【No.7】貞観政要

■読む目的
リーダー(経営者)の在り方と自社協働者との関係性を学ぶため。

■気づき・学び
リーダーシップを説いた本の中では今までで一番好きかも。本質的で汎用的。

・「貞観」という時代の「政」治を収めた「要」。それが貞観政要(じょうがんせいよう)

・西暦627年~649年の22年間の元号「貞観」の時代は中国史上最も国が治められた時代と言われている。唐の2代目皇帝「太宗(たいそう)・李世民(りせいみん)」が治めていた。その太宗と部下たちの原語録。要は、中国が最も納められていた時代のリーダーと部下のやり取りの語録。

・名君の2つの絶対条件①権限の感覚を持っている事②部下の「諫言(かんげん)」を受け入れる事

①権限の感覚を持っている事
部下に権限を与えたら、その件限は部下のもの。リーダーは絶対的な権限を持っているが、「ここからここまでは自分で決めて良い」と決めたら、リーダーであっても部下の決定に従わなければならない

②部下の「諫言(かんげん)」を受け入れる事
諫言とは、上司の過失を遠慮なく指摘して忠告する事。リーダーであっても決して全能ではないことをわきまえた姿勢。

・「三鏡」
鏡に自分を映し、元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする(鏡)
過去の出来事しか未来を予測する教材が無いので、歴史を学ぶ(歴史の鏡)
部下の厳しい諫言を受け入れる(人の鏡)
→今の自分の表情、歴史、第三者の厳しい意見を知る事がリーダーには不可欠である、といういうこと

・不機嫌な表情を見せてないけない現実的な理由
部下は上司の表情を観察している。上司が不機嫌な表情をしていると部下は近寄ってこないので情報が入ってこなくなる。情報が入ってこないと正しい意思決定ができない。だから上司は部下が話しかけやすい様に鏡をみていつも元気で明るく楽しくニコニコ笑っていなければならない。その為に必要なのはたっぷり食べてたっぷり寝ること。部下にとっては上司の存在が労働条件そのものになる。心理学者マーシャル・ロサダによると、「ポジティブな感情:ネガティブな感情=3:1以上の比率になっていると人は意欲的に働く」つまり、1回叱ったら3回以上ほめることが必要。

・中国の歴史は必ずしも事実がかかれている訳ではない
└滅んだ最後の朝廷を悪者にしなければ新しく立ち上がった現王朝の正当性を主張できないから≒報告書の内容は事実が書かれている訳ではない

・「紙」と「漢字」が中国の歴史を残した≒記録を残さないと実績として受け継がれない。

・主要3名の臣下
房玄齢(ぼうげんれい):企画力に優れる
杜如晦(とじょかい):政治・軍事の判断力に優れる。
魏徴(ぎちょう):上記二人が生え抜きなのに対して外様。側近として諫言し続ける。のちに諫議大夫(かんぎたいふ)という高い位の臣下に抜擢。諫議大夫とは。朝廷がよくない政策をした場合に諫める役職

太宗の言葉
「これ以上私のそばを離れるな。そして、悪口を言い続けてくれ。」

・理想を演じ続けた人はやがて本物になる
リーダーを演じるとは自分のポジションに対して深く自覚する事
自分の立ち位置を自覚し、それに見合った振る舞いを演じ続けていればそれはやがてその人の本性になる

・凝縮されたリーダーシップの5つの要諦
①組織はリーダーの器以上の事は何一つできない
有限の「器」しか持たない生身の人間(リーダー)にできることは、自らの器を捨てる又は必死に消すしかない≒器を大きくできなければ中身を捨てれば器に空きがでる

器(リーダーの頭の中と言い換えてもいい)は簡単に容量を大きくすることはできない。でも中身(思いこみ・拘り・好き嫌い・欲求・見栄)を捨てることで空きができると、新しい価値観、部下からの諫言、新たな考えなどを吸収することができる。だからリーダーの器は常に空の状態が望ましい。


