小さくガッツポーズ
最近会社で、半年に1度の発表の資料を作っている。
いつもなら、パワポを使う作業が好きなので、会社行くの楽しいなんて思うのだけれど。
今回は、そうでもない。
少々つまらなくなってきたか、私。
慣れてきたのかな?
ちょっと自信なくしているのか?
Canvaとか使う方法もあるよな、なんて考えてみたり。
でも会社では、足並み揃えて、パワポでいいか、と納得させる。
いゃ、実は、Canvaと会社のパワポの互換性を心配していた。
家のパワポとバージョンが違うのだが、家で作った資料が、会社のパワポで編集しようとしたところ、うまくいかず、微妙なズレができてしまうことを知っていたからだ。
そう。
会社のパワポが古いのである。
まぁ、とりあえず、Canvaをパワポに変換してみた。
選んだものが良かったのか、それなりに変換された。
ただ、書体はないし、いろいろ崩れているのは否めない。
古いパワポでは、ステキな資料を検索したところで、真似できないこともたくさんあるのだ。
そして私は、腹をくくった。
この古いパワポで、自分の作りたいパーツを作るぜ。
変なスイッチが入り、そこからはめちゃくちゃ楽しくなった。
便利なソフトもいっぱいあるし、最新バージョンでやれば、本当は簡単だし、問題も少ない。
それでも、不都合の中で頭をひねるのは、なんだか楽しかった。
そういう時代を生きてきたんだよね。
会社の仕事も、若い世代の人達が出会っている技術って、今が最新なんだよね。
昔の不便な時代の話をしても、昔話でしかないよな。
もちろん、私より上の世代の人達の話を、私が聞いても、へぇーと言うしかない。
その時代の最新の情報や方法の中で、作業しているんだよね。
会社で作業をしながら思う。
なぜその方法なのか、経験として知っているし、なんらかの理由で最新で動けなくなった時には、きっと自分が持っている経験が、突破口になるような気もしているのだ。
なんだかんだで、不便な時代を楽しんでいたのかも。
そして、似たようなソフトやアプリ、新しいものと古いものを比較するのが、どうやら好きらしいということに気づく。
同じことができるのに、どちらも試したくなる。
なんでそれを使うんだろうって考えている。
何が違うのだろうと考えるのが、結局楽しいらしい。
さらに、古いもので最新に近づけた時には、小さくガッツポーズである。
今日、会社の古いパワポで、自分好みの吹き出しができて、小さなガッツポーズを作りテンションを上げていたのは、言うまでもなく私なのであります。
明日もがんばろーっと。