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VINYL ONLY! サイン蒐集の記録 1992年

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は1992年に入手したサイン盤を紹介する予定でしたが、確認してみたところ、1枚も収穫がありませんでした。すみません。この年はあまりライブを観に行けなかったので、当然といえば当然なんですけど。

ということで、この年の7月に観たあるライブについて綴ってみることにしました。関連盤を掲載いたしますのでご容赦ください。

1992年某日
2月に『VULGAR DISPLAY OF POWER』をリリースして一躍シーンのトップに躍り出たPANTERAの初来日公演が決定。同じ時期にSEPULTURAの初来日も発表され、メタルファンは大騒ぎ。

両バンドとも来日するのは7月。オールスタンディング公演はどちらも平日でした。
当時勤めていた職場は、定時で退社できることなんて滅多になく、日付が変わってしまうこともしばしば。月に2回も早く帰ることなど不可能だったので、迷いながらもPANTERAを選択。前作のタイトル曲"Cowboys From Hell"のプロモーションビデオに衝撃を受けていたからです。
ステージ上からフロアめがけてひっきりなしにダイブする観客と、躍動感あふれるヴォーカリストに魅了されたあの映像のようなライブを体感できるのでは? と期待して。


1992年7月13日

無事に定時で退社することができたので、大急ぎでクラブチッタ川崎へ。

オープニングアクトのOUTRAGEに続いて登場したPANTERAは、こちらの想像をはるかに上回る壮絶なパフォーマンスを繰り広げ、日本のメタルキッズをノックアウト。

ヴォーカリストのPhilip Anselmoが観客をステージに上げまくった為、ダイバーが続出(もちろん私も)。フロアがパンパンだったから、どんな風に跳んでも床に落ちないのでやりたい放題。

クラウドサーフでフロア最前にたどり着いた私の右手を力強く握りしめ、ステージに引き上げてくれたPhil。至近距離でVinnie Paulのビートを浴び、Rexとハイタッチしてからフロアめがけてダイブ。"Cowboys From Hell"のビデオを観て思い描いた光景が現実に。

PANTERA解散後に非業の死を遂げたDiamond Darrellからもらったピックは一生の宝物です。

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当時はまだ熱心にサインを集めていなかったので、ライブを観に行く際にレコードを用意するという発想がありませんでした。PANTERAのメンバーに会えるなんて考えたこともなかったので。


あの日から27年と6ヶ月経った今年(2020年)の1月。
東名阪で開催された『Extreme the DOJO vol.33』に出演する為にPHILIP H. ANSELMO & THE ILLEGALSが来日。リキッドルーム(東京公演)に足を運びました。

THE ILLEGALSの楽曲のみならず、"Mouth For War"や"Strength Beyond Strength"、"Walk"等、PANTERA時代の名曲も。アンコールの"A New Level"で昇天。

終演後、リキッドルームの東田慎二店長の計らいでPhilに会わせていただき、サインをゲット。夢のようです。

蒐集記20年1月-12

PANTERA
『HOSTILE MOMENTS』 12"

Philip H. Anselmo
2020年1月28日 @Liquidroom


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