美術大学で現代美術を学んだ僕が何故、小説を書いたか①
小説を公開する前の前書き①
美大で芸術を学び、僕は芸術家になるはずだった。しかしその夢は儚く散った。
いや、自分でその道を退いたのだ。
小さい頃から特技は絵を描く位で、何かにつけて簡単に賞を取ったもんだから、いつの間にか勘違いしていたんだ。
美大になんか、上手いやつはなんぼもいたし、
センスに関して特化するなら
五感以外のことを発揮して
あり得ない世界観を表現する
メチャクチャカッコいい絵を描く奴も
多くはないけどそれなりに存在し
もう僕なんか太刀打ちできない相手だった。