②自分に取って都合の悪いことを言ってくれる部下をそばに置くべきである
部下の諫言を受け入れる努力をしていないと裸の王様になり、本当の自分の姿が見えなくなる

③部下は上司におもねってはならない
他人は知るまいと思ってもウソは必ずいつか露呈する。だから部下は勇気をもって正しいと思う事を上司に諫言すべきである。

④君は船なり、人は水なり。水はよく船を載せ、またよく船を覆す。
リーダーが船で部下が水。船は水次第で安定もすれば転覆もする。リーダーは部下に支えられているという事を常に忘れてはならない。部下に見放されたリーダーは役に立たない。つまり、リーダーシップとは人(部下)がついてくることである。

⑤リーダーは常に勉強しなければならない
抽象論では人を動かす事ができない。だからリーダーは具体的な事例を持ち出して話をするために、様々なケーススタディについて勉強し続けなければならない。

・腹に落ちる言葉はロジックと比喩がセットになっている
人間はそれほど賢くない。理屈で納得に加えて、比喩を織り交ぜると聞き手がその比喩に自分の知識や経験を照らし合わせることができるので「腹に落ちる」という感覚が得られる。故事や逸話もロジックを腹落ちさせるための有効な方法になる

・人民が生産階級だとすれば、君主は人民に頼るしかない寄生階級
人民の生活の生存ラインを見極めて、追加のゆとりを与えることで気持ちよく働いてもらう。だから人民は喜び、君主に背く事がない。≒報酬は部下の生活にゆとりが出る程度還元する

・何もしないリーダーを理想と考える
「君主は何もしなくても、遊行の楽しみを尽くすことができ、仙人のような長寿を保つことができる。そして、何もせず、何も言わずとも世の中が自然に治まります」→何もしなくても組織が成り立つのは適材適所に人を配置出来ている証拠。人の得意不得意を見極め、社会変化、職場環境などを踏まえながら最適な人材を最適な場所に、最適なタイミングで配置する。あとは一旦部下を信頼して任せる余計な干渉や口出しをせず部下を放し飼いにする。そうすれば部下が勝手に獲物を取ってくる。これが理想のリーダー。

・君主は権力をむやみに行使してはならない。権力は正しく使うべきであり、そのためには自分は正しい人間にならないといけない。むやみに行使しないのが強い権力。

・上司は部下よりも偉い訳ではない。部下とは機能が違うだけ
チームで仕事を回すために上司の機能を割り当てられただけ。だから、上司は部下の権限を代行できない。これが権限を付与する時の基本的な考え方。この権限の感覚を身につけることが重要。

・自分がしてもらいたくないことは相手にはしない
思いやりが大切。相手が嫌がることを想像して、それをしない

・人がついてくると人を従わせるの大きな違い
水は四角い器にも丸い器にも入る。強制的に部下を働かせるのと、部下に権限を委譲し、仕事を任せ働いてもらうには天と地の差がある

・本当に大事な事だけを覚え、本当に大事な事だけを話す
人は自分が見たい情報しか見ない。又は、見たいように都合のいいように現実の世界を変換する。だから心の平穏を保てる。些末な事まで心を砕いていると心が病んでしまう。だから、トップが話をするときは本当に大切なことだけを話せばいい。トップの言葉はトップが思っている以上に重いので、一度言ったことは取り戻しがきかない。よく考えず話すと、部下を傷つけるし、自分も心を砕く。正しい判断をする為には心身の健康が大切だからトップは情報の取捨選択が大切。トップは知りたがりでも話したがりでもいけない。自分の職務に関係のあることとないことを理解して、関係がないことは聞かない見ない言わない。それが、部下を伸び伸びと働かせ、かつリーダーが心身の健康を保つ最善策。

