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【ラインメール青森 vs.クリアソン新宿】試合後コメント

JFL第16節/ラインメール青森 1-1 クリアソン新宿(2023.07.15)
40分 木戸皓貴(青森)
47分 瀬川和樹(新宿)


柴田峡監督(青森)

Q.今日は1-1の引き分けということになりましたが、まずは試合全体を振り返っていかがでしたか。

「悪天候の予報のなか、340人の方に来ていただきまして、ありがとうございます。相手チームからもたくさん来てくださってましたが、こういう環境でも来てくださるのは本当に応援してくださってる方々なんだろうなと、そういう方々にしっかりと勝ち点3を共有できるような内容と結果をお届けしなくちゃいけなかったと、その点は非常に残念に思っています。

この天候でグラウンドの状態が予想できなかったので、そういう意味では選手たちも少し迷いがあったのかもしれません。それでも中に入ってやることは変わらないはずで、前半、あまりリズムが良くない時間帯が続いた中で、先制をして折り返すことができました。後半はもう少し相手陣で動かすようにという指示を出して、それからデュエルやクロスのところでやられなければ最後のところはそんなに簡単にはやられないという話をしたんですが、自陣でのデュエルのミスからやられてしまいました。

まあでも、前半いくつか意図した攻撃ができたのも事実ですし、後半も相手陣で動かしながらと言うことができたのも事実です。ただ、ここ数週間は最後のところにこだわってやろうというように言ってはいるものの、その部分では、もしかしたら今日の相手であれば、新宿さんのほうが最後の質ということではクオリティが高かったんじゃないかとも思います。足りないところを補って、夏の中断期間まであと2試合、しっかりと闘わなければいけません。

先週、シーズンの半分を終えた段階で、コーチ陣といつも以上に長い時間、話をしました。ここまでの半年間の取り組みはどうだったのか、攻撃面、守備面含めて、積み上げがどれぐらいできたのか、我々の方向性がもし今の戦力に見合っていないようであれば、もう少し軌道修正が必要なんじゃないかということ、次の2試合が終わったあとの8月の練習メニューを決めていく上で考えなければいけないというところも、今週はそんな話をして入りました。今日、クリアソン新宿との開幕戦以来、改めて見てみて、クリアソンさんのこの半年の積み上げと、我々のこの半年の積み上げと、まあ比較の問題じゃないとは思いますが、攻撃の成熟度という意味で言うと少し我々の方が足りない部分があるんじゃないかなということは感じています。根本的なところを変えていかなくちゃいけないのか、移籍ウィンドウも開きますから、少し選手の入れ替えみたいなことを考えなくちゃいけないのか。これで残り13試合になったわけで、本当に10勝ぐらいはしないとなかなか昇格ラインには到達しないかなと思うので、とにかく今できることをしっかりやっていきたいなというように思っています。」

Q.前節のHonda FC戦とは、選手もポジションも入れ替わっていましたね。それは前節を踏まえてということも、それからクリアソン新宿対策ということも、どちらもあるのかなと思って私は見ていましたが、そのあたりはどういった意図での選手起用でしたか。

「前節の前半の3失点があまりにもだらしない3失点だったんですが、後半はかなり圧倒できたということも踏まえて、選手たちに、何がスタンダードなのかということを伝えていかなくちゃいけないということを考えました。先週、ある程度できが良かったメンバーを使ってあげないと、何をすれば試合に出られるのかというスタンダードが少しずれちゃうかなということで、結果的に、少しポジションは変えましたが先週のHonda戦の後半のメンバーということになりました。やっぱりスタメンで使う選手は、攻撃と守備ともにある程度バランスよくできなければいけない。負けている段階で投入する選手は、当然のことながら守備には多少目をつぶっても、攻撃的に戦える選手というところはあると思うんですよね。そういう意味では今日、山口和樹は攻撃のリードオフマンというか、チャンスメーカーとしては非常に機能してくれて、コンスタントに力を発揮してくれました。それから木戸(皓貴)が久しぶりに豪快なゴールを決めて、フォワードが点を獲れるとね、本人も乗ってくると思いますし、良かったと思います。」

Q.次節は高知ユナイテッド戦ですね。天皇杯を勝ち進んでいて勢いのあるチームですが、抱負をお願いいたします。

「高知さんはね、リーグ戦では調子が出ていないようですが、今週の水曜に天皇杯を戦って、今週末はリーグ戦がないんですよね。それは(試合への)持って行き方が難しいと思うんですよ。自分だったらどういうスケジューリングにするかなと思って考えたりしていました。高知から青森への移動も大変だと思うので、我々はホームアドバンテージをどう活かしていけるかという部分も含めて、高知さんの攻撃力は非常にバリエーションが豊富ですが、うちの守備力と、攻撃の部分でのバリエーションもトレーニングはしてきているつもりなので、それを発揮してもらいたいなというように思っています。」

木戸皓貴選手(青森)

Q.今シーズン、リーグ3得点目(天皇杯県予選を含めると4得点目)でした。まずはゴールシーンを振り返ってください。

「そうですね、ショートカウンター気味で、ああいう形というのは練習から狙ってはいるんですが、(船山貴之選手が)良い形でボールをくれたので、あとはもう迷わずに足を振り抜けました。イメージ通りといえばイメージ通りで、自分の得意な形だったので、自信にもつながるゴールだったんじゃないかなと思います。」

Q.今日は激しい雨の中での試合で、ピッチコンディションも良くはなかったと思いますが、試合全体を振り返っていかがでしたか。

「まあでも、やるサッカーというのは変えずに行こうという話をしていました。良い部分も悪い部分も出た試合内容で、先制点を獲ってからの試合運びだったり、2点目を獲りに行きたいんですけど、そこが獲りに行けずに失点して、勝ちきれないというところは課題だと思います。ピッチコンディションは相手も難しかったと思うので、それ以上に、もっとこう、球際だったり、基本的なところで相手を上回らないと勝ち点3は奪えないのかなと感じた試合になりました。」

Q.木戸選手は今年からラインメールに加入して、JFLは初のシーズンということになりますが、このJFLというリーグ自体についてはどのように感じていらっしゃいますか。

「そうですね、僕自身こう、相手がどうとかということではなくて、本当に自分に集中したいタイプなので、あまり相手を見るといったことはないんですが、うーん、いろいろなチームの特徴があって、逆にやりづらい部分はありますね。Jリーグだとある程度みんな似たようなスタイルというか、やったことがある選手もいるし、知っている部分もあるので、前情報というのもけっこう入っていて、やりやすいし気にならないんですけど。JFLは初めてやる選手もいるし、働きながらプレーしているチームもある中で、モチベーションの問題もそれぞれで難しいですし、やりづらい感じはあります。チームそれぞれのいろいろな個性があるので、最初は戸惑ったりもしましたが、徐々に慣れてきたという感じですかね。そういうのも含めて対戦相手も1周して馴染んできたので、あとはチーム内でのお互いのすりあわせのようなものを、もっと高めていければいいなと思います。」

Q.ここ6試合はスタメンで出て、コンディションも上がってきているというように見ていますが、ご自身では手応えはいかがですか。

「常に目の前の試合を全力でやっているので、あまり比較はしないんですが、うん、コンディション自体は悪くないと思います。もっとできると思っているので、満足せずにもっともっとやりたいなという気持ちです。またゴール決めますので、よろしくお願いします。」

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