Living well is the best revenge

「いつかやるとは思ってたけど、今日だったか」

自分はこの10年強、内容や量にばらつきこそあれ、継続的にブログというメディアでアウトプットを続けてきた。

一番最初は中学の時に始めたMySound（YAHAMAが昔やっていたSNS）。その次が高校で組んでいたバンドでやっていたブログ。どちらもそれなりの頻度で更新をしていたけれど、サービス終了やらバンドの自然消滅やらで、今では跡形のないものになっている。

そして就活真っただ中に始め、5年間続けたパンクと旅日記をメインテーマにしたブログ。このブログでは海外のコアなバンドを集めたコンピレーションやら、実際のライブイベントやら、かなりいろいろなことをやった。こちらはまだ形として残っているけれど、新たな記事を書く予定はない。

これらの媒体に共通しているのは、軸となるテーマに音楽を据えていること。更新を続ける原動力がここ10年近く常に持ち続けていた、自分の好きなことを話せる友達がいないフラストレーションであること。

しかし正直なところ、今の自分はその両者を持ち合わせていない。もっと平たく言うと、興味がなくなってしまった。だから直近まで続けていたブログの更新も止めた。ブログで「情報を発信する熱意がなくなった時が辞め時」と書いたことがあったけれど、今はまさにその状態にある。

そんな状態の中でnoteを始めるのは、この10年強自らの考えをアウトプットし続けてきた習慣が染みついていたからだ。

習慣は恐ろしい。興味とフラストレーションがないから音楽をメインテーマとしたアウトプットからは距離を取ると決めたのに、1か月もしないうちに「やっぱり何かあのブログで書きたいなあ」と思う自分がいた。

ただ、衝動のままに何度か記事を書こうと試みたけれど、何一つ形にはならなかった。そりゃそうだ。記事がスッと書けてしまったら、ここ数か月の自分の心境や決断は何だったの、となってしまう。

それでも何かをアウトプットしたい意欲だけは残る。ならばこれまでの自分が発信しようとしていた物事の前提を取っ払ってしまえばいいのではないか。そう思い立ち、冒頭のひとりごとを発しながらこのnoteを始めることにした。

酔っぱらった勢いで作ってしまったから、noteがどんなプラットフォームなのかまだわかっていない。その辺はおいおい掴んでいけるだろうし、ただアウトプットをしたいだけという目的や内容も、続けるうちにもっと明確になっていくはず。

まずはそのための場所を作ること。今はそれが一番大事だと思っている。