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丁寧に暮らしている人に憧れて

たくさんのキャベツをもらったから、大量にザワークラウトを作る友人
幼稚園に通う娘のために、とびきり可愛いマスクとワンピースを作る友人
手編みのバッグを義理のお母さんにプレゼントする友人

そういうことを、押し付けがましくなく、自然にサラッと暮らしの一部にできる人って、いいなあと思う。

友人のそういう話を聞くと、自分もやってみたくなり、料理やお菓子づくり、編み物をやってみたりもするのだが、何か違う。

洗濯ものも畳まずに、散らかった部屋で編み物をしている私。
今日は忙しいからと、子どもの夕飯は刺身にしつつ、ボウルで生地を混ぜてマフィンを焼く私。

これって、丁寧な暮らしとは、程遠いよね(苦笑)

Instagramで見る、丁寧な暮らしの切れ端を真似ても、私自身の生活は何も変わってない。

あれもこれもやりたいって思うから
どれもこれも中途半端なのか。
いや、あれもこれもやりたい性分だから仕方ない。

ALWAYS 三丁目の夕日の映画が公開されるときに、監督だったか、コメンテーターだったかが、こんなことを話していた。

薬師丸ひろ子さん演じる鈴木家のお母さんは、ウールのカーディガンや白いエプロンにきちんとアイロンをかけているような人。昔はそういう人がたくさんいた。

たしかに薬師丸ひろ子さんのカーディガンの袖はアイロンの線が入っていた。

きっと、沢山の服を持っているわけではないけど、大切に洗ってアイロンをあてて着ているんだろうな。

いま、それと同じことをする必要はないけれど

いただいたキャベツを無駄にしないように、日持ちするザワークラウトを作る友人とか
娘さんのレッスンバッグに可愛い刺繍をして持たせている友人とか
お母さんの誕生日に、こういうのが好きだからと手編みのバッグをプレゼントする友人とか

みんな気持ちがあって、暮らしにつながっているところがいいなあと思う。

やらなきゃいけない家事をこなす毎日だけど、
このおかず好きっ言ってたから、多めに作ろうとか、
ボタンが取れてから付けるんじゃなくて、取れかかっているときに付け直すとか

本当はそういうことが、さらりとできる人が丁寧に暮らしているってことなのかな。

家族とか、自分の周りにいる人が喜ぶかな、って思いながらごはんを作ったり、洗濯を畳んだりすることが、丁寧に暮らすことにつながるのかな。

と思う今日このごろ。

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