頭まで布団を被って

「最近はめっきり春めいてきた」みたいなことを言う記事をもういくつも書いてきたが、それらの日々にも増して今日は春っぽい雰囲気の日であった。

寒すぎず暖かすぎず、実に穏やかで人体に優しい気候である。
そのせいか、今日はもう一日中布団にくるまって過ごしていた。比較的早朝に起きたはずだが、二度寝三度寝と繰り返し、気がついたころには午後四時ごろになっていた。当然お腹が減っていたが、常備しているチョコレートに飴にゼリーにスナック菓子といった間食類が布団の横に転がっているため、それらをつまんで空腹を紛らしつつ、ほとんど布団から出ることなく生活できた。

くるまっている間はそれはもう至福の時間であった。「寝るのって気持ちいいな」というのを久しぶりに自覚したほどである。正直午後四時以降にも布団に潜っていたかったのだが、流石に空腹が誤魔化せなくなったので嫌々起きて、チキンラーメンを生でバリバリと食べた。非常にしょっぱい。が、湯を注いで待つのが面倒だったからこれでよいのだ。

常備している間食類も相当数を減らしてしまった。元より食べ物自体も少なくなってきていたので、「そろそろ買い物に出ないといけないな」などと思っていたのだ。しかしここのところは雨がちらつくことが多かったり、懲りずに夜更かししてゲームをしたしわ寄せが来ていたりで外出するのを渋っていた。
流石に明日あたりには外出しないと生活の質がガクンと下がる。米やらパスタやらがあるので毎食食べようと思えば全然可能なのだが、そういった簡単な自炊にも渋るような性格なので、開けてすぐに食べられるような食品をある程度用意しておかないとどうしても飯を抜いたりしてしまう。

明日は買い出しに行って、菓子パンなんかを買いそろえつつ、帰ったら自転車を漕ぐのに疲れているだろうからそのまま昼寝と洒落込もうじゃないか。
結局やっていることが今日とあんまり変わっていない気がするが、まぁ、布団の中は心地よいのでそれでいい。