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サプライチェーンと戦争

みなさん、こんばんわ。
今週に入って、急に電車が混んでいます。
新入社員が入ってきてリモートではなく、出社で対応していたりというのも影響しているのかもしれませんが、リモートワークをやめて出社に切り替えている会社が多いのではないかと思います。

まだ、学生は春休みですから来週あたりから学生も加わってさらに混雑するのではないかと思ってますが、この感じだとコロナ前の混雑に戻るのではないかなと。

こんな感じで日本は日常が繰り返されていて、コロナ前に戻りつつあるのですが、ウクライナではロシアによる地獄が続いています・・・。

そんなロシアによる侵略戦争でもグローバルでのサプライチェーンのありようが見えます。
というのもロシア軍が使用している弾道ミサイルや戦車なども、ウクライナで製造された部品が使われていたりしていて、侵略して町々を破壊していることで、サプライチェーンが壊れて武器弾薬の補充に支障を来しているというのです。

冗談のような話ですが、本当です。
いったいロシアはどこまでおバカさんで、野蛮なのかと思ってしまいます。
これはWW2の頃や90年代とは異なる事象なのではないかと。
これだけ国をまたいだ関係性の中で軍事までも影響を受ける世界で、大国が侵略行為をするのは理にかなっていません。

そして、欧米による経済制裁でもサプライチェーンの影響をロシアは受けます。
それも兵器の分野でもです。
それはロシア軍が使用している精密兵器の多くに使用されている半導体です。
おそらくは中国が輸出してカバーするのでしょうが、すぐにサプライチェーンを変更することはできないので、それなりの期間この影響を受けることでしょう。
それは彼らの軍事作戦の継続を困難にさせます。
即効性はないですが、確実にロシアにダメージを与えて継戦を考えさせる一助にはなります。

世界から孤立してやっていける国などほとんどないでしょう。
もちろん生活水準を中世並みにしてもよいのであれば、問題ないです。
詳しくは論考があるので下記を御覧ください。

そして、ロシアによるウクライナ侵攻の影響は世界の食糧事情にも悪影響を与えます。
すでにその影響を受けているのは中東や東南アジアの途上国です。
その多くがウクライナからの小麦の輸入に頼っています。
これは途上国ならではことで、輸送コストを低くすることから地理的に近いウクライナに頼っているからです。

日本のように食料自給率が低い国でも、経済力があれば輸送コストも払えますから、様々な国からの輸入に切り替えることもできますし、高騰にもある程度ついていくことができますが、小国や発展途上国ではそうはいかないからです。

このままでいくと政情不安や飢饉などの問題が発生する可能性があります。
石油や天然ガスなどエネルギーだけではなく、食べるものにも困ることになります・・・。

普通に考えれば戦争が非合理なものであることがわかりますが、今回はどういうわけか非合理にロシアは自ら飛び込み、その悪影響を直接関係のない国々へと波及させていっています。
本当に罪深いですね・・・。

世界経済、グローバルサプライチェーンで成り立っていることを理解し、このような事態になることを体験し、学びできることはあるのでしょうか?
すべて自国で賄うこともできませんし、備蓄を大量にすることもできません。
せいぜいできることとしたら、自給率を可能な限り上げ、リスク分散のために様々な国から必要なものを調達するぐらいでしょうか。

そして政治的には、不合理を選択する国が出ないように取り組むことでしょう。
戦争が不合理だということについては、これまでも努力してきて起きてるので、なんとかできるのかわかりませんが、努力し続けるしかないですね。

ということで戦争の道具も例外ではないという話でした。
一日も早くウクライナでの悪夢が終わりますように。


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