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Pioggia / Hitoshi Nakajima

noteを始めてとりあえずプロフィール欄は埋めたのですが、もう少し「信州安曇野のベーシスト 中島仁」を知って頂くにあたり、2018年12月にリリースした私のファーストアルバム「Pioggia」(ピオッジャ)を紹介させてください。このアルバムはヴィブラフォン奏者 赤松敏弘さんにプロデュースして頂き、長野県内在住のメンバーでレコーディングしたもので自主制作盤になります。このアルバムを作るに至った経緯や、製作過程などもnoteに書き留めておく予定ですが、とりあえずこのような音楽を信州安曇野でやっているミュージシャンがいることを知って頂けたら幸いです。

第26回 社団法人JAPRS 日本スタジオ協会選定「日本プロ音楽録音賞」クラシック・ジャズ・フュージョン部門【優秀賞】受賞作品

信州安曇野を拠点に活動するベーシスト中島仁の初リーダー作は、日本を代表するヴィブラフォン奏者である赤松敏弘をプロデューサーに迎えた、同郷ミュージシャンとのピアノトリオによるオリジナル作品集。
”Visionary”および” Another Vision”2枚のリーダーアルバムを通じて独自の世界観を追求する望月慎一郎(pf)、安ヶ川大樹トリオや西山瞳 NHORHM他、国内多数のミュージシャンから絶大な信頼を受けノンジャンルで活躍する橋本学(ds)とのトリオから紡ぎ出されるサウンドからは、ジャズのスピリットを継承しながらもアルバムタイトル”Pioggia”(雨)が暗示する静寂をまとった信州安曇野の風景を彷彿とさせる独自の美学が感じられる。 また、ゲストとして赤松敏弘(Vib)が3曲、赤松の最新作『シノニム(Synonym)』にも参加の市原ひかり(tp,flh)が2 曲で参加。モノクロームな世界に彩を添えている。 今回中島の門出を祝して赤松が書き下ろした“North Plants”をはじめ、このアルバムのために書き下ろしたメンバー全員のオリジナル曲を中心に、ラルフ・タウナー、ケニー・ホイラーというECMサウンドを代表するアーティスト曲のカバー2曲を含む全9曲を収録。

Bass:中島仁 Hitoshi Nakajima Piano:望月慎一郎 Shin-ichiro Mochizuki Drums:橋本学 Manabu Hashimoto Guest Musician Vibraphone:赤松敏弘 Toshihiro Akamatu on track 3,4,8 Trumpet,Flugelhorn:市原ひかり Hikari Ichihara on track 4,7

(メーカーインフォより)

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Pioggia ピオッジャ / Hitoshi Nakajima 中島仁
レーベル:Blue Cloud
品番: CHYR-001
発売日:2018年12月5日
価格:2,500 円(税抜)

【Member】
Bass:中島仁 Hitoshi Nakajima
Piano:望月慎一郎 Shin-ichiro Mochizuki
Drums:橋本学 Manabu Hashimoto

Guest Musician
Vibraphone:赤松敏弘 Toshihiro Akamatu on track 3, 4 & 8
Trumpet,Flugelhorn:市原ひかり Hikari Ichihara on track 4 & 7

【Tracks】
1.Tramonto (Ralph Towner)
2.North Plants (Toshihiro Akamatsu)
3.Yozakura (Shin-ichiro Mochizuki)
4.How Salty is the Ocean - Season1 (Shin-ichiro Mochizuki)
5.Pioggia (Hitoshi Nakajima)
6.Kagome (Manabu Hashimoto)
7.Consolation (Kenny Wheeler)
8.Crown (Toshihiro Akamatsu)
9.How Salty is the Ocean - Season2 (Shin-ichiro Mochizuki)

●各曲紹介
 アルバムのライナーノーツに掲載した、曲紹介のテキストです。

1.Tramonto (Ralphn Towner) 6:45
私の大好きなギタリスト、ラルフ・タウナーの曲です。"kiretto"でタウナーの曲を演ろうという話が出た際にピアノ望月君がチョイスした曲ですが、私も以前からMARIA PIA DeVITOの"VERSO”での演奏が好きでお気に入りの一曲です。ちなみにTramontoはイタリア語で「日没」の意ですが、まさしく心に情景が浮かぶ美しい曲だと思います。

