中川喜裕|5代目漆塗り職人 塗師

1807年創業カネイ中川仏壇 ヌーウルシクラフト®︎ 代表 1990年滋賀生まれ。先祖…

中川喜裕|5代目漆塗り職人 塗師

1807年創業カネイ中川仏壇 ヌーウルシクラフト®︎ 代表 1990年滋賀生まれ。先祖代々続く五代目塗師です。 現代から消えつつある日本の伝統 漆文化を広める活動をしています🔥 キャンプギアを通して漆の素晴らしさを発信🏕️

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最近の記事

日本で唯一 昼休みに生徒達が「漆塗り」をする中学校のお話

今日はタイトル通り、岐阜県の中学校で日本で唯一であろう素敵な光景を目にしたときのお話。 そもそも9000年以上も続いてきた日本の文化である"漆"が、なぜ学校教育で体験できるケースが少ないのか? 海外からは漆のことを"JAPAN"と呼び、日本の象徴的な文化であり、子どもたちが伝統文化を学ぶ上で欠かすことのできない存在であることは確かかと思います。 そしてそれ以上に、日本人の大切にしてきた"心"、精神的な意味での日本人のアイデンティティを学ぶ上でとても重要なものが漆だと思いま

    • 99%の人が知らない漆の効果 NICUの子どもたちに漆の積み木を贈る

      1月にスタートさせた「病院の子どもたちに漆の積み木を届けるプロジェクト」も4ヶ月が経ちました。 家に眠っていた積み木を寄付いただき、漆チャレンジャーさん(ヌーの発信で漆塗りに挑戦されている方々)の手に渡り、少しずつ積み木が漆によって生まれ変わりつつある段階です! 返ってきた積み木をみると、なんとも言えない暖かさに包まれていて。 「想いを塗り重ねた作品というのは、感動を呼ぶ」としみじみ実感しました。 これだから漆塗りはやめられません。 中には、研磨をしたら積み木のプリント

      • 異素材の漆kozara12誕生

        neru design worksとのコラボレーション第二弾として、kozara12の漆塗りver.を発表し、リリース前からありがたいことに大きな反響をいただいています。 ご縁neru design works代表の重弘さん(ネルさん)とのご縁は、昨年9月に阪急うめだ本店GREEN AGEで行われたneru design works pop upの際に阪急担当者さんを通じてご紹介いただいたのがきっかけ。 その際コラボの作品第一弾である、ネルさんの代表作Ono kezuru

        • NICUの子どもたちに漆の積み木を寄付するプロジェクト

          「木に触れたことがない子どもたちに、漆の積み木を。」の記事を書いたところ、たくさんの方に読んでいただきました。 その後、次のような質問をSNSに投稿したところ思わぬ反響が、、、 Q.木のおもちゃを寄付してくださる方はおられますか? Q.木のおもちゃの漆塗りを手伝ってくださる方がおられますか? このプロジェクトのきっかけは、NICU(新生児集中治療室)看護師石田渉さんの、"木のオーナメントを漆塗りしてほしい"という想いから始まりました。 NICUに入院する赤ちゃんの一才

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        • アウトドアとうるし
          3本
        • NICU病院の子どもたちに漆の積み木を届けるPJ
          3本
        • 伝統工芸を引き継ぐ職人についての記事
          1本

        記事

          日本にたった3人 絶滅寸前の職人”漆刷毛師”(うるしばけし)に迫る

          「漆刷毛」(うるしばけ)という漆塗りをするための道具があります。 この道具、いったい何でできているでしょう? 漆刷毛(うるしばけ)は、塗師(ぬし)にとって最も大切な道具。一生のうちに何本も買い換えるものではありません。 なんなら今私が使っている刷毛(はけ)の中に、じいちゃんが使っていたものもあるくらい。ながーーく大切に愛用する、塗師(ぬし)にとって”相棒”ともいえる道具です。 そんな漆刷毛、世間一般で言うとあまりスポットライトが当たらない道具のように思いますが、実はとて

          日本にたった3人 絶滅寸前の職人”漆刷毛師”(うるしばけし)に迫る

          木に触れたことのない子どもたちに漆の積み木を。

          2023年のある日、NICU(新生児特定集中治療室)に木のオーナメントが飾り付けられました。 一才の誕生日をお祝いするためです。このオーナメントは漆塗りでした。漆塗りでなくてはいけない、理由があったのです。 今までいろんなものに漆を塗ってきましたが、Instagramなどでよく見かける記念日を祝うためのオーナメントに塗ったのは初めてのこと。 これを塗るきっかけをくれたのは、熱い想いをもつNICUの看護師さんです。 今海外でも注目されている「ファミリーセンタードケア」という

          木に触れたことのない子どもたちに漆の積み木を。

          豊かな人生を、介護と漆から考える。

          「この漆器、投げたら割れますか?」 僕の作った漆器を眺めながら、そう言ったのは、ビジョナリー代表の丹羽悠介さん。 「介護 福祉×マッチョ」という異色の組み合わせで、今メディアに引っ張りだこの、ひだまりグループ株式会社ビジョナリーを経営するお方です。 福祉、介護の業界は、「辛い、汚い、大変」というイメージで人材採用に苦しむ業界。 介護士さんの高齢化や人材不足で、社会問題にもなっています。そんな業界のイメージを、「マッチョ実業団」という斬新なアイデアでイメージを払拭。 介護に

          豊かな人生を、介護と漆から考える。

          33歳塗師の思う伝統工芸の現状

          最近は日々の業務が増え、GNU(ヌー)の活動も広がりつつあるのは嬉しいことです。 でも、それに伴って「考えを文字に残すこと」の大切さを今一度考え直すきっかけをいただいたので、noteでブログを書き始めてみようと思う今日このごろです。 「伝統工芸の担い手」として、発信に対してもう少し解像度を上げて活動してみようと思います。 高校時代は、毎日「比叡山高校野球部の寮生活」について、他の生徒とは少し環境の違う日々の寮生活を、面白おかしくブログに綴っていて、校内でちょっとだけ有名だ

          33歳塗師の思う伝統工芸の現状

          無料漆プロジェクトについて

          今回2年越しに、2回目の無料漆プロジェクトを実施しました。 キャンパーさんの愛用オピネルに、漆塗りを無償で施すプロジェクトです。 たくさんのご応募の中から、20名を抽選で選ばせて頂きました。   「漆に触れたことがない方に、まず漆文化を知ってもらうには、実際に見て、触って、使ってもらったほうがいい。 手に取ってもらえば、絶対に漆の魅力は伝わる。」 その確信のもと、2年前に恐る恐る発信したのが始まりです。   ありがたいことにこのプロジェクトがきっか

          無料漆プロジェクトについて

          「ククサで飲むコーヒーは不味い!?」から生まれた漆塗りククサ

          こんにちわ 普段はInstagramからの発信が主ですが、これからはこちらでも書いていこうと思います。   Instagramでは書ききれなかったことや、 僕の考えや、商品のスペック、それに対する想いや深掘りした内容、 漆についてなどなど、より漆のことやヌーのことを好きになっていただけるよう、この「ヌーのつぶやき」にて発信していこうと思います。 #ネーミングセンスは相変わらず 今年は、発信量増を一つ目標において頑張っていこうと思っています! 漆塗りククサ「GN

          「ククサで飲むコーヒーは不味い!?」から生まれた漆塗りククサ