【ザゴール2編13(終):マガジンまとめ】
本投稿では、12回に渡って解説してきたこのマガジンのまとめ投稿になります。概要と流れをささっと読んでいただき気になった部分があれば、覗いていただければうれしいです。
過去、改善の理論学習と実践をしてきた紫耀(ショウ)も入社して15年になる中堅社員となりました。製造で現場管理を経験した後、IT推進課を経て再度製造部に戻ってきたようです。
そんな時、紫耀(ショウ)はある日工場長の哲也に呼ばれ、製造管理だけでなく事業管理についても携わってほしいと内示を受けます。そこで、参考に哲也は、問題解決とは何ぞやについてザゴール2を使って紫耀(ショウ)に解説していくことに。
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【ザゴール2編1:工場管理から事業管理へ】
ある日、紫耀(ショウ)は工場長に呼ばれ「君には製造だけでなく事業も見てもらいたい。今後の現状のビジネスの問題点と解決策、そして将来の事業の方向性の検討等を実施してほしい。製造というバックグラウンドがあればコストや品質、そして技術的な部分もわかるから事業を見渡す時に強みになるだろう。」と言われ、製造部と事業企画部の兼務を言い渡されます。そこで、ザゴール2を勉強していきます。
【ザゴール2編2:問題解決のための思考プロセス】
早速ザゴール2の解説が始まっていきます。主人公はザゴール1と同じゴローさん。ゴローさんは多角事業部の部長(ユニコの役員)となっています。そこで、自分の事業の子会社3社が売却されるという事態に陥ります。そこからどう挽回していくかが書かれていきます。まず、たまたま日本に訪れた恩師のジョナさんから、家庭問題を例に思考プロセスを使っての問題解決について指導を受けます。
【ザゴール2編:3 解決策を探る】
その思考プロセスを使って、まず売却の候補のうちの一つのダイナ印刷の解決策を練っていきます。客先の問題を解決することが価値であるという認識をして、どうしていくかを考えていきます。
【ザゴール2編4:彼は数字でしか動かない...】
【ザゴール2編5:現状ツリーで問題を構造化する】
ダイナ印刷の方向性を示してもまだまだ社外取締役は納得しません、全3社で業績改善の数字を見せてくれと言われます。そして、二社の改善案を練っていく中で、社外取締役を説得するための行動にも出ていきます。その中で、現状ツリーを作成し、問題の構造化を図っていきます。
【ザゴール2編6:現状ツリーから未来実現ツリーへ】【ザゴール2編7:小さな変化で大きく動かす】
現状ツリーを使って、問題を構造することを学んだゴローさんたちは、現状の問題を顧客のメリットにつなげるため、現状ツリーから未来現実ツリーを作成し対策を考えていく。ダイナ印刷での成功例を使いながら2社目のアイコスメティック社の改善策を練っていきます。
【ザゴール2編8:「自社対顧客」ではなく「(自社+顧客)対課題」の構図を作る】
アイコスメティック社の改善の糸口が見えてきた、そんな時最初に改善案を出していたダイナ印刷にて、”アイデアはいいが注文が取れない”という事態が起きます。ここで、どのように顧客と共同していくかが書かれていきます。
【ザゴール2編9:ネガティブ ブランチを切る】
ダイナ印刷の問題が解決したところで、アイコスメティックの改善アクションの検討を再開します。ここでは現状ツリーでネガティブなポイントを見つけ、どう未来を変えていくか考えていく未来現実ツリーを作成していきます。そうして改善案を練っていきます。
【ザゴール2編10:解決策を売る】
ゴローさんはダイナ印刷とアイコスメティックの2社の改善案を練ったところで、この二社を改善のケースごと売却することで売却価値を上げることにします。そして、最後の会社のアイコスメティック社の改善案の検討に入っていきます。
【ザゴール2編11:“従業員vsTop”から“(従業員➕トップ)vs課題“の構図に変える】
アイコスメティックでは非協力的な従業員を巻き込みながら、思考プロセス、問題の構造化を使って改善案を練っていきます。そして、その過程の中で、従業員とトップが一丸となり解決策を考えていきます。
【ザゴール2編12:人生のゴールとは?】
すべての改善案が出そろい、2社が高値で売却され、1社がユニコに残ることになります。その理由を熱くゴローさんが語ります。最後に結局この本でゴールドラット博士が何を伝えたかったかが書かれています。
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本マガジンはこれで終了します。ありがとうございました。次回から実践編として実体験からの現場マネジメントのコツについて解説していきます。
なお、下記noteにものづくりに携わる人であれば、必要であろう知識について、本マガジン同様に対話形式で解説しています。もしご興味あれば、覗いていただければ幸いです。
休憩がてら、番外編マガジンもあります。
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