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【ラインメール青森vsヴィアティン三重】試合後コメント

JFL第29節/ラインメール青森 1-1 ヴィアティン三重(2022.11.13)
6分 岸田翔平(青森)
90+4分 川中健太(三重)

柴田峡監督(青森)

Q.試合を振り返って総括をお願いします。

「今日はこのような悪天候の中、たくさんの方に来ていただきまして、本当にありがとうございます。ホーム最終戦ということで、先週の段階でもう我々の昇格はなくなっていたわけですが、昇格を1年間目標としてやってきた中で、ひとつの大きな目標がなくなったことは、選手にとってもショックだったと思いますし、クラブにとっても当然ショックだったと思います。ただ、残りの3試合をしっかりと勝って終わろう、今年のチームの集大成として、この3試合をやろうということは、選手たちとも共有してきました。先週勝つことができて、あと2つ勝てれば4連勝となるのですが、今季は4連勝してないので、4連勝をして終わろうということで、トレーニングも今まで通り、1年間全くぶれることなく同じサイクルで続けてきました。選手は非常に集中して戦ってくれましたし、ヴィアティン三重さんは非常に攻撃力が高く、個のスペックが高いので、そこに対してはしっかりとした守備から入っていかなくてはならないと試合前から話をしていました。三重相手に1失点は致し方ないと思いますが、29試合を経ても2点目が獲れない、得点力が少し足りないというのが、個に起因するところなのか、もう少し違った落とし込み方が必要なのかというところは、いろいろと工夫をしてやってきましたが、まだまだ我々の力不足なのかなというように思います。そこに関しては、私が一手に責任を負わなくてはいけないというようには感じています。今日、東京武蔵野ユナイテッドが勝ち、マルヤス岡崎も引き分けたので、最終節でうちが負けて東京武蔵野ユナイテッドが勝つと得失点差で逆転されてしまいます。ですから、勝ってマルヤスよりも上に行って、なんとしても4位は確保したいというふうに思っているので、見に来てくださる方に1年間の集大成を来週のゲームで見せられるように、また1週間準備していきたいと思います。」

Q.今シーズン、若手選手の起用も多かったかと思いますが、若手の成長についてはどのように感じていらっしゃいますか。

「若い選手は本当にみるみる大きくなっていくので、そういう意味では、重田(快選手)も、この2、3試合でだけですが全然変わってきていますし、廣末(陸選手)もこの1年間でかなり安定したキーパーになってきたと思います。若手の成長を期待できるような使い方をこちらもしていかなくてはいけないと実感しました。若手に関しては、レンタルで返さなくてはいけない選手もこれから出てくるかもしれないので、来年うちの戦力になるかどうかわかりませんが、これもうちのようなクラブが背負っていかなくてはいけない宿命だと思いますから、うちに来てよかった、うちに来て伸びたなということを、本人にもレンタルしてくれたクラブにも感じていただけるような取り組みをしていく必要があると感じています。」

岸田翔平選手(青森)

Q.試合全体を振り返っていかがでしたか。

「劣勢の中でセットプレーがいい形で取れて、勝ち切れればいちばん良かったんですが、最後に得点を取れず失点してしまったというような形での引き分けでした。ぬるさが出たのか、集中力が欠けたのか、どういう原因かわからないですけど、そういう甘さというものが、今年J3昇格まで届かなかったひとつの要因なのかなと思っています。」

Q.得点シーンを振り返ってください。

「前で、ピットブルか誰かが潰れたと思うんですが、上がってきたボールもよかったですし、前で潰れてくれた選手もいて、僕の前に本当いい形でボールが来たので、僕は本当に入れるだけでした。今日は娘の誕生日だったので、ゴールを獲れて本当によかったです。」

Q.次節が今年の最終戦となります。次戦に向けての意気込みをお願いいたします。

「最終節の1戦だけのことを考えればもう昇格もないですし、降格もなく、ただの1試合に過ぎませんが、もう今年は無理だとしても、J3昇格に向けて来年以降のことを考えると、次の試合も来シーズン以降につなげる試合にしていかないといけないと思います。監督の下、今日の修正部分だったり、良かった部分はさらに伸ばしていくなど、次につなげていけるような試合にしたいと思います。」

