"エース"といえば智輝である。
プロに入って5年間、ずっと気にしていたから
今回の戦力外通告を聞いて、いろんな感情が出てきた。

ユニフォームを脱いでも智輝はやっぱり自分らのエースである。常にエースである。

それでも「まだやれる!頑張れ!」と、どうしても言いたくなってしまう。

それでも、頑張れと言うには無責任である、と思ってしまった。

まだやれるよ、なんて言葉は他人の希望とご都合主義でしかなくて

これから先どういう道に進んでも彼はエースである。

"頑張れ"という言葉は重くてなかなか言えたもんじゃないよね、という話でした。
言うからには責任もって最後まで応援しつづけてね

明日は早起きなのでここらで寝る。
みんなも頑張れ

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