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ナッジ研究者がお答えします#29:オンライン朝礼を行動経済学的に解釈してみた

私は働く女性を応援します

 日本の労働環境は硬直的な面が残っており、女性は十分に真価が発揮できていません。私は男性ということでこれまで多くのアドバンテージを享受してきました。これからは私の知見を働く女性のために役立てたいです。
 …と考えていた私に、womomラボ代表の齋藤さんから連絡が。早速話がまとまり、「同僚タイム」に対して私から行動経済学的コメントを送ることに決めました。

同僚タイムはオンライン朝礼・終礼

 「同僚タイム」は、テレワークや独り作業の多いフリーランス女性の孤独感の解消やモチベーション向上を目的とした、30分のオンライン朝礼・終礼。儀式的要素は、時間のメリハリをつけるためにも、大切だと考えます。
 いざ、体験。女性の中に、男性は私1人。笑顔で迎えていただけました。
 司会の齋藤さんが挨拶し、順番に今日の予定や抱負をコンパクトに発表し、齋藤さんがそれにポジティブなコメントをします。他の参加者は画面上で頷いたりコメントを書いたり。皆様の笑顔が素敵です。

行動経済学の観点からコメントしました

 終わった後、じっくり考えてから、次のコメントを送りました。

【竹林コメント】次の効果がバランスよく設計されていると感じられます。
今日やることを発表→宣言したことと一貫した行動を取りたくなる心理(コミットメントと一貫性)に訴求し、実行する確率が高まる。
https://note.com/go_go_nudge/n/n04981747827b
仲間の宣言を聞く→自分もやりたくなる心理(同調効果)や、自分も「やればできる」気分になる(自己効力感)を刺激し、後回しにしようとする気持ちを押し返す原動力になる。
朝早くに実施→最初に受けた刺激がその後も続く心理(プライミング効果)が作用し、ポジティブな気持ちが(無意識のうちに)継続する。
https://note.com/go_go_nudge/n/n71f25385c3d8
ポジティブなフィードバック→人はフィードバックを欲する性質があり(例:ボーリングが真っ暗なレーンに向けて球を投げ、何本倒れたかわからないルールなら、つまらない労働に感じることでしょう)、全員で頷いたりコメントしたりしてフィードバックするのは、行動の後押しになる。

 ナッジは、人によって効果がある場合もあれば少ないこともあります。とは言え、楽しく有意義な1日になる確率は高まるでしょう。
 「同僚タイム」、私は自信を持ってお勧めします。


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