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消防音楽隊が「燃えろみんなの北九州」を演奏して盛り上がる不思議な我がまち。

ウエールズ代表誘致のおはなし⑤

北九州市の消防車、救急車にウエールズの国旗が貼ってあるのを見たことありますか?
なんで!?と。
この仕掛人は、北九州市役所の三浦隆宏さん。
役職は市民文化スポーツ局国際スポーツ大会推進室室長。

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この人無しに北九州の今の姿は無いと断言できる。三浦さんは八幡中央高校→福岡大学のご出身。

ラグビーは高校時代の授業でプレー。(当時の八幡中央高校はクラスマッチがラグビーだった)

ビジョン達成に導く、物腰は柔らかだが芯の通ったタフネゴシエーター。

交渉相手が三浦さんの魅力にひかれて最終的には協力してくれる。この人の悪口を言う人を見たことが無い。


三浦さんの前所属は北九州市消防局。消防車両の全てにウエールズの国旗のシールが貼ってあるのはそういう理由。消防音楽隊があろうことか不謹慎にも「燃えろ!みんなの北九州」を演奏する柔軟さが北九州市消防局の魅力。(北九州市民は何の違和感もないが、他都市の方は爆笑していた)
ウエールズの国旗を貼るのも「三浦君が言うならいいじゃないか」と決まったらしい。


北九州市は元々3つの陸上競技場があった。そのうちの三萩野陸上競技場が1998年にメディアドームに生まれ変わり、100万都市の規模として2つの陸上競技場では潜在的にキャパが不足していた。そこにギラヴァンツ北九州が誕生。ますます利用スケジュールが過密になり、市民の利用にも支障をきたしていた。

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(↑ 建設中のミクニワールドスタジアム北九州)


北九州市の都市力向上を狙って新スタジアムができることになったわけだが、サッカーだけでなくラグビーなどの他競技も利用する陸上トラックの無い「球技専用スタジアム」という形になった。スタンドからは海も山も見える。(当初は会場にせり出したスタンドを設置する予定だったが漁業権の問題でひとまず今の形になった。偶然の産物。)

全国で新幹線の駅から一番近い球技専用スタジアムは、競技を問わず選手たちから絶賛された。

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このスタジアムの利用最優先権はギラヴァンツだが、ラグビーも多く使えるようにしていただけたことが大きかった。こけら落としは2017年2月「サンウルブズVSトップリーグオールスター」という、地方では考えられないビッグイベントを誘致できた。

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このビッグゲームの誘致は、前述の吉田通生前会長の人脈無くしてはありえなかった。

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