見出し画像

女に国士は無理なのか:防衛大臣篇

突然だが、後藤にはひとつ野望がある。
明日死んでもいいと思って生きているが、なかなかそう簡単に天寿はやってこない。だったらこれをやりたい、と思うものである。

とはいえ、翌朝目が覚めぬまま、干からびて発見される可能性もゼロではないので、
「Facebookの更新が3日途絶えたら絶命のサイン」
と、親しい知人に、まるで未来予想図みたいなノリで残念な遺言を伝えている。

そしてそうなったときのために、毎日極力タスクの積み残しを防いでから寝るようにしている。
もちろん毎日ゼロリセットまではできないのだが、ある程度バッファがあり、代打を探せばどうにかなるものだけを残して、床に入るようにしている。
(たぶんこういう人間が一番長生きするのだらうとも思うのだが、兎にも角にもなるべく積み残したくはないし、最近は断捨離も進め、棺桶に入れて欲しいものを選別している。スタッフからは「棺桶セットがどこにあるかだけは教えておいてください」と言われている。いい奴だ、本当に。いつもありがとう。)

さて。
書き出しは、忘れた頃にやってくる。

後藤の野望について。
それは、民間初の女性防衛大臣になることである。

Podcast 「チノアソビ」では右翼と呼ばれて久しいわけだが、正直国防以外はあまり気にしていない。
ゆえに、安倍政権期間の社会主義かとみまごうばかりの経済政策にも頓着しなかった。しかして、実態は小さな政府でいい。そこはなぜか林田社長と同意見だ。
(ちなみに立民の回で林田が「安倍さんだって一度目はダメだったじゃん」と言った際、「否。体調悪化ゆえの苦渋の決断だったのであって民主某と一緒にしてくれるな」と返そうと思ったが、論点が暴れると思い自粛したことをここに書き留めておきたい)

最低でも県外と言ってみたり、韓国で少女像に祈りを捧げたりと、文字通り宇宙人な総理大臣を産んでしまった我が日本。そんな野党に政権は任せられないが、与党も随分だ、な日本。

安倍さんが院政後に敷いていきたかった国際協調ラインが夢破れた中、各所で「後継者を育てられなかったよね」と言われる。これは後藤もアグリーである。
しかし。
育てられなかったのではなく、育たなかったのだ。
ここが、後藤が防衛大臣になって安倍さんの遺志を継ぎたいと勝手に思っているゆえんでもある。
(ご存命中からの野望なので、遺志でなくても継ぐ気でいたが)

育たなかった、安倍晋三の後継者

かつて、日本は二度、安倍政権時に女性の防衛大臣を冠したことがある。
なんなら、昔は「防衛庁」だったという歴史もあるのだが、その違いも世の中ではどの程度理解されているのかわからない。

ここから先は

2,779字 / 5画像

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュー…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?