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【ラインメール青森vs FC大阪】試合後コメント

JFL第26節/ラインメール青森 0-1 FC大阪(2022.10.23)
84分 清本拓巳(大阪)

柴田峡監督(青森)

Q.試合を振り返っての感想、総括をよろしくお願いいたします。

「今日も600人強の方に来ていただいて、本当にありがたいと思っています。FC大阪さんのサポーターの方も遠いところまで来ていただいて、感謝申し上げます。勝ち点差7、残り試合数5という中で今日のゲームを迎えて、当然、我々は勝ち点3を積み上げなければいけないというゲームでした。前々節は同じ会場で奈良クラブさんが相手で敗戦、前節はアウェイでFC神楽しまねさんと引き分けでしたが、決してチームの状態が悪いわけでもないですし、内容が悪かったわけでもありません。神楽しまねの試合に関しては、移動の上に27℃という青森では体感できない気温もあったりして、選手も体が重かったように思います。奈良としまねの2節を受けての今日の試合でしたが、選手たちの状態は決して悪くありませんでした。ただ、結果が伴わないと不具合が生じたりするというのが我々の世界の常です。そういう意味では、FC大阪もこの5試合は3勝2敗と苦しい中で、今日勝つか勝たないかで彼らの未来が変わっていくというゲームだったと思うので、彼らは彼らのできること精一杯ピッチで出しましたし、我々も我々ができる精一杯を今日は出したんじゃないかと思います。決して内容が悪いゲームではなく、守備のところもしっかりと機能していました。その中で攻撃の部分ですね。ハーフタイムに修正はしたのですが、後半になったら相手もリズムを取り戻したという感じの試合になってしまいました。最後はオープンな展開で、カウンターの打ち合いになると、今の段階では相手に一日の長があるように感じます。相手は80分過ぎの得点も多く、そういう場面で得点できる、昇格に向けてのゾーンに入っているチームで、勝ちの拾い方を知っているというところは、試合前から選手たちとも共有していました。チームの勢いがそのまま出てしまったゲームだったと感じています。ただ、まだ4試合ありますし、可能性がある限りは1つでも上の順位を目指して、このクラブが来年に向けてステップアップできるような、来年への布石を打てるようなゲームをしていきたいと思います。選手たちは毎日トレーニングも真摯に取り組んでくれていますので、彼らと残り4試合に向けてしっかり準備をしたいと思っています。」

Q.集客については難しい状況が続いています。以前も監督は地域貢献活動について、地域の子育てまで全部クラブが見ますというような姿勢で取り組まないと、とおっしゃっていたかと思うのですが、そのことについて、もう少しお話を伺ってもよろしいですか?

「Jリーグのクラブ、また、Jリーグを目指しているクラブは、地域のスポーツクラブとは誰のためにあるのかということをしっかりとみんなで共有しなくてはいけません。Jリーグ入りを標榜しているチームであれば、これはもはや我々のものではなくなっているわけですよね。地域のものとして、皆さんが活動できる場として存在するというところを、我々クラブの人間もしっかり認識して、なおかつ、それを地域の方々に認知していただくという作業が必要です。その入り口として最も地域との関係性を作りやすいのは、子どもたちとの関係です。先方から依頼があった読み聞かせだとか、朝の登校時の交通安全のお手伝いとかは、こちらも対応できていますが、こちらからはまだ仕掛けられていないというのが現実です。もうひとつはこれからの高齢化社会、高齢者の方々とどう関わっていけるのかというのもあります。ビッグクラブのヴィッセル神戸でさえ、神戸の中にある老人ホームと繋がりを持って、草の根活動をしているという記事をこの間拝見しました。そこからすると、うちのクラブに関わってくださっている人数は、まだまだ絶対的に少ないと思います。そこを子どもたちとお年寄りをきっかけにして、現役で働いている人たちの層も含めて、地元の商店街や銀行などと町おこしのようなことを一緒にみんなでやりましょうというような、そういう感覚を持って方向性を打ち出していかないと、なかなか難しい問題なのではないかと思っています。」

Q.最後にもうひとつ、今日は声出し応援がコロナ後ホームで初めて解禁されました。そのことについてぜひコメントをお願いいたします。

「僕も実際に声出し応援を受けたのは2年ぶりなので、やっぱりありがたいですね。でも、もっともっと遠慮しないで声を出していただいていいと思います。今日は皆さん遠慮されていたように感じられました(笑)。サポーターの皆さんは、応援している自分が楽しむために来られる方が多いじゃないですか。推しのチームのためだけではなくて、ご自分のためにやっていただいてもいいことだと思っていますので、ぜひもっと声を出してください。いま来ていただいてる方々には、本当にありがたく思っていますし、さらにもっと大声を出して応援していただければ、選手にとっても励みになります。まだスタジアムに来たことがない方々にも、多くの方にぜひ会場に足を運んでいただいて声援を送っていただければと思っています。」

塚原真也監督(大阪)

Q.試合を振り返って、感想をお願いいたします。

「前期での対戦は0-0という結果でした。ラインメール青森さんはゼロで引っ張るゲームが多く、前半も失点がかなり少ないチームなので、堅い試合になるんじゃないかなと選手たちに伝えていた通りの流れになりました。セットプレーがひとつのポイントになるとは思っていたのですが、うちのカウンターっぽいシチュエーションからよく運んで、最後、清本(拓己選手)が決めてくれて、最後5分はしっかりキープという形で終わりました。先週同様、僕たちにとっては昇格したいとか、優勝したいとか、そういう一歩前進した気持ちがプレーに乗ったんじゃないかなと思います。無失点で抑えたこともそうですし、ベンチ入りしても出られなかった選手が2人いますが、そこも含めて全員で戦ったゲームかなとは思います。」

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