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老人ホームの探し方 vol 6

いつもお読みいただきありがとうございます

今回は老人ホームへの入居するタイミングについて


これまでの入居相談の経験からお話できたらと思います。

ただし私の経験上、感じたことや思ったことなので

みなさまに当てはまるかと言えば、『?』 あくまでも参考までに(願)


ホームによる入居要件があることは、以前より触れておりますが

入居時に

① 要介護認定が必要なホーム(介護型)

② 自立(介護認定非該当)のみ入居可能(自立型)

③ ①、②どちらでも入居可能(混合型)

に大きくは分かれるかと思いますので、それぞれについてコメントしますね


在宅介護で限界を感じられたり、急な入院で在宅復帰が困難な状況になるケースとなります。

これは本人もそうかもしれませんが家族や親族が心配や不安を抱えられて相談に来られるケースがほとんどです。入居意思はほとんど固まっているので、タイミングというようりも必要に駆られてと考えられます。

ただし入居までに必要な手続きもありますので、1〜2ヶ月程度のスパンで無理なく動かれる方が良いですね。特に複数のホームを比較されるなら、もう少し時間をかけられることをお勧めいたします。


入居してもらって一安心のつもりが

母に合わないホームだったとか

リハビリが不足しているとか

重度の認知症になれば退居させられるとか 

慌てて決めてしまい

詳細を確認できないままに入居後に、思っていたのと違うのでとご相談に来られるご家族もいらっしゃいましたのでお気をつけください。



現在は自宅での暮らしはご自身でできているが、将来の不安(介護)があり、子供などに世話をかけたくないのでとのケースですね

自宅で最後まで暮らせるのが一番良いことなのかもしれませんが、様々な事情により老人ホームへと入居をお考えかと、しかも自立されているからタイミング(決断)は難しいです。


一度は決意はしたが、、、最後は望まぬ方向へ

とある男性の入居相談のケース。奥さまを亡くされてから一人暮らしも長く、子供もいらっしゃらないのでと元気なうちに入居を希望、何度となくホームに見学や相談にお越しいただいておりました。

ホームの雰囲気もサービス面も気に入ってくださり、眺望の良いお部屋を希望されておられましたが、満室だったため空室でたら案内してと心に決められてお帰りになれました。

数ヶ月後に空室が出たので、ご連絡すると直ぐに手続きするのでとお越しになられて入居(引越)も3ヶ月後に段取りするから手伝ってくださいと。

そして契約日の前日に

やっぱりまだ自宅で暮らしたいからキャンセルしてください!

また1年後に良い部屋があれば検討しますと

検討される方によく見られる揺れ動くお気持ちの典型例です。本人の人生ですから、こちらが現状のお暮らしのリスクをお話ししても最終的には本人のお気持ちお考えが優先されます。


それでこの方が、その後にどうなったかといえば

半年後に自宅の庭で転倒され、人工関節置換で要介護認定を

お見舞いにお伺いしたのですが

あの時に決めておけばこんなことにならずに済んだかもね?!

気に入った部屋だったのに、自立じゃないと入居できないから

もうおたくのホームには入居できない。。。とても残念だと

他の介護型ホームへ意思に沿わない形での入居に後悔されておられました

なかなか難しい決断とは思いますが、入居の意思が明確になれば決断の時かもしれません。あと入居までには引越の段取り、ご近所への挨拶、ライフラインの手続きなどやることは山のようにあります。

入居後にお話しを伺うと、皆さんそろって元気に動けるからと思っていたけど、こんなに大変だとは思わなかった。1年でも2年でも早くしておけばとの声もよく聞きました。


については、自立生活を想定しての居室を用意しており、少しのサポートでお暮らしできる条件で介護認定お持ちの方も入居できるケース

こちらはホームごとにより入居時に

自立と要支援のみ

自立から要介護2程度まで

など対応も違いますので、各ホームに確認が必要です!

一人入居と二人入居では違います

例えば車椅子で入浴介助や食事介助が必要な方(要介護3)が一人

要介護者と自立の配偶者二人入居で検討される場合とでは、ホーム側の対応範囲も変わってくるかと思います。

お一人の場合は、居室が広すぎて転倒リスクや見守りの頻度も限られてきて果たして、安心に安全にお暮らしできるのかといえば疑問符がたくさん付きます。また自立の方が多いために、本来の介護サービスをメインにお考えであれば、介護型への検討切り替えをお勧めします。

お二人の場合も、それはリスクはありますが自立の方が連絡を入れてくださったりすれば、スタッフはすぐに対応できる為に、一人入居よりもハードルは下がることでしょう。ただし事前面談を挟んで、ホームで対応できること、できないこと、望まれる暮らしのあり方などを話し合って決断いただければと思います。


本当に検討される方により、最適な入居のタイミングは違いますが

なるべく私はその方のご希望される暮らし方ができるように案内してきたつもりですが、正解が何かとはっきりとお伝えできませんが、この記事を少しでも参考していただければと思います。

次回は、少しテーマとは外れますが入居相談の実例によるエピソードをご紹介する予定です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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