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我が家の日本酒用冷蔵庫を紹介してみた

先日 Twitter に質問箱を設置しました。
さっそく多くの質問をいただきました。ありがとうございます。
引き続き質問受け付けておりますので、お気軽に質問していただけたら嬉しいです。

その質問箱に、こんな質問が届きました。

日本酒用冷蔵庫について教えてください。

現在、日本酒用冷蔵庫はいろいろなものが発売されています。
それらについて語れるほど知識はありませんので、とりあえず私の家で使っている冷蔵庫についてご紹介します。

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こちらの写真が、我が家の日本酒用冷蔵庫。

業務用厨房機器メーカー「ホシザキ」のスライド扉タイプのショーケース型冷蔵庫です。
2020年現在の型番だと「SSB-70DT」が該当します。

幅70cm、奥行45cm、高さ141cmのもので、1升瓶だと30本(横並びで5本、奥行3本、縦2段)まで収容できます。
4合瓶だと少なくとも56本(横並びで7本、奥行4本、縦2段)は入ります。4合瓶メインの場合は棚板をもう1枚追加して縦3段にすれば、そこにはワンカップや350ml缶を収容するスペースも出来ます。

スライド扉はガラス製。
扉は2枚重なった構造のため、シリンダー錠を使った鍵も簡単に取り付けられます。
小さいお子さんが開けっ放しにしちゃう、などの悩みはこれで解決します。
ガラス扉なので夏場は当然結露しますが、冷蔵庫下部にドレンパンという皿が付いており、結露水が自然とそこに溜まるようになっているため、床が濡れることはありません。
ドレンパンに溜まった水はこまめに棄てるようにすれば、衛生面でも安心です。

重量は50kg以上ありますが、奥側にはキャスタが付いているので、前面を少し持ち上げれば移動は比較的容易です。
ただし横移動はできないため、引っ越しの時は少し大変かもしれません。

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我が家では、庫内温度は2℃で維持しています(画像では3℃になっちゃってます。写真を撮るため庫内の整理をしたら上がっちゃいました)。
日本酒の酒質維持という観点からみると少し高めの温度設定だと思いますが、取り出してすぐ美味しい温度ということでこれくらいにしてあります。

便利な使い方としては、両手鍋や寸胴鍋もそのまま冷蔵庫に入れられること。つまり冷蔵保存したいカレーとかスープストックとか、小分けにすることなく鍋のまま入れられます。これ、実はかなり便利です。
もちろん庫内が日本酒でパンパンだったらできませんけどね。

欠点をいくつか。

夏日などで室内温度が30度を超えると、庫内温度を維持するためモーターがフル回転します。
これがとにかくうるさい。とくに寝室の近くで稼働させた場合、悩みの種になります。
また高温化ではコンプレッサーが故障しやすいようです。したがって室内温度はできるだけ25度以下をキープするようにしています。

実はいま使っている冷蔵庫は2代目です。
初代は5年位前に、8年ほどの使用期間で壊れました。
コンプレッサーの故障でした。前述したように、負荷をかけすぎたのが原因と思っています。
ホシザキのメンテナの方にも来ていただきましたが、結局買い替えのほうが安いということで落ち着きました。

ホシザキに限らないと思いますが、業務用冷蔵庫は家庭用に比べるとデリケートです。そして壊れるときは突然に壊れます。
とくに貴重な日本酒を多数お持ちの場合は、こまめなメンテナンスを依頼されるほうが良いでしょう。

SSB-70DT の実売価格は9万円~10万円前後と思います。
レマコムの冷蔵庫に比べると割高ですが、収容本数はかなり増えますので順当かなと思っています。
中古品でもよければ各種オークションサイトでもう少し安く手に入ると思います。
もしご購入されたら、ぜひ大切に長く愛してあげてくださいね。

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