見出し画像

インカレ経験者多数!最強のテニスサークル「Fleek」を立ち上げたZ世代起業家の思い

GODAI note編集部です。

突然ですが、「Fleek(フリーク)」というテニスサークルをご存じでしょうか?東海地区を拠点に、100名規模の会員数を誇る社会人テニスサークルです。その規模もさることながら、大きな特徴は学生時代にインターハイやインカレなど全国クラスの大会を経験したプレーヤーが多いこと。自他ともに認める“日本最強テニスサークル”としてじわじわ勢力を拡大しています。

そのFleekを立ち上げた高平将磨さんは、1996年生まれのいわゆる「Z世代」。「楽しいことしかしたくないんです!」と笑顔を見せる今どきの若者?な高平さんの、Fleekとテニスにかける熱い思いを聞きました。

現役学生トップ選手も参加!?「日本一の草トー」

2021年10月23日。愛知県豊田市の中京大学キャンパス内テニスコートで社会人のテニス大会「Fleek CUP」が開催されました。

画像1

6人1組の計12チームで競う団体戦トーナメントですが、驚くべきはその出場者たち。インターハイ、インカレなど、かつて学生トップレベルのプレーヤーばかり。中には学生テニスファンなら誰でも知っている現役バリバリの大学生プレーヤーも……。

画像2

画像3

インカレなどの学生大会も見ごたえがありますが、このFleek CUPも選手のパフォーマンスがとても高く、神ショット連発!一方で、草トーナメントならではのリラックスした雰囲気もあって、参加している皆さんが心からテニスを楽しんでいる様子がとても印象的でした。

画像4

画像5

画像6

「社会人最強サークル」Fleekとは?

この「Fleek CUP」を主催した、社会人テニスサークルの「Fleek」。学生テニス界に詳しい人なら「あの選手もいる!」「この選手も……!」と感激するくらい、ジュニアや大学で活躍した顔ぶれがズラリと揃っています。Fleekのサイトには次のような文章が掲載されています。

他のサークルと異なり、未経験歓迎!というよりは、本気でテニスに打ち込んだことのある人(打ち込んでいる人)が集まっています。
もちろん秀でた戦績がないと入会できない。みたいなことはありません。
我こそは。という方お待ちしております。一緒にテニスで汗を流しましょう!
現在全日本選手権出場者、インカレ出場者、日本リーグ出場者が多数在籍。
規格外のハイレベルサークルで、「規模」「実力」「面白さ」全てにおいて日本「最強」を目指して日々活動しています!

「もともとは年末に大学の同期や後輩を誘って10人規模くらいでテニスしていました。でも、人数がいたほうがいろんな人と打てるし、コミュニケーションも増えるので、もっとたくさんの人を巻き込んでいきたいなと思いました」

自身も中京大学で大学王座、インカレへの出場経験のある高平さん。競技者としてはもちろん、テニスクリニックなども体験しており、学生時代に幅広い分野で「テニス」を経験してきたことを活かし、今年(2021年)の2月にFleekを設立し、活動を開始しました。

画像12

本気で打ち合えるテニスサークルがなかった

すると、噂が噂を、人が人を呼び、わずか半年あまりで100名規模にまで拡大していったと言います。すごい!

「Fleekを立ち上げてみてわかったのですが、実はインターハイやインカレなどを経験した元プレーヤーたちが“ガチ”でテニスをする場所が少なかったんです。Instagramの投稿などから『インカレで活躍したあの選手がいる!』と口コミが広まって、これだけの人が集まってくれるようになりました」

画像11

かつての学生プレーヤーが就職して、本気でテニスができる環境は、たしかに会社の実業団でプレーするくらいしか選択肢がありません。本気で打ち合えて、しかも同年代が集まるサークルのようなコミュニティが意外になかったのです。

Fleekが短期間でここまで成長できた要因として「幹事の働きもかなり大きいと思います」と高平さんは言葉を続けます。

「僕以外にも3人の幹事(林大地、山口生倖、佐藤友紀)が企画やSNSの広報を頑張ってくれています。僕一人の意見だけでなく様々な観点から新しい企画が生まれるので、幅広い方に楽しんでいただけているのではないでしょうか」

事実、この日のFleek CUPの参加者からも「大会を運営している幹事が楽しそう!」という声が聞かれました。運営する側もテニスを楽しんで、参加者とフラットな関係が築けているのも、多くの人が集まる要因のようです。

「参加者はもともとジュニアの頃からの知り合いが多く、同窓会のような雰囲気で和気あいあいと運営しています。普段は実業団でプレーしているような人も遊びに来てくれて、実業団とは違った魅力を感じてくれているみたいですね」

「テニス業界に貢献したい」採用活動にも注力

さらに、高平さんにはFleekを立ち上げた理由がもう一つあります。

「このFleekの運営を通じて、テニス業界に貢献したいと思ったんです」

テニス業界に貢献……?どういうことでしょうか?

「わかりやすく言うと、たとえば学生時代に留学したり語学を勉強した学生がグローバルな企業に就職することは普通にありますよね。でも、ジュニアからテニスを頑張ってきた学生が、テニス業界に就職し、活躍する事例はまだまだ少ない。インターハイやインカレで活躍して、技術や経験のアドバンテージがあるのに、それってもったいなんじゃない?と思ったんです」

テニスが好きで、テニスの高いスキルがあるのであれば、テニス業界で活躍できるポテンシャルはあるはず。だから、Fleekに集まってくれる人たちにもテニス業界の魅力を発信したい。高平さんは、テニス業界全体のことも考えて、このFleekを運営しているのです。

そんな高平さんには「株式会社Guest 代表取締役」というもうひとつの肩書があります。もともと採用広告の営業マンでしたが、2021年に独立、起業。このFleekを運営する一方で、テニスコーチの採用に関する事業にも注力しています。東海地区の大学などと連携しながら、学生とテニススクールを運営する企業との接点づくりや、採用イベントの企画など、テニス業界を盛り上げるための事業を展開しています。

「僕自身もずっとプレーヤーとしてテニスに関わってきて、お世話になったテニスコーチもたくさんいます。そのテニス業界に恩返しができたら、と常々考えていて、おもいきって起業しました

「Z世代」の若手起業家に期待!

1996年以降に生まれた10代~20代の若者を「Z世代」と呼びますが、高平さんもいわゆるZ世代。TwitterやInstagramを駆使しながらテニス仲間を増やしていく様子は実に軽やかでアクティブです。

「遊びも仕事も、楽しいことしかしたくないんです。僕にとっては、テニス業界に貢献する活動ができることと、たくさんの仲間とつながりながらFleekを運営できていることが本当に楽しいです」

そう笑顔で語る高平さん。好きなことにまっすぐ向かっていくその姿に、Fleekを運営する幹事の皆さんも、テニス仲間も共感しているのではないでしょうか。

2022年1月には「Fleek関西」の発足が決まっており、テニスの輪を着実に広げているFleek。テニス界に新たな風を起こしている、高平さんたちのこれからの活動にますます注目です!

画像11





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?