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【ラインメール青森 vs.ソニー仙台】試合後コメント

JFL第11節/ラインメール青森 2-0 ソニー仙台(2024.06.09)
6分 村上弘有(青森)
64分 エドワルド(青森)


柴田峡監督(青森)

Q.今日の試合を振り返ってお願いいたします。

「ホームゲーム3試合目で、今日は1590人の方に来ていただきました。去年に比べると徐々に増えてきていて、大変感謝しております。
 前節まで10試合で2勝2敗6分けという成績の中、先制しても勝ち切れないという試合が続いた時期もありました。先週は前半で先制して1-0で勝ちましたが、後半のゲームの進め方はもう少ししたたかに進めていかなくちゃいけないねということを、チームで共有して今週はやってきました。今日は先週よりも更に早い時間帯に先制点を獲って、その後の85分をどのように使えたのか。仙台はパスワークに非常に定評のあるチームですし、今の勝ち点で決して満足しているチームではないと思います。スカウティングを繰り返してきましたが、もう少ししっかりと動かせるところは動かしたかったなというのが先週に引き続き今週の反省点です。
 一方で、スペースを少し落ち着いて使えるようになってきたというようにも思いました。怪我の状況や相手とのかみ合わせも含めて先発のメンバーを決めていますが、今はトレーニングでも生きの良い若手もいろいろいますので、ゲームの中でパフォーマンスの高い選手、それから今日はこの後すぐに練習試合がありますが、そういうことも評価の材料としていくよ、ということは選手たちにも話しています。良い競争が生まれててくれれば、よりチームが活性化するかなというように思っています。
 次節はHonda戦で、力のあるチームだと思いますが、うちはもうとにかく目の前の1試合1試合、本当に全力でね、戦って勝ち点3をもぎ取るということしかないと思っているので。相手がどこであろうとね、関係なく、しっかりと自分たちの力を出し切れるような準備を、1週間していきたいと思います。」

Q.JFLはここ数年、勝ち点差がほとんどない魔境のようなリーグで、シーズン中盤にさしかかったこの時期のポイントは、夏をどう乗り切るかということに尽きるかと思うのですが、ここから中断期間まであと6試合、どのようにチームを作っていくかという展望をうかがってもよろしいでしょうか。

「去年は、浦安が今の我々よりもっと厳しい状況から16試合負けなしで最終的に2位に滑り込んだという、大躍進を遂げましたよね。近年のあまり実力差のないJFLの特徴なのかなと思っています。もちろん今年、高知がシーズン最初に連勝したこと、それはもうみんながしたくてもね、できないことだと思いますし、うらやましい限りなんですけど、今はとにかく目の前の1試合1試合、夏に向けてはその勢いが必要なんじゃないかなと。ここから捲っていけるというのはね、もしかしたら選手たちにとっては勢いがついていいのかもしれません。ただそうは言っても、絶対に勝たなきゃいけないと思ってシーズンを毎日乗り切っていくと、楽しいという気持ちがなくなってしまって、それは面白味はないと思うんですよね。毎日公式戦をしているわけじゃないですから、そういう意味で、やっぱり毎日のトレーニングが充実している、楽しい、同じ方向を向けているという雰囲気を作っていってあげることが、前向きに進んでいくということのいちばんの要因になるんじゃないかなと。
 若い選手が多いので、日常生活を大事にするように、アスリートである以上、上を目指していかなくちゃいけないという立場なので、とにかく寝て食べてサッカーをするということのサイクルをしっかりということはずっと言い続けています。毎日の練習を充実させるために、自分の体調管理をしっかりして前向きに進んでいこうというポジティブなメッセージをできるだけ選手には出すようにしているのでね。いやもう、試合に負けると、何やってんだよお前らふざけんなよって、こっちは7割5分そんな気持ちになりますけど(笑)、いやいやまあまあ、みんなで前向きに頑張ろうって、自分自身に言ってるのかもしれません(笑)。
 今日は11節目で、昨日のメンバー選考に今年ここまででいちばん時間がかかったんですよ。さっきもお話しした通り、今は若手がけっこう台頭してきて、怪我人も少ないですし、メンバーを選ぶのにスタッフが迷うような、そういう状況です。若手選手たちも含めて、寝て食べてサッカーをするという日常生活を大事にやってくれれば、それが上手くなるサイクルにもつながっていきますし、選手寿命も長くなっていくんじゃないかなというようには思うので、とにかく選手たちと一緒にね、同じ方向を向いて頑張っていきたいと思います。」

村上弘有選手(青森)

Q.今日の試合を振り返ってお願いいたします。

「試合前から、とても難しい試合になることは予想していて、その通りかなり厳しい戦いだったんですが、前半の立ち上がりに点を獲ることができて、チームとして少しは楽に試合を運べたのかなと思います。2点目のエドワルドの得点も狙い通りだったので、1週間準備してきたことが実ってよかったなと思っています。
 ここ最近は試合に使ってもらっていて、なかなか結果を残せずに、自分としても常にゴールを目指してやってきたんですが、やっと(リーグ戦で)1点獲れて良かったなという気持ちと(4月の天皇杯予選で1得点)、チームに得点以上に求められている部分というのは、監督からもよく言われている通りヘディングだったりボールを収めるということだったりもあるので、得点もFWなので狙いつつ、チームから求められていることもやっていきたいなと思っています。」

Q.ラインメールに加入して、今日で11節まで終わりました。去年は浦安で28試合に出場して、ご自身でも納得のいくシーズンだったのではないかと思います。今年は春先は少し、コンディションが上がってきていないようにも見えたのですが、ご自身ではここまでいかがでしょうか。

「うーん、自分の出来やプレーの質が明らかに良くなかったので、そこはメンバーに選ばれないのは当然だなと思っていました。ただ、試合に出る出ない関わらず、やれることはやってきたので、気分的にも全然、落ちてはいませんでした。ここのところ、少しは手応えが感じられているかなと思います、少しは。」

Q.シーズンまだまだこれから大事な時期ですので、今後の抱負をお願いいたします。

「昇格が必要になるクラブに来て、ラインメールに加入してからずっと昇格を目指してやってきているので、今の順位では決して満足できるようなチームじゃないと思いますし、これからどんどん勝っていかなければと思っています。昇格を目指して、一戦一戦、目の前の相手に、みんなで良い準備をして戦っていきたいと思います。」

鈴木淳監督(ソニー)

Q.今日の試合を振り返ってお願いいたします。

「試合に勝てなかったのは非常に残念に思っています。ボールをキープしながらも、シュートチャンスが少なくて、決定的なものもあったんですが決めきれず、相手がブロックをしっかり組んできて、そこを前半はなかなかビルドアップも思うようにいきませんでした。選手を替えてやり方も若干変えて、後半になってボールは相手陣で動かすことはできたんですが、決定的なところをもうちょっと作りたかったなというように思います。選手は頑張ってくれたとは思いますけれど、もうちょっと状況を判断して、賢いというか、そういうサッカーをしないとダメだなと思いました。ボールは使って丁寧にプレーするところまでは良いんですが、判断がやっぱり少し遅かったり、テクニックのところでミスが出てしまったりということで、得点できなかったのが非常に残念です。1失点目はうちのミスですので、ああいうミスもありながら、点数を複数得点獲っていかないと勝てないんだろうなというように思いました。」

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