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(再掲載)老人ホームの探し方 VOL 4

編集ミスにより削除してしまいましたので再掲載いたします


今回はホーム見学などについて書いてまいります。

現在の状況では見学対応も様々であるかと思います。「見学」と言ってもどのような目的で見学するのかによって、参加する見学会を選ばれた方がよろしいかと思われます。

①将来のためなど直ぐの入居検討ではない方

セミナーやコンサート付きなどグループでの見学会では、ある程度の時間が決まっておりますので、ホームの概要や全体の雰囲気をつかむのには良いかと思います。ただし個別の具体的な相談をする時間は少ないと思われます。

ホーム側もグループ案内を前提に考えて、費用やサービス内容の概要を説明、共用部や居室(モデルルーム)など全館を限られた時間で案内するために、もう少しここを聞きたい、別の居室も見学したいとの要望には応えられないこともあります。見学会が終了してから個別で対応をしてくれることもありますが、見学会の時間内では難しいです。

②サービス内容など詳細を知りたい方 急いで探している方

こちらは反対に「個別見学」をお勧めします! 事前に予約して、例えば介護サービスを知りたい、医療連携を知りたいなど当日の知りたい内容をお伝えいただければ入居相談(営業)以外の専門職が具体的な対応方法などご質問に明確に答えられるはずです。

また例えば退院が迫っており、早く入居先を探されている方も同様です。入院先の担当者、ケアマネさんとの情報共有、入居前面談や健康診断の提出から入居日の設定など、ホーム側も入居(受け入れ)までに知りたいこと、知らなければならないことも意外と多いので、パーソナルな情報をヒアリングするには個別対応が望ましいと考えております。

何れにしてもパンフレットだけでは分からない情報を取得するためにも、現場の空気に触れることが大切だと思います。

見学時のポイントをお伝えいたします


①エントランスや玄関など共用部などは綺麗

職員の挨拶がしっかりできているか

入居者の表情は穏やかそうか

居室は快適で暮らしやすそうか

⑤重度の介護が必要になった場合や看取りの対応は(自立の方でも)

料金プランなどパンフレットに記載されていないプランの有無

⑦入居相談員との相性

契約内容の確認

走り回っている職員がいないか

医療連携はどうなのか

これ以外にもあるかと思いますが、このポイントで見学されるとホームのソフト面も含めて全体の確認は取れるかと思います。また一度で分からなければ時間帯を変えて見学することもおすすめですし、食事の試食をお願いすれば対応してくれるので、入居者の集まる時間帯を狙って来館するのもよろしいかと思います。

これは避けたほうが良いこと、見学者に守ってほしいこと


大声で話すこと(入居者の生活空間ですから)

勝手な行動(急に写真を撮る、立ち入り禁止の場所への侵入など)

小さなお子さまを連れての来場(走り回って危険です)

ホームはあくまでも入居者のプライベートな空間ですから、他の方のご自宅にお邪魔するという感覚でマナーを守っていただきたいです。またできれば、訪問時間や人数など事前に予約していただきたいです。せっかくお越しいただけるのですから、ホーム側もその方の見学ニーズにお応えしたいと準備をしておきたいものです。

最後に比較検討されるために、複数のホームを見学されることは良いことですが、何十というホームを見学される方もおられます。こうなると情報が整理できずに、混乱してしまい検討が進まない可能性が高くなりますので、3ホームぐらいに絞り込んで見学され、希望に合わなければ他のホームへ検討を移されるなどして進めていかれればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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