加えて、「この人は立派だなあ」「この人の言う事なら聞くしかないなあ」と思われる人徳がトップには必要。

・名君の条件「複数の人の意見を聞いているか」
物事は見る角度によって善にも悪にもなる。なので、リーダーは話を聞く相手を選んではいけない。リーダーの大切な仕事の一つは「事情が分からない中で右か左かの判断を迫られること」その為にもリーダーは相手を選ばずに人の話に耳を傾けるべき

・指導する側とされる側に必要な覚悟
太宗「武器を用いなくとも平和な状態をつくれたのはすべて魏徴のおかげ」
魏徴「太宗が立派な君主になれていないのは自分の磨き方が甘いから。自分の力不足を恥じている」
≒部下の諫言を聞き入れるというリーダーの覚悟と上司に諫言する部下の覚悟の二つが必要。

・「堤防を作るときは水の逃げ道を設けることが必要。逃げ道があればそこから水が流れ出し堤防が決壊することはない。逃げ道がないと、しだいに水が流れ出し堤防が壊れてしまう。部下を叩くときも一緒である。逃げ道を用意しておかないと、相手は追い詰められて窮鼠猫を嚙むことになる」≒部下を完膚なきまで叩いてないけないということ

・「君主は自分が望めば馬も犬も女性もごちそうもすべて手に入る。しかしそれをすれば人としての正道を破ること。もし任用する臣下に賢者がいなければ国は滅亡するだろう」≒むやみに権限を使わず我慢する事。また、じぶんがわがままを言ったら『それは間違ってますよ』と諫めてほしいという部下への要請。部下に、「間違いがあれば指摘してほしい」と頼むリーダーになる

・「国家を治めるのも病気を治すのも違いはない。病気は治ったと思った時こそますます安静にしなければならない。もし治り際に無理をするとそれが原因で命を落とすことになりかねない」≒物事が順調な時ほど、どうしても気が緩みがちになる。その気のゆるみが自体の悪化を引き寄せる火種になる。

・部下が上司に諫言する時は「逆鱗に触れない工夫」と「逆鱗を恐れない気概」の二つが必要

・いい政治をするために大切にしている3つのこと
①過去の皇帝の失敗から学ぶこと
②善良な人や行いの正しい人とともに、道義的に正しい道を歩むこと≒情報はすべてオープンにしてフラットであること
③取るに足らない人たちは避けて、噓、告げ口、悪口は聞かないこと

・小事は大事。だからこそ徹底的に任せる
「洪水は蟻の一穴から」(強固に築いた堤防でも蟻が掘った小さな穴が原因となって決壊することがある)
部下に権限を与え、仕事を任せたら「信じて任せたのだから任された範囲については徹底的に全力でやってほしい。やるべきことをやっているかどうか、私もきちんとチェックしているのでそのつもりで」と遠回しに釘をさす

・悪い事はただちにやめる。善い事はただちに行動する。
悪い事を知ってもそのままにしていたり、善い事を知っても行動しなかったら、何も変化は生まれない

★言いにくい諫言は「三段構え」で伝える
(例)リーダーは人の妻を隣に置いてはいけない。と伝える場合

①第一弾:事実で諫める
「人の妻を奪うのは非道ですか?」と過去の事実を持って確認し、「非道である」という発言を取る
②第二段:故事(共通)を引用する
「故事では悪い事を知りながらそれを取り除く事ができなかったので国が滅びましたよね?」と確認し、「その通りだ」という発言を取る
③第三段:共通点を示し、同意を求める
最後に「あなたも同じ事をしていませんか?」と結論付けて同意を取る

Aという行為はNG?→YES
Aという行為によってA国は滅びた?→YES
あなたもAと同じ事をしていませんか?→YES

・書類の小さなミスを訂正することの意外な影響
言葉というのはそう簡単に取り消すことはできない。だから言ったことをすぐに訂正したら、「また訂正があるのではないか」と思われる。だから、大勢に影響のない小さなミスなら、直してはいけない。一度出した以上は「これが正しい」と突っぱねろ。その代わり、同じ間違いをしたらクビにするからな笑≒自分の言葉によって引き起こされる事態を想定して準備や覚悟を持つ。道理にないことを一言でもいえば部下の心はバラバラになる。

