見出し画像

杉並区の武器屋さん

 俺みたいな奴は、就職は愚か、バイトも出来やしない。
 だから自分の店を始める事にした。
 俺はスイカが好きだ。
 自分の好きな物なら仕事にできるはずだ。
 早速、スーパーや八百屋でスイカを買ってきて、自分のアパートの前で売り始めた。
 全然売れない。
 もうだめだ。
 3日頑張ったが、俺はスイカ屋を廃業した。

 次に俺は武器屋を始める事にした。
「ここは武器の店だ」
「さっそく装備するかい?」
そういう決まり文句だけを言ってればいい、楽な仕事だ。
 だが肝心の武器が無い。
 剣や槍は、日本だとどこで手に入る?
 どこにも売っていない。
 なら、商売敵がいないチャンスに満ちた業種という事だ!
 とりあえず俺は武器を自作する事にした。
 何枚も貼り合わせたカッターの刃、コンロで炙っては金槌で叩いて強くした包丁、じゃがいもの芽(猛毒)の粉……俺はかなりの商品を用意できた。
 すると隣のおじさんがやってきて、銃をくれた。
「スイカ屋の次は武器屋か。ならコレも置け」

【続く】

#逆噴射プラクティス #無職 #起業

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
14
やー。

こちらでもピックアップされています

逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集
逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集
  • 1858本

「逆噴射小説大賞」とは、ダイハードテイルズ出版局が主催し、社会派コラムニストの逆噴射聡一郎先生が審査員に加わる、コンテンポラリーで由緒あるパルプ小説大賞です。今回の本文文字制限は400文字以内です。しかしこれは「400文字以内で物語を完結すること」という意味ではなく「小説の冒頭部400文字で応募する」という意味です。つまり「この続きを読みたいと思わせる、最もエキサイティングなパルプ小説の冒頭400文字」を表現した作品が大賞を受賞し、その応募者は大賞の栄誉とともにCORONAビール1カートン(24本入り)を獲得できます。 応募要項:https://diehardtales.com/n/nfce422e0faef

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。