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【創業ストーリーvol.2】共同創業者のCTOが語る創業秘話と、Goalsのプロダクト開発の在り方とは

創業ストーリーの第二回目は、共同創業者であるCTOの多田裕介さんのインタビューをお届けします。

第一回目では、佐崎CEOへのインタビューの模様を掲載しました。
なぜフードビジネスに焦点を当てたのか、今後の展望は?など。

↓創業ストーリーvol.1はこちら!

起業のきっかけ

プロフィール
取締役CTO 多田 裕介 (ただ ゆうすけ)
テキサス州にあるサム・ヒューストン州立大学にて、コンピュータサイエンスを専攻。
ワークスアプリケーションズに入社し、エンジニアとして6年従事したのちにフリークアウトでの新規事業開発を経て、2018年共同創業者としてGoals創業。

ーまずはこれまでのご経歴から教えていただけますでしょうか!
大学はテキサスにあるサムヒューストン州立大学に6年通いました。NASAがある場所です。
コンピュータサイエンスの勉強をしていました。
もともとは日本で就職するつもりはなかったんですが、僕が就職活動をしたのが2009年でリーマンショック真っ只中とアメリカの就活が厳しい情勢でした。
そこで、日本での就職も考えるか~と留学生向けのフォーラムに参加して出会ったのが、1社目となるワークスアプリケーションズです。
ワークスではエンジニアとして6年働きました。新規プロダクトの開発や客先常駐、営業同行をしたりと幅広く経験することができました。
印象的だったのは、社運をかけた一大プロジェクトに参画したことですね。2014年に六本木ヒルズでお披露目会があったのですが、それまでモックアップをひたすら作りました。
最終的には100名でモックを作る規模にまで発展していましたね。その時、一緒に作っていたのが代表の佐崎さんです。同い年なんですが、佐崎さんの方が社歴も長くて立場的には当時上司でした。一緒によく徹夜もした仲です(笑)


ーそこから佐崎さんとご一緒だったんですね!その頃から起業をお二人で検討されていたんですか?
僕はもともと将来起業をするつもりだったので、新規事業の立ち上げ経験を積むことと新しい技術スタックを習得するために、2015年に転職をすることにしたんです。
その時、佐崎さんに退職の挨拶をするためにお茶に誘いました。
将来企業をしたい、そのための転職なんだと伝えたところ、佐崎さんも起業をするつもりだということを知りました。
そこからはお互い本業は別々ですが、土日にレンタルオフィスを借りて集まったり、時にはカプセルホテルに泊まり込みでワークをしました。遊び感覚でワークやディスカッションをしていたんです。
土日集合の日々を続けて行く中で、起業をすることは決めていたので、あとはお互い現職をいつ辞めるかの相談でした。佐崎さんには当時700名の部下がいましたし、僕もプロダクトオーナーをしていたので、結構大変でしたね(笑)そして2018年6月に、やっと起業することができました。

左:佐崎CEO 右:多田CTO

 印象に残っているエピソード

ーGoals誕生のきっかけは雑談からだったんですね~!お二人で創業して3年目。たくさんの出来事があったと思いますが、印象深いエピソードを教えてください!
ダンダダン酒場様がユーザーになったことですかね!
ダンダダン酒場様の麻婆豆腐のファンだったんです。営業の吉村くんが「あそこのマーボーうまいですよ!」と教えてくれて、食べに行ったらファンになりました。
後はねぎし様も大好きなんですが、ユーザーです。代々木のオフィスだった頃にみんなで歩いて西新宿のねぎしに行くくらい好きでした。
ユーザーが大好きなお店で溢れているのは、嬉しいですね~。