・何が正しいか?を局面ごとに考える為に、過去(縦)を知り、他国(横)の事例を知る。そんなタテヨコ思考が大切

・目先の小さな利益に目がくらむと、大きな利益を失う
「数万の賄賂を受け取る。ひとたび賄賂が発覚すれば免職になる」
リーダーは長期的な時間軸の判断が求められる。また、その時間軸自体も自由に設定できるので、どれくらいの年次で設定すべきなのかを冷静に判断する必要がある。

・人間には二面性がある。ということを決して忘れない
「君主はその人格がドロドロと濁っていてはいけない。かと言って、輝くほど澄んでいてもいけない。濁っていると正邪の見分けがつかない。澄んでいると、人を受け入れられなくなる。人の上に立つ人は汚かったり愚かではいけないが、細かいことろまで口出しすると回りも息苦しくなってついてこれなくなる」
「水清ければ魚棲まず」あまりにも潔白な人は人から敬遠される
≒上に立つ人は「人間にはキレイな面も汚れた面も両方ある」という事を忘れてはいけない。どんな人間にも欠点はあるという事を理解しないと、思いやりを欠き、周りは息苦しくなる。

・「思考」と「感情」の密接な関係
喜怒哀楽の感情の振れ幅が大きくなると正しい判断ができなくなる、また、評価も過剰になる。なので心の状態をフラットに戻すことが必要だが、そのために必要なのは「寝る」ことと「寝かせる」こと。寝るとは睡眠。寝かせるとは時間を置く事。感情のコントロールが難局を乗り越えるコツ
≒感情的に判断しそうになった時は、いったん時間をおく

・どっしりと構えて待つという仕事
使者を送ったら、その使者が成果を上げて帰ってくるまで余計なことをしない。一度任せたらどっしりと構えてまつ。他の使者を送るなんて思慮が浅い。リーダーはそれくらいの度量が必要。使者がしっかり成果を出せば、得ようと思っていた成果は、人々の方から持ってきてくれる。
≒指示を出す前に、「誰に何をどのような優先順位で任せるか?」について熟考を重ねなければならない。

Aに仕事を任せたけど、ちょっと心配だからBも手を貸してくれ。とBにも声をかけてしまうと、AもBも上司の言葉を信用できなくなる。これは権限の感覚を失っているからであり、上司の機能を十分に理解していないから。

・人の成長に欠かせない3つのポイント
①読書
本を読んで先人をロールモデルにする
②文章
文は人なり、筆は人なり。
文章の内容、字のキレイさで松竹梅を判断するという中国の冗談があるくらい。文章で情報発信することで自分の考えや情報を整理することができる
③人との交流
人と交わらずに自分一人で考えたところで正しい判断はできない。裸の王様にならないように諫言を受け入れること。

「小人閑居して不善をなす」つまらない人間が暇しているとろくなことを考えない。という意味。部下に仕事を与えるのは上司の愛。時間内は少し位忙しくさせた方が部下も意気に感じる。≒もっと仕事案件増やさないと

・その人の忠誠心の真偽は天下が乱れた時に分かる。利害が絡んで生きるか死ぬかのネゴシエーションをすることになる時、困難に遭って初めてその人間の本当の価値、本当の強さ、意思や信念の固さを見分けることが出来る

・人を成長させる適切な負荷を知る
人間がどんな動物でどんな知恵を持っているか、どんな構成要素で社会が成り立っているかを知り、人を使う事に関するケーススタディをたくさん勉強する。すぐれた小説を読み、歴史を学び、社会を学ぶ。その経験知が、人を成長させる適切な負荷の類推やカテゴライズの可否に繋がる。≒人の感情の機微を描いた小説を読む