樋口靖洋監督(三重)

Q.試合を振り返って、総括をよろしくお願いします。

「今日は青森のホーム最終戦ということで、多くの皆さんに集まっていただきました。今日のヴィアティンのサポーター、特にゴール裏にも多くの人に来ていただいて、最後ロッカーを出る時、選手たちに、ここまで来ていただいた人たちに勝ち点3を届けようというのを合い言葉にしようと伝えて試合に入りました。この雨の中、来ていただいたファン・サポーターの皆さんに本当に感謝申し上げます。試合に関して言えば、立ち上がりのところ、最初のセットプレーで、うちが少しいい空気感を作れなかった、そこでの失点がずっと重く響いた感じでした。青森さんが5-4-1の非常にコンパクトで統率の取れたブロックを敷いている中で、攻めあぐねたというのが正直なところです。ただ、うちはシステムを変えて、この停滞感を打開するために4-1-4-1にしました。それで少し相手を混乱させることもできたかなと思います。また、吸水タイムでは3-4-3でミラーゲームにして、最後は3-5-2でパワープレーという形で、いくつか僕らがやり方を変える中で、なかなかうまくいかなかったことも多いんですけども、ただ最後、もぎ取ったという表現がいちばんだと思います。同点ゴールをもぎ取った選手たち、そこまで走り切ってくれたことに感謝したいと思います。これも本当に、今日来てくださったファン・サポータの人たちの声援が、最後選手の足を止めないで、あそこまで行けた要因かと思ってます。 次はホーム最終戦になります。僕らはひとつでも上の順位を目指して、勝ち点3を届けるということに集中して、1週間いい準備をしてやっていきたいと思います。
 最後に、僕も初めてJFLのリーグをやってみて、いくつかの感想がある中で、これは本当にこういう場で話していいのかわからないんですけども、日本のサッカーが本当に良くなっていくためには、当然、現場の人間たち、選手、スタッフ、それに関わる人たちと同時に、やっぱりレフリーの方たちも大事なポジションだと思っています。そういう中では今年、言い方は本当に申し訳ないんですけど、サッカーをやれる環境をレフリーの方にも作っていただきたいなというのを思いました。今日の前半に揉めたシーンなんかも後で映像を見てびっくりしたんですけども、目の前で見ていた以上にびっくりするような現象だったので、あれが本当にどういう裁定が下されるかによって、勝負にも影響するし、選手の選手生命というより、あれがもし目に当たっていたら大変なことになったかな、というような思いもあります。お互いのチームがフェアにやるのは当たり前ですけども、それをしっかりと推進するためにも、レフリーというのは重要な役割を持ってるということも、申し訳ないですが、この場を借りて僕は発言させていただきたいなと思います。日本のサッカーが良くなっていくために、ぜひ協力関係を持ってやりましょうという形で、この場で伝えさせてください。ホーム最終戦はがんばって勝ち点3を目指してやります。ありがとうございました。」

Q.今日はコンディションもタフなゲームで、先制されて追いかける展開というのは、非常に難しい展開だったと思うのですが、システム変更をしたというのは具体的に言うとラインメールのどういうところを突こうということだったのでしょうか。

「非常にコンパクトな5-4-1のブロックを作られて、僕らがボールを持たされました。また、相手がボールを奪いたいところにボールを運ばされて、結局そこでプレッシャーをかけられて奪われたりとか、やり直しをしなきゃいけなくなって、かなりの停滞感を前半感じてました。それを打破するためにどうしたらいいかということがひとつはシステム変更であって、柴田監督の作るチームというのは、非常に強固な守備ブロックを作るなと改めて感じました。」

Q.来年、樋口監督は続投されると伺っています。来年もまたラインメールとライバル関係になると思うのですが、ラインメールはどういう存在と認識されていますか。

「今シーズンは、僕らのホームでも1−1で、今日も1−1と、非常に拮抗したゲームを2試合ともやっているということ考えると、本当にライバルとして僕らは意識して、来シーズンも戦っていきたいと改めて思っています。」

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