ー大好きなお店となると、熱が入りますよね!多田さんは商談に同席することもあるのでしょうか?
かなりありますね。今も同席してます。商談~サーバーメンテナンスまで、全て携われます。
開発者としては、顧客からのフィードバックが近いことはすごく大きいです。
例えばBtoCサービスだとユーザーに直接商談して販売するような形式でないので行動ログなどから分析・解析をして不便な点を想定したりというアプローチが多いと思うんですが、BtoB SaaSだと実際に使っている方の生の声を聞く機会が多いです。
あとは、ユーザーメリットから考えて、逆算して開発するということをすごく大事にしています。今後例えばバックエンドの経験のみの方が入社する場合にも、顧客のメリットから逆算して作ることは絶対に意識してほしいと思っています。

ー川上から川下まですべて俯瞰できるというのは、開発者としての醍醐味なのではないでしょうか?
そうですね。とは言え、スタートアップの企業であればそこは共通しているのかなとも思います。
開発者としてGoalsだからこそ味わえる面白みは、やはり新規プロダクトの開発ですかね。飲食業界はデジタル化が進んでいないので、顧客メリットに即したプロダクトをどんどん作っていくことが必要です。
私たちの作るプロダクトは、顧客の利益を作ることや顧客の業務を楽にすることに直結するので、顧客メリットを常に考えていくことが大事です。

顧客メリットを考える上で重要なのは、開発者がどれだけユーザーの業務を詳細に把握できているかだと思っています。
例えば、”システムの滞在時間”。これは短くなっていればユーザーの業務が効率化できているとも言えますが、短くなればいいとは一概には言えません。飲食店ではシステムを使っている時間以外に、冷蔵庫の前で在庫を数えて、紙にメモをして…というような時間があるからです。
そういったシステム利用の裏側にある業務や困りごとをヒアリングしながら見つけることで、より良い業務改善に繋げられるのです。”どうやるか”の前に”何をやるか”を私たちは大事にしているんです。

今後の開発計画

ー今後はどんなプロダクト開発を計画されているのでしょうか?
飲食の生命線である原価率低減をサポートするようなプロダクトを開発中です!
飲食店ではレシピのデータがシステムに入っていない事も多くて、各店舗がどんな分量で提供しているのかを本部が把握していないということも珍しくありません。
そんなレシピの情報は、データ化されているだけで価値があり、資産となります。発注だけでなく、原価計算などにも役立てる事ができるので、そういったデータをもとに原価率低減のサポートができると考えています。
あとは、人件費改善のプロダクトもやりたいですし、他にもいろいろやりたいことが盛りだくさんです。まさしく飲食業界のDXを進めているという感じですね。

 Goalsの開発チーム


ー開発者としてかなり勉強になりそうな環境だと感じますが、開発チームはどんな組織ですか?

組織的には20名のエンジニア(※2022年5月段階)で30代が大半と、スタートアップにしてはシニアな組織だと思います。BtoB SaaSで10年以上のキャリアがあるメンバーが多くいるので、刺激はあるんじゃないかと思います。

最近は、社内で機械学習の勉強会も行っています。実際に開発中のプロダクトで機械学習を活用するので、みんなで学んでいる最中です。
飲食業の特徴として、100点満点の解決策を熟考して出すというよりも、50点の解決策を高速で出してPDCAを回し続けるというような業務が多いので、機械学習の活用余地がかなりあるんです。
「料理提供まで●分!」みたいな事の追及をするじゃないですか。ライフサイクルがかなり短い上に、業務の複雑性が高く、数式では答えが出ないところに答えを出しに行く。これが機械学習の活用余地ですね。

最後に


ーワクワクする取り組みが沢山ありそうですね。そんな中、組織や業務に対し多田さんの視点から課題に感じている事は何でしょうか?

プロダクト開発の話と繋がるんですが、やりたいことが沢山あるんですけれど、とにかく人が足りていないです(笑)3か月に1回プランニングをして、開発案件の整理をしているんですが、人が足りないが故に計画が後ろ倒しになってしまっているような状況です。
後はやるだけ…!という状態のプロダクトもあります。なので、こういったミッションやビジョンに共感いただける方には、是非仲間になってほしいです。

ーありがとうございました。

現在、Goalsでは、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
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