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(67日目)ちゃんとしてないとぷりぷり怒っている


実家で父と話している時に、父が清掃員として勤めている家の近くの植物公園の話になった。

ぼくはいま絶賛植物大好き人間なので小学生ぶりにその施設を訪れた。

その日の夕食

父との会話は植物の話ではなく、もっぱらその施設が「いかにちゃんとしてないか」とか、「こうすればいいのに」みたいな話に終始した。

当然二人ともぷりぷりする。

母が「もうやめなさいや」と半ば呆れ声で言う。

どうしてぼくらはこんなにもぷりぷりするのだろう。

あとから冷静になりぼんやりと考えた。

ぷりぷりしたいのだ、とアドラー的に解釈してみる。

うん。そうかもしれない。

けど、正直ぼくはあまりぷりぷりしたくない。

ぼくは「こうすればいい」とか「なんでこうしないんだ」という自身のイメージがある。
よく、それでぷりぷりしている。

どうやら父も同じ傾向のようだ。さすが親子。
同じ傾向の二人が話すもんだからすぐにぷりぷりが発生する。

ぷりぷりぷりぷり


イメージを持つのは自由だと思う。 
問題は世間と自身のイメージと違ってたときになんでぷりぷりするの?ということだ。

そんなもんだよね、と受け流せばいいんじゃない?まぁこの集団にはこの集団のルールがあるから。と。

ぼくは結構はげしめに「なんで〇〇しないんだろう?バカだなぁ」とかなり強めに思ったり、はたまた言ってしまつことが多い。

自分のイメージに合わない、それをしない集団を「バカだ」と評価してるわけだ。

文章にするとものすごく失礼で軽率な判断をしていることがよく分かる。ごめんなさい。

集団が培ってきた経験や所属する人々の想いは完全に無視している。尊敬も尊重もない。
その一言で信頼関係はすべて瓦解する破壊力。

ああ、この行為でぼくは何回人を傷つけただろうか。思い出しただけで恥ずかしく感じる。

この思考の癖をやめたいなぁと随分と前から頑張っている。
パッとみて、表面だけで評価して論じる。
まことにあさはかなり。

できれば穏やかに優しく過ごしたい。

土井さんと相田みつをスタンドにまといたい。
ぷりぷりしたときにふっと背後から現れて

「ええんやで」「人間だもの」

って囁いてくれないかしらん。

といってもそんな呼吸法の鍛錬はやってらんないので勝手に心に宿すことにしよう。

土井さん、相田みつをさん。
今後ともよろしく。

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