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ACO ~サイン入りレコードA to Z (Donuts版) 第51回 ACO

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

2017年12月5日から2020年3月31日まで『ドーナツマガジン』に掲載された『サイン入りレコードA to Z』という連載コラムを加筆修正したものです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回から3巡目に突入! 今後ともよろしくお願いします。

第51回 ACO

(2019年1月15日公開記事を再編)

雑誌のレビューを読んで気になったデビューシングル『不安なの』のCDを発売日に買ったくらい、活動初期から聴いていたACO。

さらにのめり込むきっかけになったのがこちら。

ACO
『Lady Soul』 12"

ACO
 - 1998年11月18日 @赤坂Blitz

3rdアルバム『Lady Soul』から先行カットされた6曲入りの12インチEP。
「揺れる体温 (After Hours Session)」を何度聴いたことか。

CDも所有しています。全曲最高!


初めてライブを観たのも『Lady Soul』のツアーです。

その日の終演後に、SUPER JUNKY MONKEYのPAを務めていたK氏に遭遇。ACOのPAも、K氏が担当していたのです。
この日以降、K氏のおかげで何度かACOさんとお話しさせていただくことができました。

ACO
『absolute ego』 LP

ACO
 - 2000年4月15日 @赤坂Blitz


2000年4月15日
『absolute ego』のリリースツアーを観に、赤坂ブリッツへ。

個人的にはお決まりのアンコールというものが好きではありません。興醒めしてしまうことが多く、アンコールの途中で席を立つこともしばしば。
しかし、この日の聴衆からは予定調和的なものが感じられず、正に熱望という表現がぴったりだったように思います。

しばらくしてステージに戻ってきたメンバーたちは「全くアンコール用の曲を用意していなかった」と言って、本編で演奏済みの「揺れる体温」を再演。アンコールというものが本来のかたちで提示された最も美しい瞬間として脳裏に焼き付いています。

翌日も急遽ブリッツへ。結果的にこのツアーは3回観ました。

ACO
『the other side of absolute ego』 LP

ACO
 - 2000年4月15日 @赤坂Blitz


2000年9月3日
日比谷野外音楽堂で開催された『SWEET LOVE SHOWER 2000』というイベントへ。

セットチェンジのBGMは、DRY & HEAVY。ゆるやかな風に乗って夕暮れの空に響く「Love Explosion」が心地よく、続くACOへの期待感も最高潮に。
そして遂に登場したACOが選んだ1曲目は「悦びに咲く花」のダブバージョン。
夕陽に染められた揺らめく衣装が幻惑的で、ダブの効果を増幅させていた気がします。

このイベントにWRENCHも出演していたので、楽屋にご挨拶。
ACOさんにもお会いできたので、この年の6月にリリースされた『Tragicomic』の12インチにサインをお願いしました。DJ KRUSH、TWIGYとの共演曲です。
ACOさん、このときに初めて現物を見たと仰ってました。

DJ KRUSH featuring ACO, TWIGY
『Tragicomic』 12"

ACO
 - 2000年9月3日 @日比谷野外音楽堂


2001年7月13日

『Material』のリリースツアーを観に、渋谷AXへ。
ドラマの主題歌に使用され大ヒットした「悦びに咲く花」、そして傑作『absolute ego』で獲得した多くのファンが求めたものよりもはるかに深化した強烈なトラックとキャッチーなメロディが絶妙に混ざり合ったぶっ飛びライブ。
このツアーも3回観に行きました。

ACO
『Material』 LP

ACO
 - 2013年12月8日 @タワーレコード新宿店

彼女の作品は本当に好きなものが多いんですけど、この『Material』もかなり聴き込みました。「星ノクズ」は何度聴いても飛べます。
アートワークも好み。ジャケット裏面も最高です。

このLPにサインを入れていただいたのは、リリースから12年後の2013年。
タワレコ新宿店で、ACOのインストアイベント(アコースティックライブ&サイン会)。演奏時間は短かったけど、『Material』収録曲の"真正ロマンティシスト"を聴くことができたので大満足。

1. 真正ロマンティシスト
2. 悦びに咲く花
3. Lover, You Should've Come Over

『Material』以降、toeやNabowaのゲスト参加曲をのぞくと、アナログ盤のリリースが途絶えていましたが、2014年には9thアルバム『TRAD』から『Teardrop / 雨の日の為に』が7インチでカットされ、2017年には10thアルバム『Valentine』がLP化!
今後もアナログ盤を作り続けていただきたいです。

ACO
『Valentine』 LP


*     *     *


【追記】

このコラムがドーナツマガジンに掲載された翌年(2020年)に「揺れる体温(TYO Mix)」と、ミニー・リパートンのカバー「Inside My Love」をカップリングした7インチが発売されています。


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