スポーツ界のお話

お元気でしょうか。早速ですが、2回目の投稿をします。

今回の題材は「スポーツビジネス」について。なぜ、この題材かといいますと、私自身が大学でスポーツビジネスやスポーツマーケティングを専攻していること。そして、日本政府だけでなく、世界のトレンドとしてスポーツビジネスがどんどん大きくなっているからという2つの理由からです。

ところで「スポーツビジネス」って何ぞやと思った方は多いでしょう。簡単に説明するとスポーツビジネスとは、スポーツによって生まれる価値を商品やサービスにして販売し、収益を生み出す活動のことです。従って、Jリーグなどのプロスポーツ、オリンピックなどのスポーツイベント、フィットネスクラブなどのスポーツ施設、スポーツ用具などのメーカーなどこれらは全て「スポーツビジネス」と言えます。

そして、「スポーツビジネス」を語るうえでスポーツ産業を理解することが必要なのですが、専門的な話かつ長くなってしまうため、大事なところではあるのですが割愛します。

なぜなら、今回読んでくださる方たちに知ってほしい!と思ったのは、①スポーツビジネスを日本が国として推進している。②コロナ禍でスポーツ界は大きな打撃を今も受けているが、今後大いに伸びる可能性が高い。という2つをお伝えしたかったからです。なので、「スポーツ興味ねーよ」「たかが、大学生がちょっと大学でスポーツビジネス学んでいるだけで何を言ってんねん」と感じた方は、時間の無駄になってしまうので是非スルーしてください。


前提が長くなってしまいました。。ここから今回の本題に入ります。今回お伝えしたかったうちの1つ目。①スポーツビジネスを日本が国として推進しているということについて。

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上記の資料は、2016年にスポーツ庁が作成したものです。色々と難しいことが書いてありますが、要するに「2016年から2025年までにスポーツ市場規模を3倍にして約15億円にするよ!」ということです。ただ、2016年当時のアメリカではスポーツ産業の市場規模が50兆円とも言われているので、この額が多いと思うか少ないと思うかは捉え方次第です。(アメリカとは人口、歴史、国民性が違うので単純比較はできないが)2020東京オリンピック・パラリンピック開催も日本が国としてスポーツビジネスに力を入れている証です。そして、超高齢化社会かつ少子化が進む日本において、国民医療費は大きなネックです。スポーツを推進し、健康でいられる期間(介護などが必要のないいわゆる健康寿命)を伸ばすことが医療費の削減に繋がるという試算が出ていることから、国としてもスポーツ産業を大きくしたいわけです。実際、オリンピック招致が決まり、数々のスポーツ施設が建設、卓球など各スポーツ界のプロ化、今では当たり前になりつつある動画配信サービスのDAZNも2017年から10年間で放映権料2100億円の大型放映権契約が2016年に交わされるなど、日本のスポーツ市場は伸びていると実感できると思います。

とここまでで、「へー。日本のスポーツビジネスは大きくなってるのね。」と理解していただけたら幸いです。


しかし、新型コロナウイルス拡大により現在、スポーツ界は大きな打撃を受けています。そして、先日2度目の緊急事態宣言が発令された通り、コロナウィルスとの戦いは長期化が予想されます。それはスポーツ界にとっても厳しいことです。引き続き、自粛や観客数の制限を設けられることによって、スポーツ用具の消費が落ちること、単純にプロスポーツの大きな収入減である入場料収入が大きく落ちるからです。

ただ、必ずしもスポーツ界にとって今の状況は悪くはないという捉え方もできます。かの有名なデロイトトーマツコンサルティングのスポーツビジネス部門のアナリストが随筆した「スポーツがコロナ禍を乗り越えるために」という記事内でも、今後のスポーツ界は決して暗くないということが過去の事例や数字というファクトからわかります。ここで今回お伝えしたかった内容の2つ目、②コロナ禍でスポーツ界は大きな打撃を今も受けているが、今後大いに伸びる可能性が高い。という部分について掘り下げていきます。

この記事内の2章では、スペイン風邪流行時に、スポーツマーケットに何が起きたかという部分でこれからのスポーツ界は必ずしも暗い未来が待っているわけではないと記されています。具体的には、100年前のスペイン風邪の時の記録から事実を説明しています。当時は、スペイン風邪による観客制限や感染予防などで当時(1917年)、MLBのスタジアムでは観客平均4,200人から約3,000人まで観客数が激減しました。しかし、感染症が収まった翌年には観客数が5,800人まで増加し、2年後には7,300人を超え、当時の観客動員記録を塗り替えたとされています。科学的な要因はわかりませんが、数字やその他の項目から考えられる要因としては、スポーツが制限を受けることで、制限が解除された時に、スポーツの価値に改めて気づくのではないかと考えられています。また、この事案は100年前の出来事なので単純比較はできませんが、スポーツが巨大産業化、より大きな力をもつ現代においては、100年前と同じように、いや、それ以上の超回復を遂げるのではないかと考えられます。

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長いのは嫌いなんですが、文章力の弱さのせいで長くなってしまっています。もう少しお付き合いください。。。

ここまでで、スポーツ界いまは厳しいけど、「コロナを乗り越えたらまた盛り上がりそうだよね」と感じて頂けたら幸いです。


最後になります。この超回復を遂げるためには①対処②回復③飛躍の3つが必要だと記事内でも記されています。詳細は省きますが、個人的に最も重要だと考えるのは、③飛躍です。もちろん、飛躍するために、現状の対処と回復はマストであり、この2つが出来なければ飛躍に繋がりません。しかし、現在スポーツ界は飛躍を遂げるために様々なサービスを準備・実施しています。オンライン配信、クラウドファンディング等。

再びスポーツを全力で行える、全力で観れる日常が戻った際に、パワーアップしたスポーツ界があると考えるとワクワクしますよね!

フワッとした終わりになってしまって反省しています笑。文章力、構成力...まだまだですね!伸びしろ。

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