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令和五年倉敷屏風祭「扇面貼混屏風」町家空間VOMN

令和五年の倉敷屏風祭で展示する当店の扇面貼混屏風は、江戸時代中期から後期の画家や書家、僧が描いた扇面六〇枚を六曲一双の屏風に表装したものです。時代は明治初期頃でしょうか。著名な画家、円山応挙の門下応挙十哲と言われる方の作品も多くあります。

それぞれの扇面の作者はお下記に記載いたしますが、真贋もともかく粗い作品も多数あります。

扇面の絵そのものや描かれた背景、真贋なども含め、
お茶を嗜みながら、
またはお酒を一献傾けながら、
一人で想いを馳せたり…
「ああだ、こうだ」と多数で賑やかに談話する…
そんなことが明治期の日本の楽しみのひとつであったのではないかと思われます。

「ああだこうだ」と楽しく談笑の機会も増えてきたように思われます。
この屏風の前で扇面の絵について、大勢で賑やかに談笑できる日となりましたことに感謝するとともに、ご来場の皆様方のご健康を祈念しております。

※下記に記載しておりますが、未だ作者不明の扇面が半数ぐらいあります。
空欄の部分は作者不明です。
「ああだこうだ」と推測するのが楽しいトコです。


新たに判明した扇子

芦雪はじまり
1の2 頼杏坪
2の2 岸駒
3の1 釧雲泉
5の1 頼春風?
6の1 管茶山
6の3    小野清之
6の6 小原梅坡 興除村を名づけた人

頼山陽はじまり
2の3 管晋師(管茶山)
3の5 ござん?
6の1 中井藍江
6の4 武元登々庵

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