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余裕のある人間でいようと思う

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。ラスト2回!

コラム残り2回です!よろしくお願いいたします!

先日やっと、コロナワクチン1回目の接種を終えました。ワクチンに対しては色々な考えがあるけれど、私は常に世界中どこへでも行ける身体でいる方が夢があると思うので、副反応が酷くても、臨床実験が続けられている状況であっても、打ちたいと考える派です。(打たない派の方も、全然気にしないで読み進めてほしいです。今日は「ワクチンどうのこうの」の話をするつもりはありません。)

私は市の予約サイトから予約をして、集団摂取会場でワクチンを打ちました。広いホールに①から⑥まで番号の振られた“シマ”があって、受付で渡されたファイルを持って①から順番にシマを回ります。全てのシマを回り切ると、事前説明・問診・注射・10分待機まで全ての作業が完了するような仕組みです。

会場には数十人のスタッフの方やドクター、看護師の方々がいるわけですが、みんなオペレーションが的確だし、にこやかで優しい。私は感激して、何度も「ありがとうございます」と言いました。だって、希望した国民全員に緊急的にワクチンを打つなんて、誰にとっても初めてのこと。

そこにいる係員のみなさんは「開店したてのレストランのオープニングスタッフ」みたいな大変さでしょう。それに、私の住んでいる市だけで、今回約5万人が集団摂取をします。

イレギュラーもたくさん起こると思います。それでも誰一人として慌てず、“やっつけ仕事感”のあるスタッフさんもいません。目を見て、摂取した人の状態によって話し方を変えてくれる余裕。めちゃくちゃかっこよくないですか?シビれました。

実は私も、“イレギュラー”の一人でした。ワクチン摂取チケットが届いたのは入籍前だったので、チケットに書いてある苗字と保険証の苗字が違っていたのです。初めてのことばかりのコロナ禍。

システム化されすぎて融通の効かないことも多々ある日本の行政ですから、もしかしたら「お名前が一致しませんので、改めて予約を取り直してください」なんてこともあるんじゃないかと内心ドキドキしながら行ったんです。

でも最初の受付で説明したら、イレギュラーとして「旧姓表記」と書かれた付箋を貼って情報共有してくださって、おかげでどこのシマに言っても旧姓で呼ばれることはなく、全員にきちんと新しい名前で呼んでいただいたのです。このチームワークと落ち着いた対応。シビれすぎて涙が出そうになりました。

「飲食店で店員が料理を出すのは当たり前だから、お礼は言わなくていい」という考えの方もいます。確かに店員さんは料理を出すのが仕事で、集団摂取会場のスタッフさんやドクター、看護師の方々も、私たちに滞りなくワクチンを打つのが仕事なのかもしれません。

でも、そこで働いてくれている人たちより、ただ足を運んでいるだけの私達の方が気持ちに余裕があるはずです。

だから、飲食店では「ありがとう」「ごちそうさま」を言える余裕を持っておきたいし、摂取会場で大きな余裕を見せつけられたら、こちらも大きな余裕で返したい。「お願いします」「ありがとうございます」をきちんと伝えられる、余裕のある人間でいよう。

ワクチンの抗体と“新たな信条”を同時にゲットした、集団摂取だったのでした。

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