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『トップガン マーヴェリック』最高!様々な立場の人の心に響くものが詰まっています!

こんばんわ。
本日は朝から無償でご相談にのっているとあるwebサービスのコンサルをしていました。
そしてそれが終わってから、みんなが最高と言っていて大ヒット上映中の『トップガン マーヴェリック』をIMAXで観てきました。

劇場は大きいシアターホールでしたが、ほぼ満員でした。
そして20代から60代ぐらいまでの幅広い世代がいましたし、シン・ウルトラマンと異なり1人で見に来ている30代ぐらいの女性などもいました。
大ヒットする映画はカップル、ファミリー、男性グループ、女性グループなど様々な属性の方がいるものですが、まさにそんな状態でした。

とにかく映画としては最高のデキでした。
気になっていることは前作を観た上でIMAXで観ると最高の映画体験ができると思います。
どう素晴らしいのはここから先をご覧ください。

▼まずは前作の主題歌『Danger Zone』でアゲていきましょう

あの有名なトップガンの曲で始まり、空母からの発艦シーンとかもう最初から反則レベルの素晴らしいシーンから始まります。
そして、FA18ホーネットでの作戦というところも秀逸です。
これがF-35とか第5世代戦闘機とかだと、成立しませんからね。

そして近く有人戦闘機の時代は終わり、無人戦闘機になるのでマーヴェリックのような伝説のパイロットやトップガンは不要になるという話などは、現代を象徴する話も語られます。

そして時代を表すようにトップガンには女性パイロットもいますし、36年の時の流れを感じました。
時代って確実に変わっているんだなと。
そして、物語の中でF14トムキャットも出てくるのですがトムキャットが骨董品という扱いなのにも時代を感じます。
当時は最新鋭戦闘機でしたからね。

▼今作の主題歌も最高です


そして今作の主題歌はレディー・ガガ『Hold My Hand』なのですが、この曲も素晴らしいです。
やっぱりレディー・ガガ凄い。
感動しました。
映画には素晴らしい音楽が大事な役割を果たすことは36年経っても変わらぬ大事なことなんだなとわかります。

▼まずはこの特別映像を観てください


このド迫力の航空戦のシーンは劇場の大画面、そして劇場の最高の音響環境で観るべき映画だということがお分かり頂けると思います。
私はIMAXで観ましたが、映像はクリア、大画面、12chのAtoms Dolbyで最高の迫力でした。
これぞハリウッド映画だ!という完成度です。

▼戦闘機内のシーンはすべて役者による実写


3ヶ月も耐G訓練やトレーニングして飛行中のシーンはキャスト全員が搭乗して撮影しています。
驚くべきことに実写なのです。
一作目はトム・クルーズ以外は耐えられずに合成だったそうですが、今作のエアバトルの迫力は機内に複数台設置したIMAXカメラや一部シーンでのCG、VFXだけではなくこの役者たちの体を張った演技ではない演技にあります。

▼最新鋭機、無人機へとシフトする中でのトップガンとは?


今作、冒頭でも有人機でマッハ10を誇る試験機計画を無人機への予算振替のために中止するという話から始まり、そのテストパイロットだったマーヴェリックが現代の現実と直面するのですが、司令官からおまえのような男はもう今後不要になるということを直言されます。
これはリアルにそういう世界へと向かっており、現実の米軍でも模擬戦でトップガンがAI戦闘機に負けています。
AIには肉体的な制約条件がありませんから、人間では耐えることができない飛行行動も機体さえついてこればやってのけるからです。
また、さまざまなセンサー情報を瞬時に処理し、機械学習を繰り返すことで強化されていくからです。

これは戦闘機乗りに限った話ではなく、あと数十年もしたらリアルに人間は何を担当して価値を担保するのか様々なところで顕在化し、社会問題化するのは間違いないでしょう。
これも今作の根源的なテーマの一つです。

▼プレイングマネージャーになったマーヴェリック


現場主義で職人的伝説パイロットがトップガンたちの指導教官になるというのも、この物語では重要な要素の一つです。
これは36年経ち、彼の経験や能力を次の世代へと引き継いでいく立場になっているという現実の提示でもあります。
実際のトム・クルーズも59歳です。
現役の戦闘機乗りとしてはおそらく現実的にはありえない年齢なのではないかと思います。

レジェンドパイロットがどのように指導教官になっていくのかというのは本筋とは異なるので、意外なことに今作の中ではマーヴェリックはうまくマネージャーを務めているように私には感じました。
必ずしも現場で優秀だからといってマネジメントができるとは限らないからです。
まったく違うスキルセットや思考行動を求められるので。
物語の本筋はそこではなく、とある人物との人間関係の葛藤によりすれ違いだからここはフォーカスされていませんが、素晴らしいプレイングマネージャーぶりを見せています。

力を見せつけ、やって見せ、やらせて見て、鼓舞し、フォローしています。
そんな彼に若きトップガンたちも心を掴まれていきます。
これぞプレイングマネージャーの鏡の一つです。

▼信念に生きる組織の中では不器用な男の物語に心を打たれる


しかし、マーヴェリックはやはり不器用で現場主義で、現実主義者で仲間思いでそのためには規則なんてクソ喰らえで結果を追い求める人物なので、組織の中では孤立したり、疎まれたり、厄介者扱いされている不器用な生き方なのですが、本人はそれをむしろ望んでやっています。
これも一つの生き方ですが、組織の中で働くものとしては良いとは思えませんが、そんなところがマーヴェリックのキャラクターとしての魅力にもなっていますし、器用に生きることができない人たちの共感も呼んでいると思います。
また、さまざまなことに疑問を持ちながらも適用して生きている人たちの思いの発露としてのアイドルにもなっていると思います。

私も一匹狼的に生きてきて、結果を出し30歳ぐらいからチームや組織で力を発揮するためのリーダーやマネジメントの役割で1人ではなし得ない成果を出す、大きな仕事をするという新しい面白さと挑戦に魅了されていますが、忍耐することも多いですw

ということで、今作は様々な人の心に届く要素を含んでいる素晴らしいストーリーでもあります。

▼前作からの人間ドラマを引き継ぐヒューマン・ドラマという側面も


象徴的なのは主人公マーヴェリックのライバルだったアイスマンが大将として登場しマーヴェリックに新たなチャンスの場を与えて救うということです。
しかもアイスマン演じるバル・キルマー氏は2017年に咽頭がんを患い闘病しており、以前のような発声が困難になっているのですが、現実をそのままに病気のため、声を発することも難しい状態という設定で登場して、筆談ならぬPC画面へのテキスト入力で会話を続けていくのですが、終わりかけに振り絞る声で語り合うところは感動しました。
長い年月を経て2人の関係はライバルだったからこそ分かり会える存在にまで昇華されている姿が1シーンの中に凝縮されていて感動しました。

他にもヒロインとの再会と和解、そして今後への予兆を残したラストシーンになっており、前作は11歳だったので細かいところは忘れているので後でAmazon Primeで1作目を見ようと思います。
そしてもう一度振り返るときっと今作の魅力が更に増すと思います。
なので、見に行こうとされている方で前作の人間関係など細かいことを覚えていない方は是非、1作目を観てから行くことをオススメします。

1作目を観たら少し書き足すかもしれませんが、良い映画なのでオススメです!

そうそう、F14トムキャットを持っている核開発している敵国ってどこよ?と思っていたらイランでした^^;
イランが親米だった時代にトムキャットが売却されていて、反米になった今でもイランは独自改良して運用し続けているのです。
ロシアが敵?と思っている人もいたようですが、それは間違ってます。



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