2.North Plants (Toshihiro Akamatsu) 6:23
今回のレコーディングに際してプロデューサーの赤松さんからプレゼントして頂いた曲です。赤松さんとは2016年に初めてお会いしましたが、その前後のやり取りで私の嗜好を察して頂いていたのか今回私にドンピシャなイメージ(ヨーロッパ北部の極寒の地に耐えて生える草木を想わせるモノクロームな風景)の曲を書いて下さいました。

3.Yozakura (Shin-ichiro Mochizuki) 6:38
望月君の書下ろし曲。春の夜、ふと見上げた空に映える夜桜を見てイメージが湧いたそうですが、まさに望月イズムというか彼のエッセンスが凝縮された曲だと思います。ゲスト参加頂いた赤松さんのVibraphoneが更にイメージを拡げてくれます。

4.How Salty is the Ocean (Season1) (Shin-ichiro Mochizuki) 6:32
ゲストの市原ひかりさん(tp)と赤松さん(Vib)が参加。このアルバム中最も人口密度の高いこの曲も望月君の書下ろしです。「幽玄」「深遠」といった言葉を想起させる彼の2枚のリーダーアルバムを愛聴していた私的には、実は最初「(もっちー、こういう曲も書くんだ!)」とちょっと意外でもありましたが、懐が深い作曲家です。比較的静的イメージな曲の多いこのアルバムの中で、市原さんと赤松さんが彩りを与えてくれています。

5.Pioggia (Hitoshi Nakajima) 4:36
私中島初のオリジナル曲です。Pioggia(ピオッジャ)はイタリア語で「雨」。実は最初、霧の風景をイメージして作ったのですが、できてみたらしとしと降ってる感じだったのでこのタイトルとなりました。

6.Kagome (Manabu Hashimoto) 4:39
ドラム橋本さん書き下ろしの「かごめ」は、物語の展開を楽しめるまさに七変化的な楽曲です。”kiretto”でも橋本さんの曲を演奏しましたが、どの曲もストーリー性があって変化に富んでいて、ジャズでありがちな「ソリストの演奏ありきで曲は素材」的なパターンとはちがう、曲重視な想いが伝わってきます。

7.Consolation (Kenny Wheeler) 5:31
2014年に惜しくも他界したケニー・ホイラーの”Music For Large And Small Ensembles”に収録されているこの曲は、盟友ジョン・テイラー(私のフェイバリットピアニスト!)のトリオ作品でも取り上げられており、そちらはかなりアグレッシブな演奏になっていますが、本作ではゲストの市原ひかりさんにフリューゲルホーンで参加いただいて曲名の”Consolation”(慰め)に通じるような安らぎのサウンドとなりました。

8.Crown (Toshihiro Akamatsu) 5:17
赤松さんのオリジナル曲で、ご本人にもゲスト参加していただきました。優雅さを感じるコード進行に透明感のあるVibのサウンドがとてもマッチする素敵な曲です。

9.How Salty is the Ocean (Season2) (Shin-ichiro Mochizuki) 5:33
M-4のトリオバージョンです。この曲、実は最初トリオでの演奏を想定していたのですが、赤松さんのアレンジが加わってクインテットバージョンが出来ました。なので、どちらかというとこちらがSeason1かも?

なお、アルバムは自主制作ですが、流通は普通にしていますのでもし気になった方がいらしたら是非お手にとってみて頂けたら嬉しいです。また、ライブ会場でも販売していますので、お気軽にお声がけください。(ストリーミングサービスには未対応となっています)

ディスクユニオン

Tower Record

HMV

※上記以外の主な通販サイトや、全国のCDショップ等でお求めいただけます。
 (在庫が無い場合はお取り寄せになります)

…すみません、意図せず最後は宣伝になってしまいました!

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