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【英語】〇〇週間で英語がペラペラに!信憑性はいかに

◯◯週間で英語がペラペラになる!

こんなキャッチフレーズよく耳にしますよね?

そんなことが本当に可能でしょうか?

簡単に考察してみたいと思います。

短期間にペラペラになるのは基本無理!

結論から言いましょう。

数週間で英語がペラペラになるのは基本不可能です。

それでも定期的に話題になるんですよね。

できれば楽をしたいという気持ちははよくわかります。

それはわかるのですが、時間とお金を無駄にしないで欲しい。

なので、英語習得に時間がかかるのが必然であることを簡単に計算してみます。

前提条件

英語ができるようになるために必要な時間を簡単に考察してみましょう。

まずは英語ができる、という状態を定義しないといけません。

日常会話ができる?旅行ができる?大学の授業がわかる?目標は人それぞれですよね。

ここでは大学入学レベルを考えてみましょう。

英語学習者は英語を使って何かをしたい人だと思います。

英語圏で働く場合、残念ながら大学レベルくらいの語彙や文法がないと社会では下に見られると思います。

それと、日常会話レベルなんて簡単にいいますが、雑談って実は幅広い語彙が必要なんですよ?

例えば台風が来ていたとしましょう。

低気圧が〜とか被害が〜とかそういう話を雑談でするわけです。

選挙シーズンなら政治の話をちょっとしますよね?

そういう感じで、日々の会話って意外と必要知識の範囲が広いんです。

大学入学レベルの語彙レベルを習得する

さて、参考ページによると、大学留学に必要な語彙力は8000-14000語とのことなのでこれを指標にしてみます。

1日に単語を10個覚えるとしましょう。

1週間で70個、1年で3650個になりますね。

つまり、大学留学に必要なレベルに達するには3年くらい必要なわけです

しかもこれは、覚えた単語は1度も忘れない前提です。

忘れてしまうことまで考慮するとさらに時間がかかるわけですよね。

加えて、上の時間はあくまで単語のみの話です。。。

文法やイディオムなどの特殊な言い回し、発音や英会話でよく使う表現の勉強などを含めるとさらに時間は必要です。

そしてそれらが身につくまで何度も何度も繰り返し練習をしなければいけません。

途方もないですね。

結論:短時間でペラペラは無理

さて、今回の考察をもとに考えてみると、1日30分1ヶ月でしゃべれるようになる!のようなキャッチフレーズがいかに胡散臭いかがわかっていただけるのではないでしょうか?

仮にこのキャッチフレーズが嘘でない場合、前提条件として十分な語彙力、文法知識があり、海外経験があること、のような、超特殊ケースを想定していないと不可能です。

もしくは、相手が聞いてくることがわかっていて、それに対する答えが用意できているようなケースが前提なんでしょうかね?

いずれにしても、「しゃべることに苦手意識を持っている英語初心者」が「英語が話せるようになる」ということを前提とするのであれば、〇〇週間で英語がペラペラに!とか、1日30分1ヶ月で英語がペラペラ!みたいなことは言えないはず。

自分の目標はなにか、今の自分に足りないのはなにか、目標達成するには何をやる必要があってどのくらい時間がかかるのか。

こういったことをよく考えて、甘い誘惑に引っかからないようにしましょう。

何事も地道にコツコツとが一番ですね。

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