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「その問題、ナッジで解決できるかも!」5月号:「正論だけど、伝わらない」

月刊誌「へるすあっぷ21」(法研)で「その問題、ナッジで解決できるかも!」を連載しています。青森県保健所・竹林紅所長と横浜市・高橋勇太保健師と私の3人がナッジを学びながら「ナッジマスターへの道」を目指す成長日記です。

あらすじ

公衆衛生医師の紅さん(公衆衛生医師)、保健師の高橋君(横浜市健康福祉局、横浜市行動デザインチーム(YBiT)コアメンバー)と竹林の3人でナッジマスターを目指して問題解決していきます。

健康指導でエビデンスを伝えてもなかなか伝わずに悩んでいる紅さんと高橋君。竹林に相談したところ、論理だけではなく、相手の感情の癖(バイアス)に訴求するアプローチを提案されます。竹林からクイズを出された2人。うまくナッジマスターへの階段を上れるのでしょうか?

【クイズ】3種類の募金ポスターのうち、どれが最も寄付を集めた? (Small et al, 2007)
① 「マリ共和国の7歳児ロキアちゃん。とても貧しく飢えに直面しています。」(ロキアちゃんの写真つき)
② 「ザンビアでは干ばつで300万人が飢餓に直面し、アンゴラでは400万人が難民となり、エチオピアでは1,100万人が緊急食糧援助を必要としています。」(写真なし)
③  ①と②の情報を両方掲載

※続きはへるすあっぷ21 5月号に掲載↓

https://www.sociohealth.co.jp/magazines/healthup21.html

YBiT情報コーナー

YBiTは全国のナッジユニット設立を応援しています。2019年10月に尼崎市で、11月に岡山県でナッジユニットが始動し、両ナッジユニットとはノウハウの共有し、竹林が研修講師として携わらせていただきました。尼崎市と岡山県の皆様の熱量がすごく、この流れが全国に広がっていくことを期待します!

YBiTのHPはこちら↓

https://ybit.jp/

謝辞

執筆に当たり、慶應義塾大学 星野崇宏先生および浅川翔子先生から御協力をいただきました。ありがとうございました!

もっと知りたい方へ

「スイッチ」(ハースら著)をお勧めします。



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