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Oracle Master Bronze 12c受験記(DBA編)

10月に転職でシステム屋さんに戻り、これからOracleに触れる機会が増えるってことでOracle MasterのBronze 12cに挑戦しました。どんな勉強をしたのかと、試験を受ける上でのポイントを記事にします。

記事をつらつら読むのが面倒な方は雰囲気を掴めるように見出しを書いたので、それである程度察して頑張ってください。笑

たぶん未経験でも3~4週間勉強すれば受かります

Oracle DBの実務経験:なし(別のDBを使用した経験あり、ブランク2年)
使用した教材:黒本、模擬試験、一問一答のサイト
勉強した期間:3週間
1日の勉強時間:1~3h/日

最初にこの試験に挑むまでの状況を説明します。自分はOracleの実務経験がありません。今の会社に入るまでOracleが絡むシステムに触れたこともありませんでした。他のDBに多少触ったことはありましたがDBの管理的な業務に携わったことはなく、うっすらとしたDBの知識があるのみです。

自分の場合は知識が0ではないので3週間の勉強でも合格できましたが、そうでなくても後述の通りある程度のパワープレイが通用してしまう試験なので、毎日勉強する時間を取れるのならば未経験の方でも合格に要する時間はあまり変わらないのではないかと思います。(時間を作るのが難しいんですけどね…)

教材についてはつべこべ言わずに黒本を購入することをお勧めします。試験範囲が網羅されていて、問題集と本番さながらの雰囲気の模擬試験までついてくるのは優しさ以外の何物でもありません。模擬試験が期間中であれば何度も受験可能(問題は毎回同じ)なのもありがたかったです。

ただし問題集と模擬試験だけで問題演習が足りるかというとそういうわけではないので、一問一答サイトも絶対に使うべきです。この試験にSQL基礎でいうところのPing-t的な最強サイトはありませんが、自分はこのサイトを使って問題演習を行いました。キャンディちゃん(Oracleの社員犬)かわいいですよね。

勉強の最初は黒本の読み込み重視

余談はさておき勉強の進め方を書いていきます。勉強を始めてから最初の1週間強はひたすら黒本の読み込みと付属の問題集を解くことに徹しました。通勤電車の中などで本を読む→帰宅後や週末に該当部分の問題集を解く、みたいな繰り返し。本を読むのと問題を解くのとの間に時間が空く形になったので演習までに知識が少し抜けていることが多く、最初の正答率は半分くらいでした。

中盤以降は苦手部分をパワープレイ(演習と暗記)

黒本の内容を1周すると、自分が苦手な範囲が見えてきます。そこで次は苦手な範囲について黒本をもう一度じっくりと読み込みました。会社の先輩に話を聞いてみると、Bronzeくらいなら内容を暗記すればなんとかなるということだったので、このへんはパワープレイで進めました。

実際苦手な部分は暗記するくらいの勢いで勉強すると、問題集の正答率が2~3割向上します。だいたい1週間くらいを費やしたでしょうか。

その後は試験問題の傾向を掴むため、問題演習(黒本、黒本付属の模擬試験、一問一答サイト)と間違えた問題に関連する分野の黒本読み込み(暗記)を、おおよそ3:1くらいの比率で進めました。問題演習については試験によく出る内容とどういった角度から質問が来るか知ることを意識しました。

また黒本の読みこみは最初のように各章を網羅的に読み込むのではなく、「問題集ではできていたのに、一問一答サイトでは間違えた(≒内容の理解が足りていない)」みたいな部分だけをかいつまんで読みました。試験本番で苦手分野で点を拾う確率を高めることが最大の目的です。これを数日繰り返し、模擬試験で8割、一問一答サイトで9割程度が取れるようになってきてから本番試験に挑みました。

本番は意外と時間に余裕がある

本番試験は黒本付属の模擬試験と同じ形式です。73問の出題に対し、演習で見たことがあるような問題は一瞬で解答して、少しでも迷ったら後回し、みたいな感じで進めたところ50分くらいで一通り回答することができました。その後問題の見直しに30分くらいを費やしたので、トータルの回答時間は1.5h程度(制限時間は2h)だったと思います。

Bronze DBA 12c Certification Exam | 1Z0-065 - Oracle University

問題のレベル的は黒本の問題集と同じか、それより少し難しいくらいでした。一問一答サイトレベルの内容で選択肢を絞り込み、黒本の内容をいかに思い出すか、、みたいな場面が多かったです。

機能とツールを活用して心に余裕を作る

試験時は画面上で各問題について見直しのためのチェックを付ける機能があります。また、自分が受けた会場では入室時にホワイトボードを貸し出してもらえました。ちょっと微妙な問題はチェックを付けて、何を悩んでいるかホワイトボードに書き残す…みたいな戦い方を取ったところ、ハマって平常心を失うみたいなことにはならなかったのでよかったです。

あと地味に使えたのが「これは違う」という選択肢に右クリックで取り消し線を付けられる機能。黒本の演習問題にはなかったのだけど、DBAの時は複数選択の問題で大活躍でした。いやらしい選択肢が出てくる問題も多かったので、視覚的に「違う」とマークして選択肢の吟味に集中できたのは大きかったです。

結果…合格。

こんな記事を書いているので当然ですが、合格しました。笑 合格のボーダーは70%なのに対し自分の得点は78%。何も考えずに即答できるレベルの問題6割、ちょっと迷った問題4割くらいの体感だったので、後者が大体半分くらい正解していたということでしょう。何はともあれこれでDBAはクリアです。

次回、SQL編に続きます。

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