・部下には上司の本気度を見抜く力がある
「君主が命令をしても舌が行動を起こさないとしたら、それは君主の命令の言葉に信念や誠実さがないから」≒上司の指示が思いつきで信念や誠実さがない場合、部下は従わない。部下が上司の命令を素直に聞かないとしたら、それは上司の言葉に信念と誠実さがないから

・実績を出したら信頼するではなく、信頼するから実績がでる。
上司が部下を信頼するから、部下は上司を信頼する。この秩序の感覚はリーダーにとってとても大切なセンス。だからどんな部下でも信頼する。先に自分からギブをして、テイクが取れたら御の字くらい楽観的に考える。

・いい人材が見つからない。は言い訳
いい人材が見つからない場合は、
①才能豊かな人材を探し続けなければならない
②探してもいないのであれば、今いるメンバーの適材適所を見直さなければならない≒今いる部下を戦力化する

・少数にするから精鋭になる
少数だと必然的に守備範囲が広くなって、自然と鍛えられ、自ずと精鋭になる。一人一人がさまざまな役割を担う事で人が育ち、その結果少数精鋭の組織が生まれる
※精鋭を生むもう一つの方法‐制限を設けること≒制限が成長を生む
例)残業禁止

・組織内のルールはシンプルなほどよい
法令を簡単にすると不正が起こりにくい。それは、法令が複雑で不明瞭だと、都合のいい解釈が生まれるから。シンプルにすることで解釈の余地を無くすべき。また、一度決めたことは何度も変更してはいけない。それが羅針盤になるから
※ベンチャーやスタートアップは朝令暮改でも仕方ないがメンバーへの配慮は忘れない

・創業と守成ではどちらが正しいか?の問答は違った成功体験を持つ部下を上手に使おうとするときのお手本。それは、どちらも難しく、優劣をつけるのもではない、100mとフルマラソンのようなものである。そんなフェアな態度が部下に取ってはモチベーションになる

・ついていきたいと思われるリーダーになる方法
①部下から愛される上司になる
恋愛のような関係。でもこれは本能的なもので最も確率が低い
②圧倒的な能力の差を見せる
そもそも人間にはそんなに差はないのでこれも難しい
③必死に働く
これがもっとも現実的。難題に逃げることなく正面から立ち向かう姿勢が大事、言い換えれば、「決して逃げない」あるには何が起こっても「結果責任を取る」という剛直な態度。
→「君主は舟なり、人は水なり」水が引いたら舟は動かない。水が荒れたら舟は転覆する。ということを肝に銘じておくべき

・部下を好き嫌いではなく能力の差で判断する
自分を殺そうと企てた魏徴を臣下に置いたのは魏徴の能力を買った為。嫌いな相手でも、その人物が優秀ならば、私情を抜きにして仕事を与えるべきである。

・2代目3代目が愚かになるのは部下が愚かだから
君主はそもそも愚かであり、子供も愚か。それも悪いが、それを諫めることができない部下とその部下の子供も悪い。

・上司と部下の関係は「機能論」で考える。
有能な人物はたとえ敵であっても採用するし、反対にどれだけ忠誠心が高くても古くからの家臣であっても役に立たなければ採用しない

・忠義を尽くす相手は上司でも社長でもなく「組織」
「君に忠ならずとも国に忠なり」組織に置き換えても同じ。スタッフが考える事は上司や社長の顔色をうかがう事ではなく、組織の役に立つこと。

・「有終の美」を飾れる人、飾れない人の決定的な違い
それは初心を忘れない事。終始一貫すること。贅沢を慎み、人徳を磨き、諫言を受け入れる。その終始一貫。世の中が治まるのも乱れるのも皇帝一人にかかっている。太宗でさえ、気が緩み、倹約の気持ちを失ってしまう。あなたの周りに、魏徴はいますか?

■ネクストアクション


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