見出し画像

低アルコール日本酒のススメ

今週はオフでもオンでも充実した1週間となりました。
久しぶりの方にもたくさん会えましたし、時間の過ぎるのがとても速く感じました。
お酒の最大のペアリング相手は「笑顔」だと思います。

お酒のご紹介です。

光栄菊(こうえいぎく)

画像1

佐賀県小城市にあります光栄菊酒造。
2006年に廃業していた酒蔵でしたが、2019年、有志が集まって復活しました。
なかでも杜氏を務める山本克明氏は、それまでに造ってきた銘柄によって多くのファンがいらっしゃいます。

飲んでみましょう。

上立ち香はリンゴのなかにほんのりマスカット。
口に含むと、舌先にまずピリッとしたガス、サイドから酸が感じられてきます。
遅れて舌の前方に甘み、喉奥より渋み。軽快なリンゴ系の酸味と高級アルコールを伴う含み香でジューシィです。
後半に甘みがしっかり出てきて、後口は果実味がしっかり。余韻は短めです。

画像2

ラベル情報を記載しておきます。

アナスタシアグリーン Anastasia Green
無濾過生原酒
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:14度
製造年月:2020.3

価格は3,245円(税込)。
購入は大阪のかどや酒店です。

・・・

日本酒のアルコール度数は、だいたい15~17度が平均です。
なかにはもっと高アルコールの、19度とか20度とか22度なんて日本酒もありますが、それとは逆にいわゆる低アルコールの日本酒もたくさんあります。

私は低アルコールの日本酒に強い魅力を感じています。
理由はシンプル。とにかく飲みやすく、飲み疲れにくいから。

平均15~17度のアルコール度数である日本酒は、慣れるまではとにかくアルコール感が鼻につきます。「これは酒だッ‼酒なんだッ‼」て味がするんですね。
それが低アルコール日本酒の場合、たった1~2度下げただけなのにかなりアルコール感が抑えられる。
日本酒の味に慣れない人でも、すんなり飲める味になるんです。

私が日本酒を飲み始めた頃、低アルコール日本酒にはなんの魅力も感じませんでした。
低アルコール日本酒そのものはかなり昔から存在し、観光地のお土産コーナーや、デパ地下・スーパーなどで売られていたのですが、これは通常商品に加水して度数調整したものが多く、味が薄かったり、酸っぱいだけだったり、バランスが崩れてたりするものに出会うことが多かったのです。

低アルコール日本酒が美味しくなってきたのはここ数年。
大手メーカーの商品はじめ、地酒蔵も低アルコール日本酒を多数発売していますが、今はハズレを引くことのほうが難しいと思います。

少し前に、夏酒について書いた記事がありました。

個人的には低アルコール日本酒は夏に飲むと、とても美味しく感じるんですよね。同じくらいのアルコール度数のワインより、低アルコール日本酒のほうが、日本の夏には合う気がしています。

しかも食べ物にもだいたい合ってしまう。
チーズ、揚げ物、酸っぱい系なんかとてもいいんじゃないかなと思います。
コンビニで気軽に買えるおつまみと、低アルコール日本酒はとても相性が良い。

これから暑くなります。
友人と花火を見ながら低アルコール日本酒を飲む、なんてのも楽しいんじゃないでしょうか。

・・・

今年度よりスタートした光栄菊。
すでに日本酒ファンの間ではかなりの支持を受けているようです。
私も光栄菊の購入は何本目だかわかりません(笑)

アルコール分14度ですから、低アルコール日本酒です。
無濾過生原酒、つまり加水せずにアルコール度数を抑えて造られています。
しかし、味が薄いわけではなく、軽いんですよね。飲みやすく、飲み飽きしづらいお酒だなと感じます。
しかも味わいはかなりカジュアル。
低アルコールの日本酒の魅力たっぷりな1本でした。

いただいたサポートは、モチベーションの維持および酒購入費に充てさせていただきます!!