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自主練しないでメッシになるのは大変だ
幼稚園のときから習っている同じクラスの友達に誘われてから息子がサッカーを始めて2年になる。
練習は平日2日、土日は両日のときもあればどちらか1日というときもある。
少なくとも週3回は元気に体を動かしてくれるし、休日、午前中で練習が終われば仲間の何人かと夕方まで屋外で遊んでくれるのはありがたい。
近隣の4つの小学校からメンバーが集まっているので、他校の友達ができたこともありがたい。
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練習は楽しいらしく休まず通っているが、上手いかといえば疑問符がつく。
理由は明白で、自主練習をしないから。
上手い子は親に言われなくても時間を費やしスキルアップしていく。
何度自主練習すると公言しても、絵に描いたような三日坊主。
室内で練習できるちいさなリフティングボールなど使い、家族みんなでやろうみたいな雰囲気にならないと動かないのが現状。
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タチが悪いのは、自主練習せずチームメンバーより上手くなりたいと悩むところ。
「○○がシュート何本決めた」「○○がドリブルでコーチに褒められた」なんて聞くと歯がゆい。
地道な基礎練習は成果が出るまで時間がかかるので、すぐに成果を欲しがる今どきな息子には難しいのだろうか。
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YouTubeを視聴しながらのサッカー研究にも余念がない。
一流選手ですら滅多にできない華麗なスーパープレー集を観ながらもれなくマネできると錯覚している。
近ごろ活躍する20代の選手ならノルウェー代表のハーランドや、フランス代表のエムバペ、30代ならアルゼンチン代表のメッシやポルトガル代表のロナウドなど。
そしてそれっぽい解説をするのだが、まずは同年代の児童が出演している基礎プレーを繰り返し観てイメージトレーニングするところからでは、とツッコミたくなる。
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さらに、ちいさなころからスポーツメーカーにこだわりを持たれるのが困る。
まわりに感化され練習だけでなく小学校に通うときにも、adidas、PUMA、NIKE、UMBROなど、どこかしらのメーカーのロゴが入ってないと気が済まなくなってくる。
成長のため数年でサイズが合わなくなるのだから安いものを着てくれという親の思いはなかなか通じない。
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なにはともあれ、体力がつき、学校のクラス以外での友達ができ、集団スポーツのため自分の思い通りにはいかないことがあることを学べるところはよいことだと思う。
そんな息子に将来の夢を聞くとプロサッカー選手との返答が。
もし挫折したらこんなことを言ってやりたい。
「サッカーではプロになれないかもしれないけれど、体力をつけておけば、そのうち相性のいいスポーツに出会うかもしれないね」
忍者になりたいと言っていたころが懐かしい。
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