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知的トレーニング 外部環境についての関心と洞察力を鍛える①

知的トレーニングとして、外部環境についての関心や洞察力を鍛えることについて思いついたことを執筆していきたいと思います。

自分事化力 と ビジョン具体化力 の2つを鍛えることによって、日々新聞やニュースに触れる際の意欲と精度とお役立ち度を上げていくことについて何回かに分けて記載していきたいと思います。


なぜ外部環境について知る必要があるのか

皆さんなんとなく世の中の動き、外部環境を知る事は大切だよねと思っていらっしゃると思います。でも改めて考えるとそれは何故なのでしょうか。

結論から言えば、ビジネスパーソンの方や、会社がより良い未来をつかむため=より世の中に役に立つためだと私は考えています。

本当に当たり前の話で恐縮ですが、ビジネスはお客様から自社の商品サービスが選ばれてこそ初めて成り立つものです。そのお客様は、外部環境の1つの構成要素です。そしてそのお客様が存在する世の中についても外部環境といえます。

以下の図は、以前の投稿から抜粋したものです。会社経営の目線に立つと、今もそうですが、将来にわたってお客様から商品サービスが選ばれ続けることが会社の存続においても成功においても必須であるということです。

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だからこそ、自社の商品サービスを選ぶ相手であるお客様や、そのお客様が生活、存在する世の中の動向を知る事は、ビジネスを成り立たせるために必要不可欠なことだということです。

例えば、私自身はコロナの前までは外で食事することや飲むことが好きでした。お客様とのリアルなコミニケーションを深めることも、とても楽しくそして人間的にもビジネス的にも心の通じ合う良い関係を保っていました。しかしながら、新型コロナウィルスの影響で、食事や飲みに行くことの機会が大幅に減少しました。私自身の考えや好みは変わらないものの外部環境が変化したために私自身の消費行動は変わってしまいました。(不完全燃焼のZOOM飲みなどもたまにやってはおりますが。)私も飲食店からしてみればお客様であり、その私自身の性格も趣味嗜好も変わらないにもかかわらず、世の中が変わってしまったために行動が変化したということです。

つまり、お客様に選ばれるためにはお客様だけを見ていればいいわけではなく、そのお客様が存在する社会環境の動向も考慮に入れる必要があるのです。

飲食業界は大変な逆風に晒されています。新型コロナウィルスの状況や、それを受けた政策の動き(緊急事態宣言や補助金など)、そして、もっと時間軸を伸ばせば、本当にワクチンが普及したら新型コロナウィルスは今のインフルエンザ程度の脅威に落ち着くのか、といったことについての洞察が経営判断をする上でも、飲食業界で生き抜く個人の方にとってもとても大切になっています。

ほとんどの皆さんは、会社に所属しているかご自身でビジネスをされているか、なにがしかビジネスに関わっていらっしゃることと思います。そのビジネスが成功するかどうかという事が、より良い未来をつかむ、そしてより良い未来を世の中に提供するために非常に重要なことです。

私自身が考える外部環境についての関心やその洞察力を鍛えると言う事は、この目的に資するものであると考えています。逆に言うとそうでなければ単なる趣味でしかありません。(趣味でも素敵なことですけどね。)


外部環境への関心や洞察力とは何か

私は外部環境への関心や洞察力は、以下の図で示されるようなイメージと考えています。

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要は、より広い範囲の関心の幅(縦)をもって、短期を精度高く読み、長期を洞察する力であると考えています。

もちろん、目的に応じて関心の幅や時間軸は変わるものですので、一概に広い範囲で長期がいい、というわけではありません。

最初は、皆さん以下のような感じだと思います。

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ここから、2つの力を伸ばしていきます。すなわち、縦の関心と横の洞察、です。

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まずは、縦の関心の幅を広げていき(自分事化力・志を鍛える)、自分自身のステージを上げていきます。自分のことにしか関心のない、自分勝手な状態から、家族、会社、お客様、地域、日本、世界、宇宙 と感心と志・責任の幅を広げていきます。(どこまで広げたいかは人それぞれです。)

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また、以下の図のように時間軸の幅を広げていく(ビジョン具体化力を鍛える)ことで、中長期的、超長期視点を持って生きていく、会社を経営していくことができるようになっていきます。

この先1年程度の目先の人、から、5年先を考える人、10年、20年先、更には自分の世代では終わらない100年以上先を洞察する人、ということで時間軸の幅を広げていくのです。

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これが、外部環境への関心と洞察力を鍛えることにより得られる力だと思うのです。

今回は、シリーズ初回ということで図ばかりが多く恐縮ですが、次回以降で、具体的な鍛え方について記載していきたいと思います。


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