見出し画像

MicrosoftがActivision Blizzardを買収!!

おはようございます!
海の向こうからとんでもないBIG NEWSが入ってきました。
MicrosoftがActivision Blizzardを$70 billion(約8兆円)という史上最高額で買収することで合意したというのです。

2022年は年始から凄い話が飛び出てきました。
これはコンシューマゲーム市場、特にSONYにはインパクトがある買収劇と言えます。
海外大手ゲームメーカーの雄であるActivision BlizzardをMicrosoftが手に入れたことは大きいですし、とても良い買い物だと思います。
凄い経営判断だし、生き金の使い方とはまさにこのことかと。

DisnyがPIXAR、Lucas Studio、Marvel、21世紀FOXを買収していったのと同じぐらい私の中では衝撃です。
もしかしてロバート・アイガーをMicrosoftが雇った?w

Microsoftがこの件で声明を出してますので、リンクを掲載します。

声明の全文を和訳した文章も貼りますね。

マイクロソフトの会長兼CEOであるSatya Nadellaは、「ゲームは、今日、すべてのプラットフォームにおいて、エンターテイメントの中で最もダイナミックでエキサイティングなカテゴリーであり、メタバースプラットフォームの発展において重要な役割を果たすことになるでしょう」と述べています。「マイクロソフトは、ワールドクラスのコンテンツ、コミュニティ、クラウドに深く投資し、プレイヤーとクリエイターを第一に考え、ゲームを安全で包括的、かつ誰もが利用できるものにするゲームの新時代を切り開きます。" "世界中のプレイヤーがアクティビジョン・ブリザードのゲームを愛しており、クリエイティブ・チームは最高の作品を目の前にしていると信じています。"とマイクロソフトゲーミングのCEO、フィル・スペンサーは述べています。
「私たちは共に、人々が望むゲームを、事実上どこでもプレイできる未来を築いていきます。

「Activision BlizzardのCEOであるBobby Kotickは、「30年以上にわたって、我々の非常に優秀なチームが、最も成功したゲームのいくつかを作り上げてきました。

「Activision Blizzardの世界レベルの才能と素晴らしいフランチャイズが、マイクロソフトの技術、流通、人材へのアクセス、野心的なビジョン、ゲームとインクルージョンに対する共通のコミットメントと融合することで、競争が激化する業界における当社の継続的な成功につながるでしょう」と述べています。

モバイルはゲーム業界最大のセグメントであり、全世界の全プレイヤーの約95%がモバイルでゲームを楽しんでいます。マイクロソフトとアクティビジョン・ブリザードは、優れたチームと優れたテクノロジーを通じて、『Halo』や『Warcraft』といった最も没入感のあるフランチャイズを、事実上どこでも楽しめるようにすることを目指しています。

また、「キャンディークラッシュ」などのゲームにより、Activision Blizzardのモバイルビジネスは、急成長するこのセグメントにおいて、マイクロソフトにとって大きな存在感と機会を提供するものです。

また、今回の買収により、マイクロソフトのゲームパスのポートフォリオが強化され、2500万人以上の加入者を達成したゲームパスにアクティビジョン・ブリザードのゲームを導入する予定です。

Activision Blizzardの190カ国における約4億人の月間アクティブプレイヤーと3つの10億ドル規模のフランチャイズにより、今回の買収はゲームパスを業界で最も魅力的で多様なゲームコンテンツのラインアップのひとつにすることでしょう。

マイクロソフトは、買収完了後、30のゲーム開発スタジオを社内に持ち、さらにパブリッシングとesports制作の能力を持つことになります。

この取引は、慣習的な取引完了条件、規制当局の審査完了、Activision Blizzardの株主の承認が条件となります。

この取引は2023年度に完了する予定であり、完了時には非GAAPベースの1株当たり利益に対して増収効果が期待されます。

この取引は、マイクロソフトとアクティビジョン・ブリザードの両社の取締役会によって承認されています。

出典:Microsoft

海外メーカー大手といえば、Activision Blizzard、EA、UBI Softといったところですから、3強の一角を手中にしたのは凄いことです。
ソフトパワーがますます物を言う時代に豊富なオリジナルIPをたくさん持っているし、生み出す力も持つ企業であるActivision Blizzardを価値が高いです。
今回の買収劇は昨年から続く、セクハラや雇用問題に関する経営陣への信用低下などが引き金になっている気がしています。
信用回復するのが難しいばかりか企業ブランドの価値も落としていたので、EXITを選択したのかもしれません。

この買収の果実が実を結ぶのは2023年以降になりますが、期待せずにいられません。
どんなサプライズを用意してくるのか今から楽しみです。

これに匹敵する買収劇をしかけることができるゲーム関連企業といったらTencentぐらいですが、彼らも何か仕込んでるかもしれませんね。
EAやUBI Softも様々な問題を抱えてますし^^;

日本企業は益々、規模でも引き離されていくので心配です。
また、こんな大胆な買収を経営判断することも難しいと思うのですが、何か未来へ向けた明るい一手が欲しいなと思うのは私だけでしょうか。

下記の記事も読むと今回の買収劇がMicrosoftとしては、必然であることがわかります^^/


記事を読んで頂きましてありがとうございます😃 サポート頂けましたら嬉しいです!頂いたサポートは新たな記事を書くための活動費に充て、より有益な情報発信のための糧にします🙇🏻‍♂️