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2022.5.20 『スマートな悪』戸谷洋志2 感想|荒木博行のbook cafe

技術がスマートな一般解を思考する分、カウンターとして、アートやカルチャーのような固有解があり、言葉にもならないフワフワしたシステムのようなものもあると思いました。

また、対人や対環境で言えば、現場で感じた感覚などでしか、スマートな機軸を持った運動に抗う言葉や経験を自ら備えることはできないんじゃないかと改めて思いました。

それと、最近、スマートの世界感に親和性のあるシステムやミニマムやモードという言葉が、人間の感情や心の状態さえ実装する(表現する)ような比喩としても違和感なく使われているような気がしていて、言葉の定義として曖昧なこと自体が面白いと感じます。

環境やスマートという言葉の定義をどの範囲までとするかの調節を自分の頭で行い、自己や集団、社会なども俯瞰できた時に、社会的ベクトルのようなものを私として、人間的にジャッジできるのかも。
つまり、機械の機能としてのスマートさに思考や行動まで動かされるのではなく、一度、冷静になってスマートを何に使うのか目的に立ち帰ろう。というメッセージと受け取りました。

衆愚化というあまり好きではない言葉もありますが、主権在民の国に生まれたならば、国の政治にも積極的に参加していきたいと思います。

そんな飛躍した感想まで持った放送でした。

放送へのリンク

※最近聴いていて、なんで聴きたいんだろうと思うが、
この放送と自分的にはリンクしている曲!

Baltimore|Prince

心の中の悪魔|くるり

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