仕事相手を知る技術

昨日、人を動かすためにその人のことを知る必要があるという内容を書いた。では動かしたい人を動かすために必要な技術について書いていきたいと思う。

必要なことは3つ。①何を大切にしているか(価値観)、②どの感性を使っているか(知覚)、③どんな状況でいきているか(立場や状況)の3つを知ることだ。

①について。人それぞれに持っている正義感は違う。まずはそれを理解すること。そのあとに相手が大事にしていることは何かを知ること。それは話の論点と意見を分けて考えること。例えば週次の会議面倒じゃない、準備大変だし大して情報得られないし」という話を振られたときに、論点としては「会議をやるべきか」で、意見としては「会議はやりたくない」、理由は「準備が面倒」、「ほしい情報が手に入らない」というところで、少ない時間で確実な情報を得たいという価値観を持っているのだろう。だからこそ、この人を会議に出席させるには、相手が知りたい情報とそれを報告させる仕組みづくりが必要になるわけだ。

②について。どの感性かというのは仕事上の表現でわかる。たとえば比喩として「リズムを合わせて」とかいうと「聴覚」を重要としているし、「見通しがいい」とかの表現をしているなら「視覚」を重視していることになる。ほとんどの人は「視覚」を重要視しているので、その場合は文字だけでなく図で伝える必要が出てくる。文字による説明と概略図を持って、文字が言いたいことが要するに何なのかを図示できるといい。そこでコミュニケーションロスを防ぐことができる。

最後に③について。これは相手がどのような立場で物事を見ているかを知るということ。例えば三角錐という図形を思い浮かべてほしい。人によっては真横から見て「三角形」、下から見て「円」という人もいる。つまり全体をどのように見ているかを知るということ。常に「自分はこう見えるけど相手はどう見えるのだろうか」を考えていくことが大事。どうすれば相手の視点を理解できるか。それは愛を持って接すること。とにかく相手が喜ぶことを考える、好きなことを理解する。それをすることで相手の立場と物事の見方を少しづつ理解できるようになる。

まとめると愛を持って、①何を大切にしているか(価値観)、②どの感性を使っているか(知覚)、③どんな状況でいきているか(立場や状況)の3つを知ることが相手を動かすことために必要なことだ。

ごーよー

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